本バージョンで修正したプログラムを説明します。
[処置内容]
List Worksのクライアント機能において、ファイルアクセスエラー回避のためのリトライ処理を最適化し、性能を改善します。
本機能を有効にするには以下に示すレジストリ設定を行う必要があります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\ListWORKS CL\CurrentVersion\Environment
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\ListWORKS CL\CurrentVersion\Environment
WorkFolderRetryMode
DWORD値
0 本修正を無効とします。(デフォルト)
1 本修正を有効とします。
[障害内容]
List Worksの帳票仕分け管理機能でエラーが発生し、帳票登録が失敗することがあります。
[発生条件]
帳票仕分け管理機能を使用する場合。かつ
富士通ホスト帳票の場合。かつ
分散印刷運用(FNA通信形態)の場合。かつ
帳票を登録する場合。
[処置内容]
帳票仕分け管理のモジュールアンロード処理を正しく修正します。
[障害内容]
「Print Spoolerサービス」が異常終了する場合があります。
[発生条件]
帳票仕分け管理機能を使用する場合。かつ
一般アプリケーション帳票の場合。かつ
帳票出力先のプリンタのプロパティに、仕分け仮想プリンタを設定している場合。かつ
帳票を登録する場合。かつ
仕分けのダンプ出力機能を利用している場合。かつ
帳票内の文字列の長さが260バイトを超える場合。
[処置内容]
帳票仕分け管理のダンプ出力機能を正しく修正します。
[障害内容]
和暦の年号を含む印刷データを日付検索すると、正しくヒットしない場合があります。
[発生条件]
帳票登録時の入力データがUNICODEである。かつ
リスト管理サーバの帳票を表示する。かつ
帳票項目の設定で列のプロパティの「検索の型」に「年(和暦)」を設定する。かつ
印刷データの3.の範囲内に、「明治」「大正」「昭和」「平成」の年号を示す文字が存在する。かつ
印刷データの3.の範囲内に、「M」「T」「S」「H」の年号の識別子を示す文字が存在しない。かつ
3.の範囲を指定して和暦年の日付検索をした場合。
[処置内容]
和暦年の日付検索の処理において、和暦の年号を示す文字列が存在するかチェックする処理を正しく修正します。
[処置内容]
帳票情報「DATE」「LV-DATE」に指定する和暦の年号を設定するコマンドを提供します。
帳票情報「DATE」「LV-DATE」に指定する年号を設定する場合
F5CWCDJY.EXE -n 年号名,元年の西暦年 [-t 変更日時]
帳票情報「DATE」「LV-DATE」に指定する年号を表示する場合
F5CWCDJY.EXE -l
和暦年の年号名、元年の西暦年を、半角のカンマ「,」で区切って指定します。
年号名は全角文字2文字で指定します。
元年の西暦年は半角数字4文字で指定します。1970以上の値を指定してください。
年号を変更する変更日時を「YYYYMMDDhhmm」形式で半角数字12文字で指定します。
未来の日時を指定してください。
省略可能です。省略した場合、コマンドを実行した日時になります。
和暦年の年号を標準出力します。
0 : 正常
1 : システムエラー
2 : オプションエラー
3 : パラメタエラー
4 : その他のエラー
※エラーの場合、標準出力にエラーの内容が出力されます。
帳票情報の「DATE」「LV-DATE」に指定する和暦年を、年号名「令和」、元年の西暦年「2019」に設定します。
F5CWCDJY.EXE -n 令和,2019
帳票情報の「DATE」「LV-DATE」に指定する和暦年を、年号名「令和」、元年の西暦年「2019」、変更日時「2019年5月1日00:00」に設定します。
F5CWCDJY.EXE -n 令和,2019 -t 201905010000
帳票情報の「DATE」「LV-DATE」に指定する和暦年の年号を標準出力します。
F5CWCDJY.EXE -l
帳票情報の「DATE」「LV-DATE」に指定する和暦年を、従来の「平成」に戻します。
F5CWCDJY.EXE -n 平成,1989
リスト管理サーバ、帳票データ転送アダプタをインストールしたサーバで同じ設定になるようにコマンドを実行してください。
管理者権限が必要なコマンドを動作させる場合は、コマンドプロンプトを「管理者として実行」を選択して、管理者権限に昇格させたコマンドプロンプト画面で実行させてください。
管理者権限が必要なコマンドをタスクスケジューラで動作させる場合は、【タスクの作成】の【全般】タブの画面で「最上位の特権で実行する」のチェックボックスをオンにしてください。
[処置内容]
帳票表示時の帳票のデータの和暦年の日付検索で扱う年号を追加/削除する機能を提供します。
