下記の手順でユーザーを削除します。
Kubernetes masterサーバーにログインします。詳細は、「第2章 共通の操作」を参照してください。
RFC2849 (June. 2000)で定義されたLDIFファイル形式で、削除するユーザーのIDを指定します。 ファイル名は任意ですが、以降はカレントディレクトリにdelete_users.ldifという名前で作成したとして説明します。
uid=<ユーザーID>,ou=People,dc=esdp,dc=fujitsu,dc=com
例
delete_users.ldifに複数のユーザーを指定することもできます。fujitsu.taroとfujitsu.hanakoを削除する場合は下記のように指定します。
uid=fujitsu.taro,ou=People,dc=esdp,dc=fujitsu,dc=com uid=fujitsu.hanako,ou=People,dc=esdp,dc=fujitsu,dc=com
下記のコマンドを実行して、Pod名を確認します。
$ kubectl get pods --namespace fj-esdp-system | grep fj-openldap
下記のコマンドを実行して、Pod内にdelete_users.ldifファイルをコピーします。
$ kubectl cp --namespace fj-esdp-system delete_users.ldif <Pod名>:delete_users.ldif
注意
Pod内にコピーしたファイルはPodの再作成をすると削除されます。
下記のコマンドを実行して、統合ユーザー管理のコンテナ内に入ります。
$ kubectl exec -it --namespace fj-esdp-system <Pod名> -- /bin/bash
下記のコマンドを実行します。実行時に統合ユーザー管理の管理者パスワードを要求されるので入力してください。
# ldapdelete -x -D "cn=admin,ou=People,dc=esdp,dc=fujitsu,dc=com" -W -f delete_users.ldif
