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Interstage List Works V10.3.3 環境構築手引書
FUJITSU Software

C.1 Symfowareデータベースを使用する場合

Symfowareデータベースを構築する際に出力される可能性の高いメッセージを説明します。参考にしてください。

詳細なメッセージの説明については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。

カレントディレクトリエラー

[メッセージ]

カレントディレクトリにcreateLWDB.batあるいはcreateLWDB.datが存在しません。
2つのファイルが存在するフォルダをカレントにして、再度実行してください。

[原因]

カレントディレクトリにcreateLWDB.batあるいはcreateLWDB.datが存在しないため、データベース構築スクリプトが正しく実行できません。

[対処]

以下のファイルが存在するフォルダをカレント(現在、参照される位置)にして、データベース構築スクリプトを実行してください。

createLWDB.bat(Solaris版ではcreateLWDB.sh)の格納場所については、以下の参照先を確認してください。
  Windows版:“2.4.1 Symfowareデータベースの環境設定”の“(4) 保管データベースの作成(データベース構築スクリプトの実行)”
  Solaris版:“3.3.1 Symfowareデータベースの環境設定”の“(10) 保管データベースの作成(データベース構築スクリプトの実行)

RDBシステム名の不一致

[メッセージ]

qdg12118u:RDBIIシステム名に誤りがあります (システム名=LWDB)
qdg02201u:rdbddlexが異常終了しました 復帰コード 01 (システム名=LWDB)

[原因]

環境変数「RDBNAME」の値として定義したRDBシステム名と、RDBシステムのセットアップで設定したRDBシステム名が一致しないため、データベースのセットアップができません。

[対処]

環境変数「RDBNAME」の値がRDBシステムのセットアップで設定したRDBシステム名と一致しているか確認して、正しい値を設定してください。
環境変数を変更した場合は、サーバを再起動してから、再度、データベース構築スクリプトを実行してください。


データベース構築エラー

[メッセージ]

データベース構築処理中にエラーが発生しました。処理を中断します。
詳細は、ログファイル(LOGFILE=./dbsetuplog.txt)を参照してください。

[原因]

データベース構築環境の異常、または設定値の異常により、データベースの構築処理中にエラーが発生しました。

[対処]

ログファイルを参照し、エラーの発生箇所を確認してください。
エラーの発生箇所は、qdgXXXXXで始まるSymfowareのエラーコードが出力されている箇所になります。詳細については、出力される可能性が高いものについて、以降で説明しています。
それぞれの対処方法に従って対処してください。

それ以外のエラーコードについては、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。

Symfowareデータベースがインストールされていない

[メッセージ]

'rdbddlex' は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

[原因]

Symfowareデータベースがインストールされていません。

[対処]

Symfowareデータベースを使用する場合は、リスト管理サーバの環境構築の前にSymfowareデータベースのインストールを済ませておく必要があります。
List Worksのインストール時に、「Symfowareデータベースをインストールする」を選択してインストールを行ってください。または、個別にSymfowareデータベースを購入している場合は、購入済みのSymfowareのインストールを行ってから、データベースの環境設定を行ってください。


DBSPACEの指定誤り

[メッセージ]

qdg12226e:データベーススペース定義文の実行で重症エラーを検出しました 詳細メッセージ='JYP4796E 指定されたローデバイスあるいはファイルをアクセスできません.errno:“2”' エラーが発生した文の先頭位置=29 (システム名=LWDB)
qdg02201u:rdbddlexが異常終了しました 復帰コード 01 (システム名=LWDB)


qdg12226e:データベーススペース定義文の実行で重症エラーを検出しました 詳細メッセージ='JYP4819E 指定されたパスが存在しません.' エラーが発生した文の先頭位置=30 (システム名=LWDB)
qdg02201u:rdbddlexが異常終了しました 復帰コード 01 (システム名=LWDB)

[原因]

2.4.3 保管データベース作成用のファイル編集”(Solaris版では“3.3.3 保管データベース作成用のファイル編集<Symfowareデータベースを使用する場合>”)のDBSPACEの定義で指定したデータベーススペースの物理ファイルのパス/ローデバイスが存在しません。
データベーススペースの物理ファイルパスは、存在する物理パス(Solaris版ではローデバイス)を指定する必要があります。

[対処]

