ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V12.5.0 Mirroring Controllerセットアップガイド
FUJITSU Software

1.2.5 データベースサーバの設計

データベースサーバの設計について説明します。

1.2.5.1 データベースの二重化対象資源

DBミラーリングシステムで利用が可能なデータベースの資源の詳細は“E.1 サポート対象資源”を参照してください。

1.2.5.2 システムの監視方法の決定

DBミラーリングシステムは、正系ノードのデータベースに異常が発生した場合、副系ノードを正系ノードに昇格させることで利用者業務を継続します。
利用者業務の継続を行うにあたり、運用ポリシーを策定し、業務要件に合ったデータベースの監視方法およびノード切替えの方法を設計する必要があります。

システムの監視およびノード切替えの方法として、以下の2種類があります。

システム異常が発生した際の監視方法の設定は、DBミラーリング動作環境ファイルで定義することができます。

システムの監視方法の概要を、以下に示します。

表1.5 監視方法の概要

監視対象

監視方法

Symfoware Serverのダウン有無

DBミラーリングシステムをセットアップすると、自動的に監視します。
Symfoware Serverのダウンを検知すると、自動ノード切替えを行います。

Symfoware Serverの無応答

DBミラーリング動作環境ファイルのデータベースの無応答監視の設定で、監視の有無、監視時間間隔、および監視方法(自動ノード切替え、またはメッセージ出力)を指定することができます。
省略時は監視なしです。

  • Symfoware Serverのシステム環境の異常(テンポラリログファイル、RDBディクショナリなど)

  • データベースの異常
    (表、インデックスなど)

以下の2通りの方法があります。

  • Symfoware Serverのメッセージ監視で、異常検知した場合に利用者判断でノード切替えを行います。

  • DBミラーリング動作環境ファイルのデータベースの閉塞の監視設定で、異常検知時に自動ノード切替えを行うように指定できます。

  • ノード間の通信異常

  • OSのダウンおよびスローダウン

DBミラーリング動作環境ファイルのノード間の監視設定で、監視の有無と監視時間間隔を指定することが可能です。
監視ありの指定の場合、ノード間の送受信動作において異常検知したときにメッセージを出力します。
省略時は監視ありです。

ポイント

DBミラーリングシステムでは、監視対象の異常を検知すると正系ノードのデータベースを停止させるとともに、副系ノードのデータベースを正系に昇格させて、業務継続を可能とします。

参照