Helmの更新・切り戻し

Helm更新手順

Helm更新では以下の事項が前提となります。

Ingress Controllerの更新が完了していること
Log ManagementおよびMetrics Managementをインストールしている場合、更新が完了していること

Ansibleサーバーで以下の手順を実施することにより、Helmを更新します。

管理者権限への変更
```
$ sudo su
```
Automation Managerコンテナにログイン
```
# docker exec -ti stagehand /bin/bash
```
「更新ツールの実行準備」の[更新時]の手順を実施する。

Helmの更新

# cd /data/playbook
# ansible-playbook -i inventories/<環境識別子>/hosts play_update_helm.yml

【正常終了時】

正常終了時は下記のようにunreachable=0, failed=0となり、XX、YYは任意の整数が記載されています。

PLAY RECAP *********************************************************************
127.0.0.1                  : ok=XX  changed=YY  unreachable=0    failed=0

【異常終了時】

異常終了時は下記のようにunreachable, failedのAAおよびBBは任意の整数が記載されています。

PLAY RECAP *********************************************************************
  127.0.0.1                  : ok=XX  changed=YY  unreachable=AA    failed=BB

注意

Helm更新後は、旧バージョンのHelmの資産がContainer Managementに残存している状態となっています。すべての更新が正しく完了した後に、後述の旧バージョン資産の削除手順を実施してください。

なお旧バージョンの資産は、Ingress Controller、Log Management、Metrics Managementの切り戻しに必要です。切り戻しの必要性がないと確認後に削除手順を実施してください。

Helm切り戻し手順

Helm切り戻しでは以下の事項が前提となります。

Helmの更新が完了していること。

Ansibleサーバーで以下の手順を実施することにより、Helmの更新を切り戻します。

後述する「旧バージョンのHelm資産の削除手順」実施後は本手順を実施することはできません。

管理者権限への変更
```
$ sudo su
```
Automation Managerコンテナにログイン
```
# docker exec -ti stagehand /bin/bash
```
「更新ツールの実行準備」の[切り戻し時]の手順を実施する。

Helmの切り戻し

# cd /data/playbook
# ansible-playbook -i inventories/<環境識別子>/hosts play_backout_helm.yml