2.4.3 保管データベース作成用のファイル編集”(Solaris版では“3.3.3 保管データベース作成用のファイル編集<Symfowareデータベースを使用する場合>”)のDBSPACEの定義で指定したデータベーススペースの物理ファイル(DBSPACEファイル)の格納パス/ローデバイスは存在するものを指定する必要があります。
createLWDB.datファイルで定義しているデータベーススペースの物理ファイルパス/ローデバイスが存在しない場合、データベース構築スクリプトはエラーになります。
createLWDB.datをテキストエディタなどで開き、存在するフォルダパスをデータベーススペースの物理ファイルパスとして指定(Solaris版ではローデバイスを指定)して、上書き保存してください。その後、再度、セットアップを実行してください。

createLWDB.datの格納場所については、以下の参照先を確認してください。
  Windows版:“2.4.1 Symfowareデータベースの環境設定”の“(4) 保管データベースの作成(データベース構築スクリプトの実行)”
  Solaris版:“3.3.1 Symfowareデータベースの環境設定”の“(10) 保管データベースの作成(データベース構築スクリプトの実行)

物理ファイルパス/ローデバイスを修正後、再度、セットアップを実行する際には、前回実行時に作成したデータベースが残っていますので、以下の方法によりデータベースを削除してください。

Windows版

deleteLWDB.batを実行し、データベースを削除してください。
deleteLWDB.batは、“2.4.1 Symfowareデータベースの環境設定”の“(2) RDBシステムの作成”の手順1で複写したフォルダ配下に格納されています。

Solaris版

「$DIR/dbsetup/symfo/drop/dropLWDB.sh」ファイルを実行し、データベースを削除してください。

$DIRは、List Worksのインストールディレクトリです。


DSI容量の超過

[メッセージ]

qdg12226e:DSI定義文の実行で重症エラーを検出しました 詳細メッセージ='JYP4801E 指定されたデータベーススペースの空き領域が不足しています.' エラーが発生した文の先頭位置=289 (システム名=LWDB)
qdg02201u:rdbddlexが異常終了しました 復帰コード 01 (システム名=LWDB)

[原因]

Database見積もりツールで見積もった結果が、データベース構築スクリプトに正しく反映されていません。

[対処]

見積もり結果を、データベース構築スクリプトに正しく反映してください。

修正後、再度、セットアップを実行する際には、前回の実行時に作成したデータベースが残っていますので、以下の方法によりデータベースを削除してください。

Windows版

deleteLWDB.batを実行し、データベースを削除してください。
deleteLWDB.batは、“2.4.1 Symfowareデータベースの環境設定”の“(2) RDBシステムの作成”の手順1で複写したフォルダ配下に格納されています。

Solaris版

「$DIR/dbsetup/symfo/drop/dropLWDB.sh」ファイルを実行し、データベースを削除してください。

$DIRは、List Worksのインストールディレクトリです。


データベースの接続確認エラー

[メッセージ]

qdg13063u:rdbexecsqlコマンドが発行するSQL文でエラーが発生しました SQL文=PREPARE SQLSTATE=37000 SQLMSG=JYP7202E 表“LW_USER”がスキーマ“LW”中には存在しません. (システム名=LWDB)

[原因]

データベース構築スクリプトで作成される表“LW_USER”が存在していません。

[対処]

データベース構築スクリプトで作成されるテーブルが、予期せぬエラーにより作成されていません。以下の方法で、現在のデータベースを削除し、RDBシステムのセットアップから再度行ってください。

Windows版

deleteLWDB.batを実行し、データベースを削除してください。
deleteLWDB.batは、“2.4.1 Symfowareデータベースの環境設定”の“(2) RDBシステムの作成”の手順1で複写したフォルダ配下に格納されています。

Solaris版

「$DIR/dbsetup/symfo/drop/dropLWDB.sh」ファイルを実行し、データベースを削除してください。

$DIRは、List Worksのインストールディレクトリです。


データベースへの接続エラー

[メッセージ]

データベースへのアクセスに失敗しました。
LDWrapperクラスがローカルデータベースアクセスをロードしていません


設定情報を確認後、再度接続確認を実行してください。

[原因]

リスト管理サーバとは別にデータベースサーバを構築する場合には、リスト管理サーバにもSymfowareクライアントが必要ですが、インストールされていないため、データベースへの接続ができません。

[対処]

リスト管理サーバにも、Symfowareクライアントをインストールしてから、再度、データベースの接続確認を行ってください。


データベースへの接続エラー

[メッセージ]

<イベントログ>
List Worksサービスの起動処理に失敗しました。
[詳細情報]
java.lang.Error: データベースのオープンに失敗しました。
Null

[原因]

リスト管理サーバとは別にデータベースサーバを構築する場合には、リスト管理サーバにもSymfowareクライアントが必要ですが、インストールされていないため、データベースへの接続ができません。

[対処]

リスト管理サーバにも、Symfowareクライアントをインストールしてから、再度、データベースの接続確認を行ってください。


データベースサーバを異なるサーバに構築した際のデータベース接続エラー

[メッセージ]

JYP1068U コード変換ライブラリがロードできません。

[原因]

データベースサーバにCharset Manager Standard Editionがインストールされていません。

[対処]

データベースサーバに以下のいずれかの製品をインストールしてください。