待機センタモードのフェイルオーバは、スタンバイサーバをプライマリ候補サーバに切り替えると同時に、スタンバイサーバのストリーミングレプリケーションの接続先を、待機センタのプライマリ候補サーバから運用センタのプライマリサーバに自動的に切り替えます。待機センタでは運用センタからの最新のトランザクションログを継続して受信することができるため、運用センタ被災により業務が継続できなくなった場合には、待機センタでデータの最新性を維持した状態で待機センタでの業務の引き継ぎが可能です。
プライマリ候補サーバの自動切り替えは、待機センタでデータベース多重化機能を利用する場合のみ使用できます。
ポイント
プライマリ候補サーバの自動切り替えでは、待機センタのプライマリ候補サーバおよびスタンバイサーバのレプリケーションの接続先の設定を自動的に変更します。そのため、待機センタでの切り替えおよび組み込みの操作では、手動による接続先の変更は不要です。プライマリ候補サーバの自動切り替えでの接続先の変更内容は以下のとおりです。
新プライマリ候補サーバの接続先
待機センタの新スタンバイサーバ(旧プライマリ候補サーバ)から運用センタのプライマリサーバに変更します。
新スタンバイサーバの接続先
運用センタのプライマリサーバから待機センタの新プライマリ候補サーバ(旧スタンバイサーバ)に変更します。