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Interstage List Creator V11.0.0 PDF変換機能編
FUJITSU Software

1.1.10 PDFメール配信

PDF変換機能を使って出力したPDFファイルを、電子メールの添付ファイルとして送信することができます。

PDFメール配信では、基本的な電子メールの機能を使用したメール配信が可能なため、以下のようなことができます。

また、以下の機能を使用して、セキュアにPDFファイルを配信できます。

証明書を使用したPDFメール配信

証明書を使用して、電子メールの暗号化や電子署名を添付したPDFメール配信ができます。これにより、インターネット環境におけるPDFメール配信の安全性を高めることができます。

証明書を発行するには認証局(証明書発行局)が必要です。List Creatorでは、以下で発行された証明書をサポートしています。

なお、上記以外の場合、X.509またはRFC2459に準拠していれば扱うことができますが、証明書の入手環境からPDFメール閲覧環境までの動作確認を行った上で使用してください。

ポイント

  • 【Solaris版】のみサポートしています。

  • List Creatorでは、CRL(無効証明リスト)の運用は行えません。

  • List Creatorでは、Oracleを使用した証明書管理環境は使用できません。

SMTP認証

SMTP認証は、認証が必要なSMTPサーバを使用したPDFメール配信を可能にします。対応する認証方法を以下に示します。

SMTPサーバ認証を有効にするには、PDFメール環境設定ファイルで以下のキーワードを設定します。

また、認証に使用するユーザIDとパスワードは、以下で設定します。

ユーザID

PDFメール環境設定ファイルのキーワード「MLF_SMTPAuthUser」

パスワード

lcmlfsetpasswdコマンド

認証に使用するパスワードはコマンドで暗号化し、ファイルで保管します。


セキュアにPDFファイルを配信する方法については、以下を参照してください。
2.1.5 セキュアなメール配信を行う

その他のPDFメール配信の詳細な機能については、以下を参照してください。
2.2.6 PDFメール配信情報ファイル/PDFメール環境設定ファイルの指定方法

以下に、PDFメール配信の流れを示します。

図1.5 PDFメール配信の流れ

ポイント

PDFメール配信は10多重以上の同時実行は行えません。