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Interstage Application Server V13.0.0 OLTPサーバ運用ガイド
FUJITSU Software

5.2.3 CORBAサービスの動作環境ファイルの設定

本作業は、CORBAアプリケーションが分散トランザクション機能を使用する場合にだけ必要となります。

CORBAアプリケーションで分散トランザクション機能を使用する場合は、CORBAサービスの動作環境ファイルの初期値を修正します。設定値は以下の算出式で計算します。


CORBAサービスの動作環境ファイル

C:\Interstage\ODWIN\etc\config

/opt/FSUNod/etc/config

/opt/FJSVod/etc/config

変更すべきパラメタの意味および設定方法については、「チューニングガイド」を参照してください。

システム構成上、OTSシステムと別マシンでネーミングサービスが動作している場合は、そのネーミングサービスが動作するマシン上のCORBAサービスの動作環境ファイルも変更してください。


CORBAサービスの動作環境ファイルの設定

パラメタ

使用量見積もり方式

max_IIOP_resp_con
(注1)

データベース連携サービスを使用する場合は、max_IIOP_resp_conに以下の値を加えます。

  • 加算値 = 3 + x + y + z
    x:リソース管理プログラム起動時のプロセス多重度 (注2)
    y:接続するクライアントアプリケーション数
    z:起動するサーバアプリケーションのプロセス数

max_IIOP_resp_requests
(注1)

データベース連携サービスを使用する場合は、OTSシステムの多重度より大きい値を指定します。

max_process

データベース連携サービスを使用する場合は、max_processに以下の値を加えます。

  • 加算値 = 1 + x + y + z
    x:リソース管理プログラム起動時のプロセス多重度 (注2)
    y:起動するクライアントアプリケーション数
    z:起動するサーバアプリケーションのプロセス数

period_receive_timeout

データベース連携サービスを使用する場合は、以下の点に注意してください。

  • トランザクションのタイムアウト監視時間より大きい値を指定してください。

  • period_idle_con_timeout値の2倍以上の値を指定してください。

注1)

本値を初期値より増加した場合は、システム資源(共用メモリなど)のチューニングを行う必要があります。

注2)

OTS用のリソース管理プログラム起動時のプロセス多重度は、「OTS用リソース定義ファイルのOTS_RMP_PROC_CONCの指定値+1」となります。OTS_RMP_PROC_CONCを省略する場合は、「6」となります。