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Interstage List Works V10.3.3 コマンドリファレンス
FUJITSU Software

2.1.2 lvacimptコマンド

管理者ツールの「アクセス権のインポート」機能をコマンドラインで実行するコマンドです。保管フォルダ、および保管フォルダ配下の帳票に対して、アクセス権を一括して設定することができます。

スーパーユーザだけが実行することができます。

インポート時の「アクセス権データファイル」の形式や編集方法など、「アクセス権のインポート」機能の詳細については、“保守手引書”を参照してください。

形式

 lvacimpt      -apath
               -uuser
               -ppassword
              [-hhost] 
              [-c]

空白または記号文字を含むパスおよび文字列を指定する場合は、半角のシングルクォーテーション「’ ’」で囲みます。「’ ’」は長さに含みません。


説明

-a

インポートするアクセス権が記述されているファイル名(アクセス権データファイル)を、pathに256バイト以内の物理パスで指定します。必須項目です。

-u

リスト管理サーバにログインするためのユーザID(管理者の権限を持つ)を、userに36バイト以内で指定します。必須項目です。

-p

リスト管理サーバにログインするためのユーザID(管理者の権限を持つ)のパスワードを、passwordに255バイト以内で指定します。必須項目です。

-h

リスト管理サーバのホスト名を、hostに64バイト以内で指定します。指定しない場合は、「localhost」が指定されたとみなされます。

-c

「アクセス権データファイル」に、インポートできないアクセス権の記述があっても、処理を継続して行う場合に指定します。

指定しない場合は、インポートできない記述以降の処理は行わず、その時点までのインポート処理を完了して終了します。


注意

他の利用者が使用中の場合や、存在しないフォルダ/帳票が「アクセス権データファイル」に記述されている場合は、エラーにはなりません。-cオプションが指定されていなくても、処理は継続されます。インポート結果は、実行履歴を確認してください。

実行履歴の詳細については、“メッセージ集”を参照してください。

復帰値

0

正常

0以外

異常


注意

アクセス権のインポートに失敗した場合は、実行履歴にエラーの詳細が出力されます。実行履歴を確認して、失敗したアクセス権の指定を修正後、再度その部分だけインポートしてください。

実行履歴の詳細については、“メッセージ集”を参照してください。

使用例

アクセス権データファイル「/listworks/data/import.dat」に記述されているアクセス権を、インポートします。インポート処理中にインポートに失敗したアクセス権があっても処理を継続して行います。

# lvacimpt   -a/listworks/data/import.dat
             -uroot
             -paaa
             -c