機能説明
STOREGROUP定義文は、格納グループを定義する定義文です。
記述形式
| STOREGROUP | 
オペランド
[内容]
1つのDBサービスグループ内で一意な格納グループ名を指定します。
[形式]
指定値については、以下に示す規約に従ってください。
16文字以内で指定してください。
指定可能な文字は、半角の"#"、"@"、"-"、"_"、英大文字および数字です。
全角文字は指定できません。
先頭文字に数字を指定できません。
[内容]
格納グループに属するDBサービス定義の識別名としてOUTTABLE識別名を指定します。また、OUTTABLE識別名に対応する更新資源名を指定します。
更新資源名とは、抽出側システム上で動作するTJNLのシステム取得項目の1つで、抽出側データベースと格納側データベースを関連付けるために必要な項目です。更新資源名の詳細については、"TJNL使用手引書"を参照してください。
[形式]
格納グループに属するOUTTABLE識別名を指定します。指定するOUTTABLE識別名は、以下の規約に従ってください。
複数の格納グループに属することはできません。
1つの格納グループに同一のOUTTABLE識別名は指定できません。
1つの格納グループに最大1024個指定できます。
128バイト以内の各国語文字列、半角文字列、または各国語文字と半角文字の混在文字列で指定してください。


システムの文字コードがUTF-8の場合、各国語文字1文字が3バイト以上となるものがあり、システムの文字コードがEUCの場合より指定できる文字数が少なくなることがあります。
[内容]
データを入力するTRMシステム名およびメッセージキュー名を指定します。
[形式]
| FILE = /TRMシステム名.メッセージキュー名 | 
trmqdsetupコマンド実行時に指定したTRMシステム名、およびtrmqdcrtqコマンド実行時に指定したメッセージキュー名を指定してください。
[内容]
格納側データベースのデータベース名を指定します。
[形式]
128バイト以内の各国語文字列、半角文字列または各国語文字と半角文字の混在文字列が指定できます。ただし、使用するデータベースで指定可能な範囲内で指定してください。なお、"'"、"&"、"("、")"、"="および","は使用できません。 半角空白は使用できません。
半角空白は使用できません。
データベース名として指定する内容は、以下のとおりです。
| データベース種別 | データベース名 | 
|---|---|
| Symfoware/RDB | 格納側データベース名 | 
| Symfoware/pgs Enterprise Postgres PostgreSQL | データベース名[:ポート番号] ポート番号を省略した場合、環境変数PGPORTの指定値が有効となります。ポート番号と環境変数PGPORTをいずれも省略した場合は、環境変数PGPORTの省略値となります。 | 
| Oracleデータベース | Oracleインスタンス識別子 (一般的にORACLE_SID、サービス名、グローバル・データベース名、システム識別子と表現されることもあります。) | 
| SQL Serverデータベース | 格納側データベースのデータベース・コンテキスト名 ただし、名前付きインスタンスを使用する場合は、以下のデータベース名を指定してください。 | 
リモートデータベース環境については、"第7部 リモートデータベース環境における運用"を参照してください。
[内容]
逐次差分反映機能の作業用ディレクトリを指定します。
本オペランドを省略した場合、以下を作業用ディレクトリとして使用します。
/var/tmp/FJSVlnktr

インストールフォルダ\TRO\dbtemp\DB
[形式]
作業用ディレクトリとして、絶対パスで指定してください。Windowsサーバの場合、8.3形式で指定してください。
[注意事項]