Webゲートウェイサーバにおいて、ListPrint.propertiesファイルの、[everyone]セクションに、以下の定義を設定してください。
find.jyear4string
帳票のデータの和暦年の日付検索で扱う新年号の名前を、全角2文字で指定します。
find.jyear4char
「find.jyear4string」で指定した年号の識別子を大文字の半角英字1文字で指定します。
find.adyeartojyear4
「find.jyear4string」で指定した元年の西暦年を半角数字4文字で指定します。
option.find.japaneseyear
既存の定義です。「4」が指定できるようになります。帳票の日付のデータを検索するとき、年(和暦)型で和暦の年号が省略されている場合に採用する年号を「0」から「4」までの数値で指定します。
「find.jyear4string」の年号を指定する場合には、「4」を指定してください。省略値は「3」です。
0 : 明治
1 : 大正
2 : 昭和
3 : 平成
4 : 新年号
帳票のデータの和暦年の日付検索で扱う年号に、年号名「令和」、識別子「R」、元年の西暦年「2019」年を指定します。
find.jyear4string=令和 find.jyear4char=R find.adyeartojyear4=2019
[互換情報]
本修正を適用すると、帳票表示画面の「検索」ダイアログボックスで「検索する値」に和暦年の日付の範囲を選択した場合に表示される表記が変更になります。
適用前:Hyy年mm月dd日の形式で指定してください。
適用後:Xyy年mm月dd日の形式で指定してください。
本修正を適用する。かつ
帳票を表示する。かつ
「検索」ボタンをクリックする、かつ
「検索する値」に和暦年の日付の範囲を選択する
ありません。
年号の識別子を「H」に限定しないため。
ありません。
ありません。
ありません。
ありません。
ありません。
[障害内容]
astodefコマンド(オープン帳票用の適用コマンド)の実行時に、KCレコードに指定した不当な座標がエラーになりません。
[発生条件]
帳票仕分け管理機能を使用する場合。かつ
astodefコマンド(オープン帳票用の適用コマンド)を実行する場合。かつ
仕分け定義のKCレコードを指定している場合。かつ
左上X座標が右下X座標より大きい場合。または左上Y座標が右下Y座標とり大きい場合。
[処置内容]
astodefコマンド(ホスト帳票用の適用コマンド)のKCレコード解析処理を修正します。
[互換情報]
astodefコマンド(オープン帳票用の適用コマンド)の実行時に以下のメッセージが出力されます。
KCの記述形式に誤りがあります。行=n
[障害内容]
仕分け環境定義ファイルの[GS]セクションのfcb文に「msp」または「xsp」以外の項目を指定した場合、エラーになりません。
[発生条件]
帳票仕分け管理機能を使用する場合。かつ
富士通ホスト帳票の場合。かつ
仕分け元サーバにCharset Managerがインストールされていない場合。かつ
仕分け環境定義ファイルの[GS]セクションのfcb文に「msp」または「xsp」の文字列以外を指定した場合。
※指定できるfcb文は、「msp」または「xsp」です。
[処置内容]
仕分け環境定義ファイルの[GS]セクションのfcb文の解析処理において、不当な値がエラーになるよう修正します。
[互換情報]
fcb文の項目が正しくない場合、以下のイベントログが出力されます。
イベント 337 仕分け環境定義ファイルの定義文に不正な値が指定されています。定義文=fcb
処理を中止します。
仕分け環境定義ファイルの定義文に指定されたキーを確認してください。
[障害内容]
ホスト仕分けのテストモードにおいて以下のイベントログが出力されます。
イベント 336 仕分け環境定義ファイルに不正なパスが指定されています。 定義文=testpath 値=xxxxxxxx
処理を中止します。
[発生条件]
帳票仕分け管理機能を使用する場合。かつ
富士通ホスト帳票の場合。かつ
帳票仕分けの実行モードがテストモードの場合。かつ
仕分け環境定義ファイルのtestpath文にUNC形式(\\サーバ名\~)のフォルダを指定した場合。
[処置内容]
帳票仕分け管理のテストモードにおけるtestpath文解析処理を修正します。
[障害内容]
仕分け登録時に以下のイベントログが出力され、登録が失敗します。または、登録した帳票の作成日付が正しく設定されません。
イベント 150 通知: 印刷データの管理情報ファイルに誤りがあります。RC = 29040007 対象連携キー: LV-DATEまたはLV-TIME
[発生条件]
帳票仕分け管理機能を使用する場合。かつ
富士通ホスト帳票の場合。かつ
分散印刷運用(TCP/IP通信形態)またはファイル転送運用の場合。かつ
仕分け定義のKFレコードを指定している場合。かつ
LV-DATE-TYPEキーの形式種別に「1」~「8」を指定した場合。
