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Interstage Application Server V13.0.0 セキュリティシステム運用ガイド
FUJITSU Software

2.5 Portable-ORBに関する対策

資源ファイルへの不正アクセス

Portable-ORBサービスでは、以下のような環境定義ファイルを保持しています。

注1) ファイルの格納先については、「運用ガイド(基本編)」の「バックアップ・リストア対象資源」を参照してください。


これらのファイルは悪意のある人(またはマシン)による不正アクセスという脅威にさらされる可能性があります。
これらのファイルを脅威にさらさないためには、そのファイルを一般ユーザからはアクセスできないようにするという対策があります。このために、それらのファイルに対して管理者権限をもつユーザ(Solaris/Linuxシステムではスーパユーザ、Windows(R)システムではAdministrator)のみがアクセス可能であるという設定をすることをお勧めします。


通信データについての注意

ネットワーク上の悪意のある人(またはマシン)が、正当にアクセスする権限を持つ人(またはマシン)とサーバとの間の通信データをのぞき見する脅威があります。
または、サーバとの間の通信データを改ざんし、それが正当なデータとしてやりとりされる脅威があります。
暗号化によるセキュリティ保護を行うため、SSL通信を使用することをお勧めします。
SSL通信については、「第14章 Portable-ORBでSSLを利用する方法」を参照ください。