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Big Data Integration ServerV1.3.0 EDI連携編ユーザーズガイド
FUJITSU Software

2.4.1 データ格納準備API

2.4.1.1 概要

データの格納場所を生成する際に用いるWeb APIです。

データ基盤にアップロードするデータに発送元拠点コード・発送先拠点コードなどのメタデータを付与するために格納先を生成します。

メタデータの有効が確認され、格納場所の生成が正常に終了した際には格納場所と紐づいた有効期限付きのデータIDとその有効期限が返却されます。

確保した格納場所はデータIDの有効期限内にデータが格納されなかった場合、破棄されます。

図2.1 データ格納準備APIの呼び出し関係

作成した伝票データIDが既存のIDと重複していないか確認し、重複していた場合は再度伝票データIDを作成します。重複したIDがないことを確認できるまで繰り返します。

メタデータと検索用パラメータをデータベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)に登録します。

2.4.1.2 リクエスト設計

2.4.1.2.1 リクエストフォーマット

項目

備考

APIエンドポイント (相対URI)

/upload

HTTPメソッド

POST

HTTPリクエストヘッダ

Content-Type

application/json

Authorization

Bearer  {token}

今版では使用できません

HTTPリクエストボディ

data_type

必須

データ種別識別子

10:出荷予定データ

20:出荷確定データ

src_location_code

必須

発送元拠点コード

GLN:国際標準の企業、事業所コード

dst_location_code

必須

発送先拠点コード

例)
curl -i -s http://<開発実行環境サーバのIPアドレス>:<ポート番号(注)>/upload -H "Content-Type:application/json" -d "{\"data_type\":\"20\",\"src_location_code\":\"0010\",\"dst_location_code\":\"0020\"}"
注)インベントリファイルのapi_tomcat_portに設定した値を指定

2.4.1.3 レスポンス設計

2.4.1.3.1 レスポンスフォーマット

項目

備考

HTTPステータス

int(3桁)

正常時200、異常時は後述

Locationヘッダ

Location

リソース作成先URI

正常時、リソース作成場所を表示

HTTPレスポンスヘッダ

Content-Type

application/json;charset=UTF-8

Transfer-Encoding

符号化方式

Date

日付

HTTPレスポンスボディ

ticket_id

伝票データID

20桁

deadline_date

有効期限日時 (JST)

YYYYmmddHHMMSS形式

メタデータ格納時点から設定ファイルに記載された有効時間を追加した時間

例)
HTTP/1.1 200
Location: /database/dbtech
Content-Type: application/json;charset=UTF-8
Transfer-Encoding: chunked
Date: Wed, 09 Jun 2021 04:39:03 GMT

{"ticket_id":"05974539295586651223","deadline_date":"20210609135403"}
2.4.1.3.2 HTTPステータスコード

HTTPステータスコード

メッセージ

利用場面

200

OK

リクエストの処理に成功した

400

Bad Request

リクエスト違反(必須項目が空など)や他の400番台が適さない

401

Unauthorized

認証されていない、または認証に失敗した

403

Forbidden

認証以外の理由でリソースへアクセスできない

404

Not Found

サーバーがリクエストされたリソースを発見できない

405

Method Not Allowed

指定以外のHTTPメソッドを指定された

408

Request Time-out

リクエストがタイムアウトした

413

Request to large

リクエストボディが大きすぎる

500

Internal Server Error

APIで障害が発生した

503

Service Unavailable

APIが一時的に処理を行うことができない

2.4.1.4 メッセージボディ

HTTPステータスコード

メッセージボディ

200

リクエストが成功してリソースの作成が完了したことをHTTPステータスで、作成されたリソースの作成場所をロケーションヘッダで表示

400/500番台

エラーコードと説明文を表示

2.4.1.5 エラーメッセージ

形式

分類

内容

code

エラーの詳細な種類(HTTPステータスコードではない)

message

エラーメッセージ本文

例)
HTTP/1.1 400
Content-Type: application/json;charset=UTF-8
Transfer-Encoding: chunked
Date: Tue, 08 Jun 2021 16:20:24 GMT
Connection: close

{"error_codes":[{"code":"103","message":"Invalid dst location code."}]}

エラーリスト

HTTPステータスコード

エラーコード

内容

400

001

リクエストボディの形式が誤っている(JSON形式でない)

400

002

データ種別識別子の値が設定されていない

400

003

発送元拠点コードの値が設定されていない

400

004

発送先拠点コードの値が設定されていない

400

101

データ種別識別子の値が不正である

400

102

発送元拠点コードの値が不正である

400

103

発送先拠点コードの値が不正である

401

201

認証用トークンによる認証に失敗した

403

202

アクセスが許可されていないユーザーのアクセスによる認可エラー

405

206

指定以外のHTTPメソッドを指定された

408

204

データへのアクセスがタイムアウトした

413

205

リクエストボディのサイズが上限値を超えた

500

301

予期せぬエラーが発生した

503

303

API側の不具合によるエラー

2.4.1.6 キャッシュ

POSTメソッドを用いるため無効

2.4.1.7 注意事項