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Enterprise Service Development Platform V1.2.0 運用ガイド(FJCS仕様)
FUJITSU Software

13.1 概要

 

本章では、修正パッチの適用方法について説明します。修正内容の詳細は、修正情報ファイルを参照してください。なお、修正ではオープンソースのバージョンアップを含みます。

修正パッチに関する情報を表に示します。

修正パッチ 適用前の識別番号 適用後の識別番号
F1013-2021-001 1.2.0 1.2.0-patch01

修正パッチの適用方法は2通りあります。

  • 修正パッチを取り込んだ製品を新規でインストールする方法

  • インストール済みの環境に修正パッチを適用する方法

新規でインストールする場合、修正パッチの媒体を使用してインストールを実施してください。インストールの手順は「インストールガイド(FJCS)」を参照してください。 その際、「インストールガイド(FJCS)」-「インストール手順」に記載されている<識別番号>は、上記の表を参照し、適用する修正パッチの"適用後の識別番号"の値を指定してください。

インストール済みの環境に修正パッチを適用する場合、以降の説明に従い手順を実施してください。その際、本文中に出てくる<適用前の識別番号>と<適用後の識別番号>は、 上記の表を参照し、適用する修正パッチの"適用前の識別番号"、"適用後の識別番号"の値をそれぞれ指定してください。

なお、インストール済みの環境に修正パッチを適用することを「更新」と表現します。また、更新前の状態に戻すことを「切り戻し」と表現します。

Dockerの更新について

ESDPで利用するDockerには以下の2種類があります。

  1. docker-ce

  2. OSが提供するDocker

docker-ceはESDPが提供するもので、以下の条件に当てはまる場合に利用しています。

  • 更新ツールによりV1.1からV1.2に更新した場合、かつ

  • CentOSを使用している場合

それ以外の場合は、OSが提供するDockerを利用しています。以降では1の更新手順について説明します。2については、提供元の更新手順に従って更新してください。

なお、docker-ceを使用しているか確認するには、以下のコマンドを実行します。

# docker version --format '{{ .Server.Platform.Name }}'

コマンドを実行した結果、「Docker Engine - Community」と表示されている場合はdocker-ceを使用しています。