作業用ディレクトリについては、省略せずに/tmp配下以外または/var/tmp配下以外を指定することを推奨します。/tmp配下および/var/tmp配下のファイルが一定期間アクセスされない場合、OS側で自動的に削除されます。このため、逐次差分反映を開始して長期間更新差分データを受信しない場合に、作業ディレクトリ配下のファイルがOSによって削除されることが原因で逐次差分反映がエラーとなる可能性があります。
[内容]
入力データのコード系を指定します。
本オペランドを省略した場合は"jef-ebcdic-kana"となります。
本オペランドの指定値は、抽出側システムでデータ抽出を行うTJNLの出力する文字コードと一致している必要があります。
[形式]
入力データのコード系として、以下の値を指定してください。
jef-ebcdic-ascii : EBCDIC-ASCII
jef-ebcdic-kana : EBCDIC-カナ
[内容]
データベースへの格納時のコード系を指定します。
本オペランドを省略した場合、以下の値となります。
| プラットフォーム種別 | 省略値 | データベース種別 | 
|---|---|---|
| Solarisサーバ | euc-s90 | - | 
| Windowsサーバ | sjis-ms | Symfoware/RDB、OracleデータベースまたはSQL Serverデータベースの場合 | 
| unicode | Symfoware/pgsまたはEnterprise Postgresの場合 | |
| Linuxサーバ | euc-s90 | Symfoware/RDBまたはOracleデータベースの場合 | 
| unicode | Symfoware/pgs、Enterprise PostgresまたはPostgreSQLの場合 | 
[形式]
出力データのコード系として、以下の値を指定してください。
| データベース種別 | 指定値 | コード | 備考 | 
|---|---|---|---|
| Symfoware/RDB | euc-s90 | EUC(S90) | - | 
| sjis-ms | シフトJIS | - | |
| unicode | Unicode | - | |
| Symfoware/pgs Enterprise Postgres PostgreSQL | unicode | Unicode | - | 
| SQL Serverデータベース | sjis-ms | シフトJIS | - | 
| unicode | Unicode | Unicode文字列の属性(nchar、nvarchar、ntext)への格納を行う場合は、"unicode"を指定してください。 | 

"euc-s90"は指定できません。指定した場合、DBサービス定義の登録は成功しますが、コード変換ができないため逐次差分反映処理が異常終了します。
[内容]
データベースへの格納時におけるUnicodeのデータ形式を指定します。本オペランドはOUTCODEオペランドに"unicode"を指定した場合に有効です。
[形式]
出力データのUnicodeの形式として、以下の値を指定してください。
| データベース種別 | 指定値 | 意味 | 
|---|---|---|
| Symfoware/RDB | confused | CHAR系の属性を"JIS X 0213:2004"に準拠していないUTF-8、NCHAR系の属性をUCS-2で表現する形式 | 
| Symfoware/pgs Enterprise Postgres PostgreSQL | utf8-4 | "JIS X 0213:2004"に準拠しているUTF-8で表現する形式 | 
| confused | "JIS X 0213:2004"に準拠していないUTF-8で表現する形式 | |
| Oracleデータベース | confused | "JIS X 0213:2004"に準拠していないUTF-8で表現する形式 | 
| utf8-4 | "JIS X 0213:2004"に準拠しているUTF-8で表現する形式 | |
| SQL Serverデータベース | utf16-ms | CHAR系の属性を"JIS X 0213:2004"に準拠していないシフトJIS、NCHAR系の属性を"JIS X 0213:2004"に準拠しているWindowsシステムのUTF-16で表現する形式 | 
[内容]
コード変換の種類を指定します。
本オペランドを省略した場合、"type1"となります。
[形式]
コード変換の種類として、以下の値を指定してください。
| 指定値 | 意味 | 
|---|---|
| type1 | 字形重視のコード変換を行います。 | 
| type2 | 領域重視のコード変換を行います。 OUTCODEオペランドに"unicode"を指定した場合は指定できません。指定した場合、DBサービス定義の登録は成功しますが、コード変換ができないため逐次差分反映処理が異常終了します。 | 
[内容]
DB動作環境定義ファイル名を指定します。
本オペランドは、lxrtmdbコマンドの-dオプションを省略した場合に有効です。
本オペランドを省略した場合、環境変数LXRTMENVに指定した値が有効になります。
[形式]
DB動作環境定義ファイル名を、絶対パスで指定してください。Windowsサーバの場合、8.3形式で指定してください。