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Enterprise Service Development Platform V1.2.0 トラブルシューティング集
FUJITSU Software

3.2 採取した調査資料から正常性を確認する

採取した調査資料から正常性を確認する

  • Kubernetesの状態確認

    <出力先ディレクトリ>/collectinfo/<スクリプト実行日時>/k8s_master_<ホスト名またはIPアドレス>/component/describe-node.txtを参照します。

    Kubernetes masterおよびnodeの状態が保存されています。Conditionsに現在の状態が記載されているため、正常か確認します。

    またConditionsの状態が変わることになった要因はイベントとして、Eventsに記載されています。

    異常がみられる場合、合わせて以下を確認します。

    • <出力先ディレクトリ>/collectinfo/<スクリプト実行日時>/k8s_master_<ホスト名またはIPアドレス>

    • <出力先ディレクトリ>/collectinfo/<スクリプト実行日時>/k8s_node_<ホスト名またはIPアドレス>

    それぞれのディレクトリに存在するkubernetes/systemctl-kubelet.txtやdocker/systemctl-docker.txtでkubeletおよびdockerに異常がないか確認し、

    異常がみられる場合は、kubernetes/journalctl-kubelet.txtやdocker/journalctl-docker.txtで原因を確認します。

  • KubernetesのPodとして動作するコンポーネント、アプリケーションの確認

    <出力先ディレクトリ>/collectinfo/<スクリプト実行日時>/k8s_master_<ホスト名またはIPアドレス>/component/get-pod.txtを確認します。

    STATUSがRunningまたはCompletedであれば、正常に動作しています。

    異常がみられる場合は、<出力先ディレクトリ>/collectinfo/<スクリプト実行日時>/k8s_master_<ホスト名またはIPアドレス>/component/describe-pod.txtおよび

    <出力先ディレクトリ>/collectinfo/<スクリプト実行日時>/k8s_master_<ホスト名またはIPアドレス>/component/<Pod名>_logs.txtを参照し、原因調査をします。

  • dockerコンテナとして動作するコンポーネントの確認

    API Proxy(FJCS仕様のみ資料採取)やGitLab Runner(マルチクラウド仕様のみ資料採取)はdockerコンテナとして動作します。

    これらのコンポーネントの確認は、それぞれ<出力先ディレクトリ>/collectinfo/<スクリプト実行日時>/api_proxy_XX_<ホスト名またはIPアドレス>/componentおよび<出力先ディレクトリ>/collectinfo/<スクリプト実行日時>/gitlab_runner_<ホスト名またはIPアドレス>/componentにコンポーネントの状態、ログが収集されているため確認します。

    異常がみられる場合は、ログを参照し、原因調査します。

インストールしているOSSのバージョンの確認

本製品がインストールされている環境のOSSのバージョンを確認します。

<出力先ディレクトリ>/collectinfo/<スクリプト実行日時>/install/version.ymlを参照してください。

ご利用いただいている製品バージョンでインストールされるOSSのバージョンは、ソフトウェア説明書で確認することができます。上記で確認したバージョンと一致しているか確認してください。