リソース管理プログラムをOTSシステムが動作するホストと別ホスト上で動作させる場合の環境設定について説明します。
ネーミングサービスを共有させる場合(推奨)
リソース管理プログラムが動作するホストで、Interstage動作環境定義に以下を指定します。
NS USE=remote NS Host Name=利用するネーミングサービスが動作するホスト名 NS Port Number=利用するネーミングサービスのPort番号
リソース管理プログラムが動作するホストで、isinit コマンドにてtype3を選択して初期化します。
リソース管理プログラムが動作するホストで、isstartコマンドにてInterstageを起動します(OTSシステムは起動されません)。
リソース管理プログラムが動作するホストで、netコマンドなどを使用して「ObjectTransactionService」サービスを起動します。
例
net start ObjectTransactionService
OTSシステムが動作するホストで、isstartコマンドにてOTSシステムを起動します。 (注1)
リソース管理プログラムが動作するホストで、セットアップ情報ファイルに以下を指定します。
MODE=RMP (注2)
リソース管理プログラムが動作するホストで、otssetupコマンドにて初期化します。
リソース管理プログラムが動作するホストで、otsstartrscコマンドにてリソース管理プログラムを起動します。
注1) OTSシステムがローカル以外のネーミングサービスを利用する場合は、リソース管理プログラム同様にInterstage動作環境定義に利用するネーミングサービスを設定してInterstageを初期化する必要があります。詳細については、「5.3.2.4 リモートのネーミングサービスを利用する場合」を参照してください。
注2) HOSTおよびPORTは、指定しないでください。
ネーミングサービスを共有させない場合
リソース管理プログラムが動作するホストで、Interstage動作環境定義ファイルに以下を指定します。
OTS Setup mode=rmp OTS Host= OTSシステムの動作するホスト名 OTS Port= OTSシステムが動作するノードのCORBAサービスのポート番号 OTS Locale=OTSシステムが動作するホストのロケール
リソース管理プログラムが動作するホストで、isinit コマンドにてtype2を選択して初期化します。
リソース管理プログラムが動作するホストで、isstartコマンドにてInterstageを起動します(OTSシステムは起動されません)。
OTSシステムが動作するホストで、isstartコマンドにてOTSシステムを起動します。
リソース管理プログラムが動作するホストで、otsstartrscコマンドにてリソース管理プログラムを起動します。
リソース管理プログラムが動作するホストで、Interstage動作環境定義ファイルに以下を指定します。
NS USE=remote NS Host Name=利用するネーミングサービスが動作するホスト名 NS Port Number=利用するネーミングサービスのPort番号
リソース管理プログラムが動作するホストで、isinit コマンドにてtype3を選択して初期化します。
リソース管理プログラムが動作するホストで、isstartコマンドにてInterstageを起動します。(OTSシステムは起動されません)
リソース管理プログラムが動作するホストで、セットアップ情報ファイルを作成し、以下を設定します。
OTS Setup mode=rmp OTS Host= OTSシステムの動作するホスト名 OTS Port= OTSシステムが動作するホストのCORBAサービスのポート番号 OTS Locale=OTSシステムが動作するホストのロケール
リソース管理プログラムが動作するホストで、netコマンドなどを使用して「ObjectTransactionService」サービスを起動します。
例
net start ObjectTransactionService
リソース管理プログラムが動作するホストで、otssetup コマンドにてセットアップ情報ファイルを指定しセットアップします。
リソース管理プログラムが動作するホストで、isstartコマンドにてInterstageを起動します。(OTSシステムは起動されません)
OTSシステムが動作するホストで、isstartコマンドにてOTSシステムを起動します。
リソース管理プログラムが動作するホストで、otsstartrscコマンドにてリソース管理プログラムを起動します。
ポイント
ここでは、リソース管理プログラムを別ホストで動作させるために必要な情報だけを記載しています。
Interstage動作環境定義ファイルとセットアップ情報ファイルの詳細については、「チューニングガイド」を参照してください。
OTSシステムがリモートのネーミングサービスを利用する場合の設定については、「5.3.2.4 リモートのネーミングサービスを利用する場合」を参照してください。