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Interstage List Works V10.3.3 APIリファレンス
FUJITSU Software

2.3.19 FindDate(日付の検索条件の設定)メソッド

記述形式

object.FindDate(範囲名 [,年1 [,月1 [,日1 [,比較式1 [,条件式 [,年2 [,月2 [,日2
                [,比較式2 [,基準の行からの行数 [,基準の行からの方向
                [,範囲名の型 [,年型の種別[,範囲の確定条件/検索条件]] ] ] ] ] ] ] ] ] ] ] ] ] )

機能

リストビューアに表示している帳票内のデータを検索する前準備として、日付を検索する条件を設定します。


パラメタの説明

範囲名

検索する項目名を、半角のダブルクォーテーション「""」で囲まれた文字列として指定します。
必ず指定します。

年1  年2

検索する日付の年を、半角のダブルクォーテーション「""」で囲まれた文字列として指定します。文字列は、西暦の場合は半角4桁で、和暦の場合は半角3桁(Hyy:年号+年)で指定します。
省略可能です。

月1  月2

検索する日付の月を、半角のダブルクォーテーション「""」で囲まれた文字列として指定します。文字列は、半角2桁で指定します。
省略可能です。

日1  日2

検索する日付の日を、半角のダブルクォーテーション「""」で囲まれた文字列として指定します。文字列は、半角2桁で指定します。
省略可能です。

比較式1

日付1の比較式を、0から2までの数値で指定します。

  0:等しい
  1:から
  2:まで

省略可能です。省略すると「0」が指定されたものとみなします。

条件式

条件式を0の数値で指定します。

  0:かつ

本パラメタは、「比較式1」に「1」を指定した場合に有効になります。
省略可能です。省略すると「0」が指定されたものとみなします。

比較式2

日付2を指定した場合の比較式を指定します。

  2:まで

本パラメタは、「比較式1」に「1」を指定した場合に有効になります。
省略可能です。省略すると「2」が指定されたものとみなします。

基準の行からの行数

基準の行を指定して検索する場合に、基準の行からの行数を指定します。
基準の行の場合は、「0」を指定します。
本パラメタは、FindOptionメソッドの「検索する行」に「3」を指定した場合に、有効になります。
省略可能です。省略すると「0」が指定されたものとみなします。

基準の行からの方向

基準の行を指定して検索する場合に、基準の行からの方向を0か1の数値で指定します。

  0:基準の行から下方向
  1:基準の行から上方向

基準の行の場合は、「0」を指定します。
本パラメタは、FindOptionメソッドの「検索する行」に「3」を指定した場合に、有効になります。
省略可能です。省略すると「0」が指定されたものとみなします。

範囲名の型

表示中のオーバレイを使用しているページ以外も検索する場合に、「範囲名」の型を1から6の数値で指定します。

  1:年月日型
  2:年月型
  3:月日型
  4:年型
  5:月型
  6:日型

本パラメタは、表示中のオーバレイを使用しているページ以外も検索する場合に、有効になります。
省略可能です。省略すると表示中のオーバレイに設定されている帳票項目が指定されたものとみなします。

年の種別

検索する年型の種別を1か2の数値で指定します。

  1:西暦
  2:和暦

本パラメタは、「範囲名の型」に「1」、「2」または「4」を指定した場合に、有効になります。
省略可能です。省略すると「1」が指定されたものとみなします。

範囲の確定条件/検索条件

不定数の複数行が1組となる帳票において、範囲を指定して検索する場合に、このメソッドで設定する検索条件が、範囲を確定するための条件か、範囲内を検索する条件かを0から3までの数値で指定します。

  0:範囲を確定する開始行の条件
  1:範囲を確定する終了行の条件
  2:確定した範囲を検索する条件1
  3:確定した範囲を検索する条件2

本パラメタはFindOptionメソッドの「検索する行」に「4」を指定した場合のみ有効になります。
省略可能です。省略すると「0」が指定されたものとみなします。


復帰値

TRUE

正常終了しました。

FALSE

異常終了しました。


使用例

複数の条件で検索する
  1. 検索条件を削除します。

      object.FindClear
  2. 範囲名「日付」で、平成12年10月31日と等しい日付を検索する条件を設定します。

      object.FindDate "日付", "H12", "10", "31", 0
  3. 範囲名「報告日」で、1999年1月1日から2002年12月31日までの日付を検索する条件を設定します。

      object.FindDate "報告日", "1999", "01", "01", 1, 0, "2002", "12", "31", 2, 0, 0
  4. 2.と3.の条件で検索を行います。

      object.Find

基準の行を指定して検索する
  1. 検索条件を削除します。

      object.FindClear
  2. 検索する方法として「基準の行を指定して検索する」を設定します。

      object.FindOption  , , , 3
  3. 範囲名「日付」で、平成12年10月31日と等しい日付を基準の行として検索する条件を設定します。

      object.FindDate "日付", "H12", "10", "31", 0, , , , , , 0, 0
  4. 基準の行から2行上の範囲名「報告日」で、1999年1月1日から2002年12月31日までの日付を検索する条件を設定します。

      object.FindDate "報告日", "1999", "01", "01", 1, 0, "2002", "12", "31", 2, 2, 1
  5. 基準の行から1行下の範囲名「承認日」で、1999年1月1日から2002年12月31日までの日付を検索する条件を設定します。

      object.FindDate "報告日", "1999", "01", "01", 1, 0, "2002", "12", "31", 2, 1, 0
  6. 3.から5.の条件で検索します。

      object.Find

不定数の複数行が1組となる帳票において、範囲を指定して検索する
  1. 検索条件を削除します。

      object.FindClear
  2. 検索する方法として「範囲を指定して検索する」を設定します。

      object.FindOption  , , , 4
  3. 範囲名「日付」で、平成12年10月31日と等しい日付を、範囲を確定する開始行の検索条件として設定します。

      object.FindDate "日付", "H12", "10", "31", 0, , , , , , , , , , 0
  4. 範囲名「報告日」で、1999年1月1日から2002年12月31日までの日付を、範囲を確定する終了行の検索条件として設定します。

      object.FindDate "報告日", "1999", "01", "01", 1, 0, "2002", "12", "31", 2, , , , , 1
  5. 範囲名「承認日」で、2002年12月31日と等しい日付を、検索する条件として設定します。

      object.FindDate "報告日", "2002", "12", "31", 0, , , , , , , , , , 2
  6. 3.から5.の条件で検索します。

      object.Find

注意

  • 年、月、日をすべて省略した場合は、【検索】ダイアログボックスが表示されます。

  • 年と日を指定し、月を指定しない場合は、検索条件は設定されません。

  • Findメソッドを呼び出す前に、最大4つの検索条件が設定できます。

  • 検索条件を新たに設定し直す場合は、あらかじめ検索条件を削除しておく必要があります。検索条件を削除しないで設定すると、これまで設定された条件に追加されます。

  • FindOptionメソッドの「対象範囲」に「2」を指定した場合には、「範囲名」には、帳票項目の範囲名を指定する必要があります。帳票項目の範囲名を指定しない場合、FindOptionメソッドの「対象範囲」に「0」が指定されたものとみなされて検索されます。