データベースサーバのOSの起動・停止に合わせて、多重化したインスタンスとMirroring Controllerを自動的に起動・停止することができます。
ただし、プライマリサーバのOSを停止する場合には、不必要な自動切り替えやエラーが発生しないように、スタンバイサーバのOSから停止することが必要です。
注意
プライマリサーバとスタンバイサーバのMirroring Controllerの起動順序は保証しません。プライマリサーバの起動を確認したあとに、スタンバイサーバの起動を順次行って起動順序を保証してください。
また、データベースサーバのMirroring Controllerプロセスと裁定サーバのMirroring Controller裁定プロセスの起動順序は保証しません。裁定サーバを最初に起動できない場合には、mc_ctlコマンドのstartモードに--async-connect-arbiterオプションを指定して実行し、Mirroring Controllerプロセスを起動してください。
Mirroring ControllerのWindowsサービスの設定により、自動起動・停止を行うことができます。
Mirroring Controllerがインスタンスを起動・停止するため、設定は不要です。
注意
多重化したインスタンスのWindowsサービスは、自動起動を行う設定にしないでください。
“2.4.1 プライマリサーバのデータベース多重化運用のセットアップ”および“2.5.1 スタンバイサーバのデータベース多重化運用のセットアップ”において、WindowsサービスへMirroring Controllerを登録する際に、mc_ctlコマンドのregisterモードの-Sオプションに“auto”を指定します。
例)
> mc_ctl register -M D:\mcdir\inst1 -P ******** -S auto
sc configコマンドにより、Mirroring ControllerのWindowsサービスの設定を変更します。
例) 登録サービス名が“Mirroring_Controller_inst1”の実行例を以下に示します。
> sc config "Mirroring_Controller_inst1" start= auto
参照
設定方法の詳細は、scコマンドのヘルプなどのドキュメントを参照してください。
参考
Windowsサービスの画面表示またはsc qcコマンドを使用して、登録状態を確認することができます。