ページの先頭行へ戻る
Enterprise Postgres 12 SP1 導入ガイド(サーバ編)
FUJITSU Software

2.1 前提基本ソフトウェア

FUJITSU Enterprise Postgresを使用するためには、以下に示す基本ソフトウェアのいずれかが必要です。

注意

PRIMECLUSTERと連携したフェイルオーバ運用を行う場合は、SLES 12は使用できません。

参考

  • RHEL7での運用には、以下の表に示すパッケージが必要です。

    パッケージ名

    備考

    alsa-lib

      

    audit-libs

      

    dstat

    並列検索を使用する場合に必要です。

    gdb

    FJQSSを実行するために必要です。

    glibc

      

    glibc.i686

      

    iputils

    Mirroring Controllerを利用する場合に必要です。  

    libicu

    照合サポートを提供します。
    50.xをインストールしてください。

    libgcc

      

    libmemcached

    Pgpool-IIを使用する場合に必要です。

    libselinux

    sepgsqlに必要です。

    libstdc++

      

    libtool-ltdl

    ODBCドライバを使用する場合に必要です。

    llvm

    実行時コンパイル(just-in-time compilation)を使用してSQLを実行するためにllvmのバージョン9.0.x、5.0.xのいずれかが必要です。

    libLLVM-9.so、libLLVM-5.soのいずれかを含むパッケージをインストールしてください。

    例えば、Application Streamsで公開されている“llvm-libs”のバージョン9.0.xには、libLLVM-9.soが含まれています。

    デフォルトでは、バージョン5.0.xを使用します。

    バージョン5.0.x以外のバージョンを使用する場合には、postgresql.confのjit_providerパラメータに、利用するバージョンを指定してください。

    例えば、バージョン9.0.xを使用する場合には、llvmjit-vsn9と指定してください。FUJITSU Enterprise Postgres 12では、デフォルトで実行時コンパイルを使用する設定になっています。実行時コンパイルを使用しない場合は、postgresql.confのjitパラメータをoffにしてください。jitパラメータをoffにした場合はllvmのインストールは不要です。

    jitパラメータをoffにせずllvmをインストールしないと、SQL実行時にエラーとなることがあります。実行時コンパイルの詳細は、“PostgreSQL Documentation”の“Just-in-Time Compilation (JIT)”を参照してください。

    ncurses-libs

      

    net-tools

      

    nss-softokn-freebl

      

    pam

    PAM認証を使用する場合に必要です。

    perl-libs

    PL/Perlを使用する場合に必要です。
    5.16をインストールしてください。

    python3

    Python 3言語に基づいたPL/Pythonを使用する場合に必要です。
    3.7.xをインストールしてください。

    redhat-lsb

      

    rsync

    Pgpool-IIを使用するために必要です。

    sysstat

    FJQSSを使用する場合に必要です。
    インストール後、sarコマンドのセットアップを行ってください。

    tcl

    PL/Tclを使用する場合に必要です。
    8.5をインストールしてください。

    unzip

      

    xz-libs

      

    zlib

      

  • RHEL8での運用には、以下の表に示すパッケージが必要です。

    パッケージ名

    備考

    alsa-lib

      

    audit-libs

      

    cyrus-sasl-lib

      

    gdb

    FJQSSを実行するために必要です。

    pcp-system-tools

    並列検索を使用する場合に必要です。

    glibc

      

    glibc.i686

      

    iputils

    Mirroring Controllerを利用する場合に必要です。  

    libnsl2

      

    libicu

    照合サポートを提供します。
    60.xをインストールしてください。

    libgcc

      

    libmemcached

    Pgpool-IIを使用する場合に必要です。

    libselinux

    sepgsqlに必要です。

    libstdc++

      

    libtool-ltdl

    ODBCドライバを使用する場合に必要です。

    llvm

    実行時コンパイル(just-in-time compilation)を使用してSQLを実行するためにllvmのバージョン9.0.x、8.0.x、7.0.xのいずれかが必要です。

    libLLVM-9.so、libLLVM-8.so、libLLVM-7.soのいずれかを含むパッケージをインストールしてください。

    例えば、Application Streamsで公開されている“llvm-libs”のバージョン9.0.xには、libLLVM-9.soが含まれています。

    デフォルトでは、バージョン8.0.xを使用します。

    バージョン8.0.x以外のバージョンを使用する場合には、postgresql.confのjit_providerパラメータに、利用するバージョンを指定してください。

