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Enterprise Service Development Platform V1.2.0 運用ガイド
FUJITSU Software

4.5.1 コンテナ用永続ストレージの概要

コンテナ用永続ストレージは、コンテナ上のデータを永続化するための機能です。

コンテナ用永続ストレージではデータ保管先としてNFSやiSCSIなどのストレージを利用することができます。

以降では、NFSサーバーを使ったコンテナ用永続ストレージの利用方法について説明します。

NFSサーバーを利用したコンテナ用永続ストレージの使用方法

コンテナ用永続ストレージを使うためにはContainer Management上でPersistentVolumeおよびPersistentVolumeClaimというリソースを操作します。

PersistentVolume(PV)
Kubernetesクラスタ内のPodが利用可能な永続ストレージを定義するKubernetesのリソースです。 永続ストレージのサイズ、アクセスモードおよびNFSサーバーの公開ディレクトリ等を指定します。
PersistentVolumeClaim(PVC)

Podが必要とするPersistentVolumeを要求するためのリソースです。

必要なPersistentVolumeのサイズやアクセスモード等を指定します。

要求を満たすPersistentVolumeが存在すると、

PersitentVolumeClaimはPersistentVolumeにバインドされます。

PVとPVC

参照

PersistentVolumeとPersistentVolumeClaimの詳細については、Kubernetesの公式ドキュメントを参照してください。

コンテナ用永続ストレージの利用方法

コンテナ上のデータを永続化するためには、以下の作業が必要です。

  • PersistentVolumeの作成
  • PersistentVolumeClaimの作成(「操作ガイド」の「PersistentVolumeClaimの作成」を参照してください。)
  • コンテナ用永続ストレージを利用するPodの配備(「操作ガイド」の「コンテナ用永続ストレージを利用するPodの配備 」を参照してください。)