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Interstage List Works V10.3.3 環境構築手引書
FUJITSU Software

3.3.4 保管データベース作成が失敗した場合の再構築手順

保管データベースの作成に失敗した場合は、作成途中の保管データベースを削除してから、保管データベースを再構築します。保管データベースの再構築はスーパーユーザで行います。

再構築の手順を、使用するデータベースごとに説明します。


(1) Symfowareデータベースの場合

保管データベースの定義やファイルを削除してから、保管データベースを再構築します。

保管データベースの定義やファイルは、データベース削除スクリプト(dropLWDB.sh)を使用して削除します。dropLWDB.shは、「/opt/FJSVlw-sv/dbsetup/symfo/drop」ディレクトリ配下に格納されています。

  /optは、List Worksのインストールディレクトリです。
手順1保管データベースの削除
  1. データベース削除スクリプトの複写

    dropLWDB.shが格納されている「/opt/FJSVlw-sv/dbsetup/symfo/drop」ディレクトリを作業用ディレクトリ(例えば、/workディレクトリ)配下に複写してください。

    例)/opt/FJSVlw-sv/dbsetup/symfo/drop  →  /work/drop

    保管データベースをList Worksサーバとは別にデータベースサーバとして構築している場合は、データベースサーバの作業用ディレクトリに複写してください。


  2. データベース削除スクリプトの編集

    複写したdropLWDB.shをテキストエディタで開き、実行環境に合わせて、太字下線部分を変更します。

    #  RDBディレクトリ
    DB_DIR=/LWSFW

  3. データベース削除スクリプトの実行

    dropLWDB.shを複写先ディレクトリで実行して、保管データベースを削除します。

    実行例を以下に示します。

    # cd /work/drop
    # ./dropLWDB.sh

手順2保管データベースの再構築

再度、データベース構築スクリプトを実行して、保管データベースの構築を行います。

データベース構築スクリプトの実行については、“3.3.1 Symfowareデータベースの環境設定”を参照してください。

(2) Oracleデータベースの場合

Oracleデータベースを削除してから、再構築します。

手順1保管データベースの削除
  1. 端末エミュレータより「dbca」コマンドを実行します。

    →Database Configuration Assistant が起動され、【ようこそ】ダイアログボックスが表示されます。

  2. 【次へ】ボタンをクリックします。

    →【操作】ダイアログボックスが表示されます。

  3. 「データベースの削除」を選択し、【次へ】ボタンをクリックします。

    →【データベース】ダイアログボックスが表示されます。

  4. データベース一覧から削除する保管データベースを選択し、【完了】ボタンをクリックします。

    →削除を確認するメッセージボックスが表示されます。

  5. 【はい】ボタンをクリックします。

    →保管データベースが削除されます。


手順2保管データベースの再構築

再度、Database Configuration Assistantから保管データベースの構築を行います。

Database Configuration Assistantの詳細、および、実行時のエラーの原因、対処方法については、“Oracle Databaseのマニュアル”を参照してください。