    例えば、バージョン9.0.xを使用する場合には、llvmjit-vsn9と指定してください。FUJITSU Enterprise Postgres 12では、デフォルトで実行時コンパイルを使用する設定になっています。実行時コンパイルを使用しない場合は、postgresql.confのjitパラメータをoffにしてください。jitパラメータをoffにした場合はllvmのインストールは不要です。

    jitパラメータをoffにせずllvmをインストールしないと、SQL実行時にエラーとなることがあります。実行時コンパイルの詳細は、“PostgreSQL Documentation”の“Just-in-Time Compilation (JIT)”を参照してください。

    ncurses-libs

      

    net-tools

      

    nss-softokn-freebl

      

    pam

    PAM認証を使用する場合に必要です。

    perl-libs

    PL/Perlを使用する場合に必要です。
    5.26をインストールしてください。

    python3

    Python 3言語に基づいたPL/Pythonを使用する場合に必要です。
    3.7.xをインストールしてください。

    redhat-lsb

      

    rsync

    Pgpool-IIを使用するために必要です。

    sysstat

    FJQSSを使用する場合に必要です。
    インストール後、sarコマンドのセットアップを行ってください。

    tcl

    PL/Tclを使用する場合に必要です。
    8.6をインストールしてください。

    unzip

      

    xz-libs

      

    zlib

      

  • SLES 12での運用には、以下の表に示すパッケージが必要です。

    パッケージ名

    備考

    alsa-lib

      

    audit-libs

      

    dstat

    並列検索を使用する場合に必要です。

    gdb

    FJQSSを実行するために必要です。

    glibc

      

    glibc-32bit

      

    iputils

    Mirroring Controllerを利用する場合に必要です。  

    JRE 8

    インストーラ、データベース多重化機能およびWebAdminを使用する場合に必要です。
    以下のJREが使用可能です。

    • OracleのJRE

      64ビット版のupdate31以降を使用してください。

    • Java TCK(Technology Compatibility Kit)を通過したOpenJDK

    libicu

    照合サポートを提供します。
    52をインストールしてください。

    libgcc

      

    libmemcached

    Pgpool-IIを使用する場合に必要です。

    libstdc++

      

    libtool-ltdl

    ODBCドライバを使用する場合に必要です。

    llvm

    実行時コンパイル(just-in-time compilation)を使用してSQLを実行するためにllvmのバージョン7.0.x、5.0.xのいずれかが必要です。libLLVM.so.7、libLLVM-5.0.xのいずれかを含むパッケージをインストールし、libLLVM.so.7、libLLVM-5.0.xのいずれかが配置されているディレクトリを環境変数LD_LIBRARY_PATHに追加してください。例えば、SLES12-SP5-Updatesで公開されている“libLLVM7”には、libLLVM.so.7が含まれています。

    デフォルトでは、バージョン5.0.xを使用します。

    バージョン5.0.x以外のバージョンを使用する場合には、postgresql.confのjit_providerパラメータに、利用するバージョンを指定してください。

    例えば、バージョン7.0.xを使用する場合には、llvmjit-vsn7と指定してください。FUJITSU Enterprise Postgres 12では、デフォルトで実行時コンパイルを使用する設定になっています。実行時コンパイルを使用しない場合は、postgresql.confのjitパラメータをoffにしてください。jitパラメータをoffにした場合はllvmのインストールは不要です。

    jitパラメータをoffにせずllvmをインストールしないと、SQL実行時にエラーとなることがあります。実行時コンパイルの詳細は、“PostgreSQL Documentation”の“Just-in-Time Compilation (JIT)”を参照してください。

    ncurses-libs

      

    net-tools

      

    nss-softokn-freebl

      

    pam

    PAM認証を使用する場合に必要です。

    perl-libs

    PL/Perlを使用する場合に必要です。
    5.16をインストールしてください。

    python3

    Python 3言語に基づいたPL/Pythonを使用する場合に必要です。
    3.7.xをインストールしてください。

    rsync

    Pgpool-IIを使用するために必要です。

    sysstat

    FJQSSを使用する場合に必要です。
    インストール後、sarコマンドのセットアップを行ってください。

    tcl

    PL/Tclを使用する場合に必要です。
    8.6をインストールしてください。

    unzip

      

    xz-libs

      

    zlib