「4」を指定した場合は登録エラー、それ以外は正しい作成日付が設定されません。
[処置内容]
帳票仕分け管理のLV-DATE、LV-DATE-TYPEキーの解析処理を修正します。
[障害内容]
astfdefコマンド(ホスト帳票用の適用コマンド)の実行時にKPレコードに指定した開始桁が終了桁より大きい場合、定義設定エラーにならない場合があります。
[発生条件]
帳票仕分け管理機能を使用する場合。かつ
astfdefコマンド(富士通ホスト帳票用の適用コマンド)を実行する場合。かつ
仕分け定義のKPレコードを指定している場合。かつ
開始桁が終了桁より大きい場合。かつ
(開始桁は抜き出し文字列が存在する位置の始点を桁数で指定、終了桁は抜き出し文字列が存在する位置の始点を桁数で指定)
開始桁数が終了桁数より大きい場合。
(開始桁10(2桁)、終了桁1(1桁)と桁数が異なる場合に発生します。開始桁2(1桁)、終了桁1(1桁)のよう桁数が同じ場合は問題ありません。)
[処置内容]
astfdefコマンド(ホスト帳票用の適用コマンド)のKPレコード解析処理を修正します。
[互換情報]
astfdefコマンド(ホスト帳票用の適用コマンド)の実行時に以下のメッセージが出力されます。
KPの記述形式に誤りがあります。行=n
[障害内容]
Web連携の環境設定の実行時に以下のエラーメッセージが出力され、環境設定に失敗します。
「IJServerクラスタの環境構築中にエラーが発生しました。」または、
「Java VMが実行できませんでした。」または、
「WARファイルを作成するためのバッチファイルを実行しましたが、WARファイルは作成されませんでした。」
[発生条件]
Web連携機能をインストールしている環境。
Web連携の環境設定を実行する、かつ
Interstage Application Serverの再インストールを行う、かつ
1.のWeb連携の環境設定に使用したInterstage Application Serverのコンポーネントが存在しない環境で、Web連携の環境設定を再度実行する。
[処置内容]
Web連携の環境設定で使用するInterstage Application Serverのコンポーネントの設定処理を修正します。
[障害内容]
以下の環境、発生条件の場合に以下のエラーメッセージがオープン帳票登録時のログ(LwApiLog.csv)に出力され、帳票の登録がエラーとなる場合があります。
「フォームデータのサイズが上限値を超えています。」または、
「組み込みメディアのサイズが上限値を超えています。」
[発生条件]
以下のいずれかをインストールしている。
Interstage List Works V6.0L10~V10.3.2
SystemWalker/ListWORKS V10.0L10~V10.0L20
画像データを使用しているオープン帳票である。かつ
1.の帳票を登録する。
[処置内容]
画像データの登録処理を修正します。
[障害内容]
帳票の印字開始位置が上方向に2行ずれます。
[発生条件]
帳票仕分け管理機能を使用する場合。かつ
富士通ホスト帳票を登録した場合、かつ
分散印刷運用(TCP/IP)またはファイル転送運用の場合、かつ
仕分け環境定義ファイルのfcb文を省略、またはfcb文に「msp」を指定した場合、かつ
印刷禁止域の制御を有効(LV-UNPRAREA=1)にした場合、かつ
印刷禁止域に印字可能な文字が存在しない行(※)の場合、かつ
※NUL制御コード"0x00"のみ、またはNUL制御コード"0x00"と空白文字"0x40"のみの行が存在する場合
6.が印刷行(印刷してから行送り、または印刷してからチャネルまで紙送り、または行送りしてから印刷)の場合。
[処置内容]
発生条件を満たす場合、帳票の印字開始位置が下方向に2行ずらします。
CUTBLKREC
0:帳票の印字開始位置は変わりません。 1:帳票の印字開始位置を下方向に2行ずらします。
省略値または許容値外(0,1以外)は、0が指定されたと見なします。
帳票の印字開始位置が上方向に2行ずれないようにする場合の定義例を以下に示します。
[GS] select=common CUTBLKREC=1 ←追加
[障害内容]
以下の環境・条件でメッセージ通知クライアントの応答画面の「操作」ボタンを押すと下記のエラーになる場合があります。
「コンピュータに f3ewcdlg.DLL がないため、プログラムを開始できません。この問題を解決するには、プログラムを再インストールしてみてください。」
[発生条件]
下記のバージョンのList Worksにおいて、帳票印刷配信機能のメッセージ通知クライアントを使用する環境で発生します。
Windows版 Interstage List Works Enterprise Edition V10.2.0~V10.3.2A
Windows版 Interstage List Works Standard Edition V10.2.0~V10.3.2A
