Javaアプリケーションが異常終了(プロセスが消滅)したときに、各OS上に用意されたクラッシュダンプやコアダンプを採取することにより、異常終了の原因を調査することができる場合があります。
Windows(R)上で異常を調査する場合に、以下のオプションを指定して、クラッシュダンプを採取します。
-XX:+CreateMinidumpOnCrash |
Windows(R) OSの種別によってデフォルトが異なります。
Windows(R) OSの種別 | ダンプ出力 |
---|---|
サーバー | あり |
クライアント | なし |
クラッシュダンプは、以下のファイル名で、Javaプロセスのカレントディレクトリに出力されます。
hs_err_pid***.dmp (***はプロセスID)
例
hs_err_pid1234.dmp
1234はプロセスIDです。
Solaris上でのコアダンプ採取のための注意事項を説明します。
コアダンプが出力されない場合の確認
コアダンプが出力されない場合の原因として、システムリソース等の問題がまず考えられます。カレントディレクトリの書込み権、ディスク容量、limit(1)コマンド結果を確認してください。
Linux上でのコアダンプ採取のための注意事項を説明します。
コアダンプが出力されない場合の確認
コアダンプが出力されない場合の原因として、システムリソース等の問題がまず考えられます。カレントディレクトリの書込み権、ディスク容量、limit(1)コマンド結果を確認してください。
ハード/オペレーティングシステムの出荷時、またはオペレーティングシステムのUpdate適用により、デフォルトではコアダンプの出力が設定されていない場合があります。以下を参照して、コアダンプが出力されるように設定してください。
コアダンプ出力の設定方法
コマンドでInterstageを起動させる場合
sh(bash)で"ulimit -c unlimited"コマンド実行後、Interstageを起動させます。クラスタ起動ユーザがInterstage起動ユーザと違う場合は、クラスタ起動前に"ulimit -c unlimited"コマンドを実行してから、クラスタを起動させます。
オペレーティングシステム起動時の自動起動でInterstageを起動する場合
unitファイルに以下の設定を追加してください。unitファイルでの定義方法については、"付録I RHEL7/RHEL8のunitファイルでの環境定義"を参照してください。
記載するセクション | 設定項目 | 設定値 |
---|---|---|
[Service] | LimitCORE | infinity |