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Enterprise Service Development Platform V1.2.0 設計ガイド
FUJITSU Software

1.1 標準のリソース構成

本製品は、本製品の全機能を利用する最小構成として、サーバー3台で導入することができます。 可用性や性能を求める本番環境へ導入する場合は、サーバー台数を拡張して導入することも可能です。nodeサーバーを複数台数で運用する場合は、別途NFSサーバー等の外部ストレージが必要になります。 最小構成で導入する場合は、下図に示す同一ネットワーク上に接続されたmasterサーバー用、 nodeサーバー用およびGitLab Runner用の計3台のサーバーを用意します。 なお、CI ManagementのCIパイプライン機能がご利用いただけなくなりますが、GitLab Runnerサーバーを使用せず、サーバー2台で導入することも可能です。

以下は、最小構成で導入した場合の例です。

システム構成図

以下は、各サーバーについての説明です。

Kubernetes masterサーバー

機能 説明
Container Management nodeの管理やコンテナをスケジューリングする機能等が動作します。

Kubernetes nodeサーバー

機能 説明
Container Management Kubernetes node スケジューリングされたコンテナが動作します。Monitoringをインストールすることで、Metrics Management(Prometheus, Grafana)やLog Management(Elasticsearch, Fluentd, Kibana)が動作します。そのため、Monitoringのインストール時は、Monitoringで使用するメモリも含めて十分なメモリであることを確認してください。
CI Management GitLab ソース管理・成果物管理(GitLab)が動作します。
Redmine プロジェクト管理基盤(Redmine)が動作します。
Mattermost コミュニケーションツール(Mattermost)が動作します。
SonarQube ソースコード静的解析(SonarQube)が動作します。
Metrics Management Prometheus リソース監視(Prometheus)が動作します。
Grafana データの可視化(Grafana)が動作します。
Log Management Fluentd ログ収集(Fluentd)が動作します。
Elasticsearch ログ・データの検索(Elasticsearch)が動作します。
Kibana ログの可視化(Kibana)が動作します。
Integration Management 統合ユーザー管理 統合ユーザー管理が動作します。

GitLab Runnerサーバー

機能 説明
CI Management GitLab Runner CIパイプライン(GitLab Runner)が動作します。