以下の条件の場合に発生します。
List Worksの帳票印刷配信機能を利用して、サポートプリンタ(※1)(※2)に帳票を配信する。かつ
メッセージ通知クライアントとして使用するコンピュータに、Windows版 List Works V10.2.0~V10.3.2Aに同梱するMessage Clientをインストール(※3)する。かつ
1.のプリンタの返答メッセージの通知先に、2.のメッセージ通知クライアントを設定する。かつ
2.のメッセージ通知クライアントで返答メッセージを受信し、応答画面(メッセージウィンドウ)の「操作(E)」ボタンをクリックする。
※1:下記以外のプリンタで発生する場合があります。
VSP/VS/PS5000シリーズ
PrintiaLASERシリーズ(Printianavi搭載機)
※2:使用するプリンタの機種によっては操作ボタンが表示されないため、本現象が発生しない場合があります。
※3:同一のコンピュータにPrint Managerをインストールした場合、本現象は発生しません。
[処置内容]
不足しているモジュールをシステムフォルダに配置します。
[処置内容]
帳票表示時の帳票のデータの和暦年の日付検索で年号に令和を指定して検索できるようにします。
PH15377で提供した機能に対して以下の修正を行います。
Webクライアントの帳票表示画面で年号の初期値に令和を追加します。本機能を有効にするためには、ListPrint.propertiesの設定値を以下のように変更してください。
option.find.japaneseyear=4
ListPrint.propertiesに定義を指定しなくても令和を指定した和暦検索ができるようにします。
[互換情報]
本修正を適用し、ListPrint.propertiesの設定値を変更すると、Webクライアントの帳票表示画面で年号の初期値に"令和"の設定が可能となります。
適用前:初期値 "平成" 適用後:初期値 "平成" 適用、かつ設定変更後:初期値 "令和"
また、ListPrint.propertiesの設定値を変更しない場合でも、帳票表示画面の「オプション」ダイアログボックスの"和暦の年号"に表示される値に令和が追加されます。
適用前:"明治"、"大正"、"昭和"、"平成" 適用後:"明治"、"大正"、"昭和"、"平成"、"令和"
本修正を適用する。かつ、
帳票を表示する。かつ、
「オプション」ボタンをクリックする、かつ
「検索」タスクバーの"和暦の年号"を確認する。
ありません。
本修正で初期設定の元号に令和を追加したため。
ありません。
「互換概要(要旨)」を参照してください。
ありません。
ありません。
ありません。
[処置内容]
以下の条件のとき、リストビューアで帳票表示した文字だけが拡大されてオーバレイ等の図形と文字がずれて表示されないようにします。
「コントロールパネル」→「デスクトップのカスタマイズ」→「ディスプレイ」→「すべての項目のサイズを変更する」に100%以外の値が設定されている。
「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「拡大縮小とレイアウト」→「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」に100%以外の値が設定されている。
[互換情報]
本修正を適用すると、リストビューワで帳票表示した時に文字だけが拡大されてオーバレイ等の図形と文字がずれて表示されなくなります。
「処置内容」を参照してください。
ありません。
図形と文字がずれて表示しないようにしたため。
ありません。
「互換概要(要旨)」を参照してください。
ありません。
ありません。
ありません。
[障害内容]
帳票印刷配信機能のサービスの内部トレースログ(lwtrslog.log)が出力されません。
なお、内部トレースログは以下に格納されています。
(List Worksのインストール先)\Distribute\trslog
[発生条件]
以下のいずれかをインストールした環境である。かつ
・Windows版 Interstage List Works Enterprise Edition V10.3.2~V10.3.2A(※)
・Windows版 Interstage List Works Standard Edition V10.3.2~V10.3.2A(※)
帳票印刷配信機能をインストールしている環境。
または
以下をインストールした環境である。かつ
・Windows版 Interstage List Works Print Agent V10.3.2(※)
Windows連携機能をインストールしている環境。
※製品の搭載しているインストーラ(InstallShield)のバージョンが異なるため以下をインストールした環境は該当しません。
・Windows版 Interstage List Works V10.0.0~V10.3.1
