記述形式
object.FindDate(範囲名 [,年1 [,月1 [,日1 [,比較式1 [,条件式 [,年2 [,月2 [,日2 [,比較式2 [,基準の行からの行数 [,基準の行からの方向 [,範囲名の型 [,年型の種別[,範囲の確定条件/検索条件]] ] ] ] ] ] ] ] ] ] ] ] ] )
機能
リストビューアに表示している帳票内のデータを検索する前準備として、日付を検索する条件を設定します。
パラメタの説明
検索する項目名を、半角のダブルクォーテーション「""」で囲まれた文字列として指定します。
必ず指定します。
検索する日付の年を、半角のダブルクォーテーション「""」で囲まれた文字列として指定します。文字列は、西暦の場合は半角4桁で、和暦の場合は半角3桁(Hyy:年号+年)で指定します。
省略可能です。
検索する日付の月を、半角のダブルクォーテーション「""」で囲まれた文字列として指定します。文字列は、半角2桁で指定します。
省略可能です。
検索する日付の日を、半角のダブルクォーテーション「""」で囲まれた文字列として指定します。文字列は、半角2桁で指定します。
省略可能です。
日付1の比較式を、0から2までの数値で指定します。
0:等しい 1:から 2:まで
省略可能です。省略すると「0」が指定されたものとみなします。
条件式を0の数値で指定します。
0:かつ
本パラメタは、「比較式1」に「1」を指定した場合に有効になります。
省略可能です。省略すると「0」が指定されたものとみなします。
日付2を指定した場合の比較式を指定します。
2:まで
本パラメタは、「比較式1」に「1」を指定した場合に有効になります。
省略可能です。省略すると「2」が指定されたものとみなします。
基準の行を指定して検索する場合に、基準の行からの行数を指定します。
基準の行の場合は、「0」を指定します。
本パラメタは、FindOptionメソッドの「検索する行」に「3」を指定した場合に、有効になります。
省略可能です。省略すると「0」が指定されたものとみなします。
基準の行を指定して検索する場合に、基準の行からの方向を0か1の数値で指定します。
0:基準の行から下方向 1:基準の行から上方向
基準の行の場合は、「0」を指定します。
本パラメタは、FindOptionメソッドの「検索する行」に「3」を指定した場合に、有効になります。
省略可能です。省略すると「0」が指定されたものとみなします。
表示中のオーバレイを使用しているページ以外も検索する場合に、「範囲名」の型を1から6の数値で指定します。
1:年月日型 2:年月型 3:月日型 4:年型 5:月型 6:日型
本パラメタは、表示中のオーバレイを使用しているページ以外も検索する場合に、有効になります。
省略可能です。省略すると表示中のオーバレイに設定されている帳票項目が指定されたものとみなします。
検索する年型の種別を1か2の数値で指定します。
1:西暦 2:和暦
本パラメタは、「範囲名の型」に「1」、「2」または「4」を指定した場合に、有効になります。
省略可能です。省略すると「1」が指定されたものとみなします。
不定数の複数行が1組となる帳票において、範囲を指定して検索する場合に、このメソッドで設定する検索条件が、範囲を確定するための条件か、範囲内を検索する条件かを0から3までの数値で指定します。
0:範囲を確定する開始行の条件 1:範囲を確定する終了行の条件 2:確定した範囲を検索する条件1 3:確定した範囲を検索する条件2
本パラメタはFindOptionメソッドの「検索する行」に「4」を指定した場合のみ有効になります。
省略可能です。省略すると「0」が指定されたものとみなします。
復帰値
正常終了しました。
異常終了しました。
使用例
検索条件を削除します。
object.FindClear
範囲名「日付」で、平成12年10月31日と等しい日付を検索する条件を設定します。
object.FindDate "日付", "H12", "10", "31", 0
範囲名「報告日」で、1999年1月1日から2002年12月31日までの日付を検索する条件を設定します。
object.FindDate "報告日", "1999", "01", "01", 1, 0, "2002", "12", "31", 2, 0, 0
2.と3.の条件で検索を行います。
object.Find
検索条件を削除します。
object.FindClear
検索する方法として「基準の行を指定して検索する」を設定します。
object.FindOption , , , 3
範囲名「日付」で、平成12年10月31日と等しい日付を基準の行として検索する条件を設定します。
object.FindDate "日付", "H12", "10", "31", 0, , , , , , 0, 0
基準の行から2行上の範囲名「報告日」で、1999年1月1日から2002年12月31日までの日付を検索する条件を設定します。
object.FindDate "報告日", "1999", "01", "01", 1, 0, "2002", "12", "31", 2, 2, 1
基準の行から1行下の範囲名「承認日」で、1999年1月1日から2002年12月31日までの日付を検索する条件を設定します。
object.FindDate "報告日", "1999", "01", "01", 1, 0, "2002", "12", "31", 2, 1, 0
3.から5.の条件で検索します。
object.Find
検索条件を削除します。
object.FindClear
検索する方法として「範囲を指定して検索する」を設定します。
object.FindOption , , , 4
範囲名「日付」で、平成12年10月31日と等しい日付を、範囲を確定する開始行の検索条件として設定します。
object.FindDate "日付", "H12", "10", "31", 0, , , , , , , , , , 0
範囲名「報告日」で、1999年1月1日から2002年12月31日までの日付を、範囲を確定する終了行の検索条件として設定します。
object.FindDate "報告日", "1999", "01", "01", 1, 0, "2002", "12", "31", 2, , , , , 1
範囲名「承認日」で、2002年12月31日と等しい日付を、検索する条件として設定します。
object.FindDate "報告日", "2002", "12", "31", 0, , , , , , , , , , 2
3.から5.の条件で検索します。
object.Find
注意
年、月、日をすべて省略した場合は、【検索】ダイアログボックスが表示されます。
年と日を指定し、月を指定しない場合は、検索条件は設定されません。
Findメソッドを呼び出す前に、最大4つの検索条件が設定できます。
検索条件を新たに設定し直す場合は、あらかじめ検索条件を削除しておく必要があります。検索条件を削除しないで設定すると、これまで設定された条件に追加されます。
FindOptionメソッドの「対象範囲」に「2」を指定した場合には、「範囲名」には、帳票項目の範囲名を指定する必要があります。帳票項目の範囲名を指定しない場合、FindOptionメソッドの「対象範囲」に「0」が指定されたものとみなされて検索されます。