ページの先頭行へ戻る
Enterprise Service Development Platform V1.2.0 トラブルシューティング集
FUJITSU Software

1.9 Kubernetes nodeサーバーの状態がNot ReadyとReadyを行き来します

■事象

PodがOOM Killed状態になった場合、Kubernetes nodeサーバーの状態がNot ReadyとReadyを行き来する場合があります。

■原因

OSによるPodのOOM Killedが発生すると、OSの動作が不安定になる場合があります。それに伴い、Kubernetes nodeサーバーの状態がNot ReadyとReadyを行き来する状態になります。

■対処方法

  • OOM Killedが発生したことでOSの動作が不安定になった場合は、OSのサポートにお問い合わせください。
  • 事象が発生しているKubernetes nodeサーバーのVMを再起動することで、事象が解消する場合があります。
  • コンテナが使用するメモリの使用量に制限を設けている場合、コンテナが制限値以上のメモリを使用してしまうと、OOM Killedが発生します。そのため、Kubernetesのマニフェストにspec.containers[].resources.limits.memoryを設定する場合は、コンテナが使用するメモリを見積もった上で、OOM Killedが発生しないように余裕のある値を設定してください。
  • Kubernetesのマニフェストにspec.containers[].resources.limits.memoryを設定していない場合でも、Kubernetes nodeサーバーのメモリが逼迫するとOOM Killedが発生する可能性があります。Kubernetes nodeサーバーの残メモリ量は余裕を持たせるようにしてください。