帳票印刷配信機能のサービスのイベントログへの書き込みが発生する操作を行った場合
例:サービスの起動/停止、印刷エラー
[処置内容]
内部ログのトレースレベルの設定処理を修正します。
[障害内容]
配信操作画面のAPIであるGetOIS(出力指示画面の表示)を使用した場合に、以下のメッセージのエラー画面が表示される場合があります。
「パラメタエラーが発生しました。」
[発生条件]
以下のいずれかをインストールした環境である。かつ
・Windows版 Interstage List Works Enterprise Edition V10.2.0~V10.3.2A
・Windows版 Interstage List Works Standard Edition V10.2.0~V10.3.2A
帳票印刷配信機能を利用している。
配信操作画面をユーザがカスタマイズしている。かつ
Web配信操作クライアントからログイン後、一度も出力指示画面を表示していない。かつ
配信操作画面のAPIであるGetOISのパラメタの値に以下を指定して、出力指示画面を表示する。
operation=other
distribute=配信フォルダ名
[処置内容]
GetOISのパラメタに指定された配信フォルダ名のチェック処理を修正します。
[障害内容]
オープン帳票の仕分け機能でCCレコードの"STRL"の条件に合致するにも関わらず、CMレコードで指定した仕分け先に仕分けられません。
[発生条件]
オープン帳票仕分けを利用する場合、かつ
ListCreator帳票または一般アプリ帳票の場合、かつ
検索条件に、CCレコードで行位置指定(「STRL」または「NSTRL」)を指定する場合、かつ
検索文字列の前行にある帳票内文字列の縦方向の中心座標が、検索文字列の座標範囲に含まれる場合、かつ
検索文字列の前行にある帳票内文字列の横方向の座標範囲が、検索文字列を含む帳票内文字列の座標範囲に含まれる場合。
※ダンプ出力機能を使用し帳票をダンプした出力例。
ページ,行,文字列,左上X座標,左上Y座標,右下X座標,右下Y座標 1,5,"\999,999,999",6469,1426,8158,1636 1,6,"XXXXXXXXXXXXXXXX",308,1440,1850,1650 1,6,"検索文字",12816,1440,13566,1650
座標の単位は1/1440インチ単位。
[処置内容]
CCレコードにSTRL(検索識別子で指定した文字列が指定した行に含まれる場合)を指定した際の文字列の検索処理を正しく修正します。
[互換情報]
非互換修正のため、本修正を有効にするには、以下を仕分け環境定義ファイル(setup.ini)に設定する必要があります。
ENVIRONMENTセクション
MultiCCResultOn文をENVIRONMENTセクション内に以下の形式で記述します。
MultiCCResultOn=処置コード
0:PH17288を無効にします。 1:PH17288を有効にします。
省略値または許容値外(0,1以外)は 0が指定されたと見なします。
[ENVIRONMENT] MultiCCResultOn=1
[障害内容]
以下の条件のときに帳票表示画面がフリーズする場合があります。
[発生条件]
Windows 10またはWindows 8.1上のInternet Explorer 11が動作する環境
Windows 10またはWindows 8.1上でInternet Explorer 11を起動する。かつ
Internet Explorer 11上でList Worksの帳票表示を行う。かつ
帳票表示画面上で検索を行う。かつ
検索中にHTTPのエラーが発生してメッセージ画面が表示される。かつ
メッセージ画面上でOKボタンを押す。
[処置内容]
メッセージ画面表示終了時に帳票表示画面に対して入力抑止解除を行う処理を修正します。
[障害内容]
以下の条件において、ID印刷を指定していない帳票の印刷で、IDが出力される場合があります。
[発生条件]
リストナビでID印刷を指定して帳票をローカル印刷する。かつ
1.を行った後、リストナビを終了せずに、ID印刷を指定していない帳票をローカル印刷する。
[処置内容]
リストナビのローカル印刷のID印刷処理を正しく修正します。
[処置内容]
Web連携を起動するサンプルスクリプトにおいて、DASサービスおよびIJServerクラスタの起動にリトライ処理を追加します。
[障害内容]
PDF変換処理において、特定の条件下において異常終了する場合があります。
[発生条件]
情報連携ファイルにLV-PDF-KEEP=1を指定して帳票登録時のPDFファイル保存を指定する。かつ
同ファイルのLV-PDF-KEEP-PATHのPDFファイル保存先フォルダのパスが第1階層のみ(※1)である、かつ
2.のPDFファイル保存先フォルダが実際には存在しない。かつ
HOST PRINT経由でホスト帳票を登録する。
電子帳票情報ファイルにPDF-KEEP=1を指定して帳票登録時のPDFファイル保存を指定する。かつ
