資源ファイルへの不正アクセス
Portable-ORBサービスでは、以下のような環境定義ファイルを保持しています。
Portable-ORB環境定義情報ファイル(config) (注1)
ホスト情報ファイル(initial_hosts) (注1)
イニシャルサービスファイル(initial_services) (注1)
注1) ファイルの格納先については、「運用ガイド(基本編)」の「バックアップ・リストア対象資源」を参照してください。
これらのファイルは悪意のある人(またはマシン)による不正アクセスという脅威にさらされる可能性があります。
これらのファイルを脅威にさらさないためには、そのファイルを一般ユーザからはアクセスできないようにするという対策があります。このために、それらのファイルに対して管理者権限をもつユーザ(Solaris/Linuxシステムではスーパユーザ、Windows(R)システムではAdministrator)のみがアクセス可能であるという設定をすることをお勧めします。
通信データについての注意
ネットワーク上の悪意のある人(またはマシン)が、正当にアクセスする権限を持つ人(またはマシン)とサーバとの間の通信データをのぞき見する脅威があります。
または、サーバとの間の通信データを改ざんし、それが正当なデータとしてやりとりされる脅威があります。
暗号化によるセキュリティ保護を行うため、SSL通信を使用することをお勧めします。
SSL通信については、「第14章 Portable-ORBでSSLを利用する方法」を参照ください。