スタンバイサーバの手動切り離しの手順を以下に示します。手動切り離しの手順は、待機センタでデータベース多重化機能を利用する場合と利用しない場合で異なります。
待機センタでデータベース多重化機能を利用する場合
以下の場合には、スタンバイサーバの切り離しを自動で行いません。
自動切り替え/切り離しを無効化している場合
上記の場合、スタンバイサーバ上でmc_ctlコマンドのstopモードを実行して、スタンバイサーバの切り離しを手動で行います。
例)
$ mc_ctl stop -M /mcdir/inst1
注意
待機センタの手動切り離しでは、状態遷移コマンドの切り離し前コマンドは動作しません。
待機センタでは、mc_ctlコマンドのdetachモードは使用できません。
ポイント
systemdを使用してMirroring Controllerの自動起動・停止の設定を実施している場合は、mc_ctlコマンドではなく、systemctlコマンドを使用してください。詳細は、“7.5 インスタンスとMirroring Controllerの自動起動・停止の設定”を参照してください。
待機センタでデータベース多重化機能を利用しない場合
pg_ctlコマンドのstopモードを実行して、スタンバイサーバの切り離しを手動で行います。
例)
$ pg_ctl stop -D /database/inst1