同ファイルのPDF-KEEP-PATHのPDFファイル保存先フォルダのパスが第1階層のみ(※1)である、かつ
2.のPDFファイル保存先フォルダが実際には存在しない。かつ
COBOL/MeFtまたはList Creatorから帳票を登録する。
-Oオプションの出力先フォルダのパスがドライブ直下(※2)である。かつ
F5CWAPDC.EXEコマンドを使用してList Works帳票をPDFファイルに変換する。
※1:C:\ または C:\AAA のようにドライブ直下または第一階層のパス名を指す。
※2:C:\ のようにドライブ直下のパス名を指す。
[処置内容]
エラー発生時のエラーログに出力するメッセージにおいて、パス名をチェックする処理の文字数を越えてチェックしないよう修正します。
[互換情報]
PDF変換コマンド(F5CWAPDC.exe)実行時に指定する出力先フォルダパス名について、操作ログ(ListLog.csv)への出力が以下の様に変更されます。
例:出力先フォルダパス名にC\AAA\を指定した場合
修正前:C\AAA 修正後:C\AAA\
[処置内容]
以下の条件の場合でも帳票データ転送アダプタを使用した帳票登録をできるようにしました。
[条件]
帳票データ転送アダプタを使用した帳票登録を行う。かつ
複数のNIC(Network Interface Card)が有効になっている。かつ
1つのNICでIPv4とIPv6の設定が有効になっている。かつ
データ転送コネクタ情報設定画面のホスト名にlocalhostを指定している。かつ
ネットワークが高負荷状態になっている。かつ
1つのNICのネットワーク接続でWSAETIMEDOUT(10060)・WSAECONNREFUSED(10061)・
WSAEADDRINUSE(10048)・WSAENETUNREACH(10051)のエラーが発生する。かつ
6以外のNICのネットワーク接続でWSAETIMEDOUT(10060)・WSAECONNREFUSED(10061)・
WSAEADDRINUSE(10048)・WSAENETUNREACH(10051)以外のエラーが発生する。
[処置内容]
8000ページを超えるList Works帳票のPDF変換処理を行うと「変換可能な最大ページ数を超えているため変換できません」のメッセージが出力されてPDF変換に失敗していましたが、PDF変換が成功するように修正しました。
本機能を有効にするためには、リスト管理サーバへのレジストリキーの設定またはWeb連携のプロパティファイルの設定が必要です。
本修正は以下の機能について有効です。
帳票登録時自動PDFメール配信
帳票登録時自動PDF帳票作成
帳票のPDF一括変換
サーバ機能APIによるPDF変換
以下のレジストリキーを設定します。
本キーの設定がない場合、または指定値に「0」を設定した場合、製品仕様の8000ページが上限となります。
・32ビットOSの場合
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\ListWORKS\CurrentVersion\PdfServer\Manager
・64ビットOSの場合
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\ListWORKS\CurrentVersion\PdfServer\Manager
MaxPage (DWORD 32ビット値)
PDF変換する最大のページ数を指定します。
本修正は以下の機能について有効です。
WebクライアントでPDF帳票を表示/保存
以下のWeb連携のプロパティファイルに定義を追加します。
本定義の設定がない場合、製品仕様の8000ページが上限となります。
ListGateway.properties
pdf.page.max
PDF変換する最大のページ数を設定します。
pdf.page.max=65535
[障害内容]
ファイリングを行うと、ファイリングフォルダの状態が「異常」となり、List Works Filing Serviceがアプリケーションエラーとなる場合があります。
[発生条件]
以下のいずれかの製品をインストールしている環境。かつ
・Windows版 Interstage List Works Standard Edition V6.0L10~V10.3.2A
・Windows版 Interstage List Works Enterprise Edition V6.0L10~V10.3.2A
「リストファイリングサーバ」の「ハードディスク/MO版」がインストールされている。
リスト管理サーバの装置フォルダにファイリングを行う。かつ
リスト管理サーバとList Works Filing Service間の通信でエラーが発生する。
[処置内容]
List Works Filing Serviceで、クライアントとの通信でエラーが発生した場合の処理を修正します。