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Enterprise Service Development Platform V1.2.0 インストールガイド(FJCS仕様)
FUJITSU Software

5.1 前提条件と移行前の作業

前提条件

本手順ではV1.1以前からご利用いただいていた環境をFJCS仕様と記載し、またV1.2以降で提供されたマルチクラウド環境に対応したマルチクラウド仕様と記載します。

本手順を実施することで、FJCS仕様からマルチクラウド仕様へデータを移行することができます。

移行時の前提条件は以下です。

  • 移行元環境が、移行先のマルチクラウド仕様の環境と同一のバージョンに更新が完了していること
  • 移行先のマルチクラウド仕様のインストールが完了していること
  • 移行中の機能は機能の使用を停止していること(移行中に使用した場合、移行中に利用したデータは移行されません。)
  • データの移行を行わない機能については、手順の実施は不要です。
  • Automation Managerは移行することができません。必要に応じてAutomation Managerで個別に設定を変更していた内容については、マルチクラウド仕様のインストール時または移行完了後に再設定を行ってください。
  • 本手順のみでは各OSSへの個別の設定やプラグイン等は移行されない場合があります。必要に応じて別途移行、再設定を行ってください。

移行前の作業

移行時の手順の中でバックアップは実施しますが、不測のデータロストに備えて、サーバやディスクのスナップショット等での事前のバックアップ実施を推奨します。

移行中の注意事項

移行時の手順の中でデータベースをリストアします。リストア時の出力で、エラーが出力される場合がありますが、移行元と移行先の仕様差異によるもので無視できるものも含まれます。移行が正常に完了したかどうかは、移行先環境を確認の上判断してください。