セットアップユーティリティで更新した情報が保存されるタイミングと、保存された情報が実際に利用されるタイミングについて説明します。
更新されたセットアップ情報は、セットアップユーティリティの終了時に「コンフィグレーションの保存」を行うことで保存でき、通信で利用可能な状態となります。ただし、通信制御サービス管理コマンド(CSADMIN CONFIG)を利用して、セットアップ情報を保存するときにその情報を利用可能な状態にするか否かを変更している場合は、その設定に従います。
CONFIGコマンドについては、「4.1 通信制御サービス管理コマンド」をご覧ください。
保存され利用可能となったセットアップ情報が通信に適用されるタイミングは、通信形態により異なります。
通信しているアプリケーション(WSMGR、FNA Serverなど)がLUを接続するときに、そのLUに対して利用する「接続情報名(LU)」の新しいセットアップ情報が適用されます。
また、同一の「手順情報名」を利用するすべてのLUが終了し回線が切断されると、新たに回線を接続するときに「手順情報名」の新しいセットアップ情報が適用されます。
参考
「接続情報名(LU)」や「手順情報名」の新しいセットアップ情報が利用可能な状態になっても、すでに接続中のLUは終了するまで、変更前のセットアップ情報で動作し続けます。
ネットワークプリンタ(VSPシリーズなど)を使用している場合、LUを終了させるためにプリンタの通信を一旦終了させてください。
注意
回線保持機能が有効な場合にセットアップ情報を変更したときは、コンピュータを再起動したあとに新しいセットアップ情報が適用されます。
回線保持機能を有効にしていると、以下のいずれかの場合でも変更前のセットアップ情報は保持されています。
通信アプリケーション(WSMGRなど)がすべてのLUを終了させた場合
通信サーバ接続でFNA Serverなどを経由しホストに接続している端末がすべて切断された場合
この状態で、新しい「手順情報名」のセットアップ情報を利用した「接続情報名(LU)」を接続すると、意図した運用にならない場合があります。
ネットワークプリンタ(VSPシリーズなど)を使用している場合、コンピュータを再起動したあとで、プリンタの通信状態を確認してください。
本製品を使用する通信アプリケーション(WSMGRなど)の起動時に、そのアプリケーションが使用する「接続情報名」の新しいセットアップ情報が適用されます。
同一の「接続情報名」を使用するすべての通信アプリケーション(WSMGRなど)が終了し、その後、その「接続情報名」を使用する通信アプリケーションが最初に起動したときに、新しいセットアップ情報が適用されます。
参考
1つの接続情報名は最大5個のエミュレータで利用することができます。