インストール前のセットアップ

Kubernetes masterサーバーにログインして、管理者権限に変更します。

$ sudo su -

sudoが使えない場合は、以下を実行してください。

$ su -

インストール資材を格納するディレクトリを作成します。

# mkdir -p /var/FJSGHD

Kubernetes masterサーバーにDVDを挿入し、DVDの枚数分、それぞれ異なるディレクトリにマウントしてください。 DVDを挿入できない場合、DVDのISOイメージをKubernetes masterサーバーにコピーしてマウントしてください。以下はISOイメージをマウントする際の例です。

# mount -t iso9660 <ISOイメージのファイルパス> <マウントポイント>

各マウントポイントからインストール資材をコピーします。DVDの枚数分だけ実施してください。

# cd /var/FJSGHD
# cp -rf <マウントポイント>/* ./

ディレクトリの権限と所有者を変更します。ログインユーザー名にはKubernetes masterサーバーにログインしているユーザー名を指定します。

# chmod 755 -R /var/FJSGHD
# chown -R <ログインユーザー名>:<ログインユーザー名> /var/FJSGHD/

管理者権限から通常のユーザーに変更します。

# exit

/var/FJSGHD/inventories/hostsファイルに、下記のようにKubernetes masterサーバーおよびKubernetes nodeサーバーのIPアドレスを追記します。

[k8s_master]
<Kubernetes masterサーバーのIPアドレス>

[k8s_node]
<Kubernetes nodeサーバーのIPアドレス>

[gitlab_runner]
<GitLab RunnerサーバーのIPアドレス>

/var/FJSGHD/inventories/group_vars/all/vars.ymlファイルにサーバー接続のためにログインユーザー名、キーペアの絶対パス、Kubernetes masterサーバーおよびKubernetes nodeサーバーのIPアドレスを指定します。

ansible_ssh_user: <ログインユーザー名>
ansible_ssh_private_key_file: <キーペアファイルの絶対パス>
k8s_master_server: <Kubernetes masterサーバーのIPアドレス>
k8s_node_server: <Kubernetes nodeサーバーのIPアドレス>

/var/FJSGHD/inventories/host_vars/配下に下記のようなファイルを作成します。

<Kubernetes masterサーバーのIPアドレス>.yml

k8s_kubelet_extra_args_node_ip: "<Kubernetes masterサーバーのIPアドレス>"

<Kubernetes nodeサーバーのIPアドレス>.yml

k8s_kubelet_extra_args_node_ip: "<Kubernetes nodeサーバーのIPアドレス>"

カレントディレクトリをインストールコマンドを実行するディレクトリに変更します。

$ cd /var/FJSGHD/playbook

2.1.1 インストール前のセットアップ