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Interstage List Works V10.3.3 運用手引書
FUJITSU Software

4.3.1 メモリ量の目安

メモリ量の目安を説明します。

リスト管理サーバ

Windows版の場合

リスト管理サーバのメモリ量は、以下の式で算出できます。

なお、システム全体で使用するメモリ量は、リスト管理サーバで使用するメモリ量にオペレーティングシステムで推奨されているメモリ量を加算してください。

使用メモリ量  =  Javaのヒープ域サイズ (注1) × リスト管理サーバの起動プロセス数 (注2)
               + 帳票仕分けの加算値 (注3)
               + 印刷フォルダ内に残っている帳票数の和  ×  64 KB
               + 256MB(Interstage Application Serverの使用量)
               + 保管データベースの使用量(注4)

保管データベースの使用量= 800MB +(70MB × リスト管理サーバの起動プロセス数(注2))+ 共用バッファ(注5)
注1:

リスト管理サーバ環境設定の[接続]タブのJavaのヒープ域サイズに指定した値により異なります。

  512MBを指定した場合のメモリ量:  768MB
  900MBを指定した場合のメモリ量:  1.2GB
注2:

リスト管理サーバの運用形態により異なります。

  • マルチプロセス運用を利用しない場合
    1

  • マルチプロセス運用を利用する場合(List Works EEのみ)
    【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【接続】タブの「起動プロセス数」で指定した値

注3:

帳票仕分けを行う場合の加算値です(List Works EEのみ)。

仕分けする帳票の種類によって値が異なります。

帳票の種類

加算値

富士通ホスト帳票

((n1 × 128B)+(n2 × 256B)+(n3 × 260B)
  +(n4 × 64B)+(n5 × 64B)+ 24MB)× 同時受信数

n1:CMレコードの定義数
n2:CCレコードの定義数
n3:KFレコードの定義数
n4:KPレコードの定義数
n5:RSレコードの定義数

一般アプリ帳票
NetCOBOL/MeFt帳票
List Creator帳票
IBMビジネスサーバ帳票

(注)

(24MB + ((n1 + n2)× 2KB + 3KB) × 仕分け後の帳票数) × プロセス多重度

n1:共通情報のKF/KCレコードの定義数
n2:個別情報のKF/KCレコードの定義数(最大)

注:加算値の最大値は 2GBです。

注4:

List Worksサーバとは別にデータベースサーバを構築する場合は、不要です。

保管データベースの使用量は、List Worksに同梱しているSymfowareの使用量です。

製品版のSymfoware、Oracleを使用している場合は、各製品のマニュアルを参照してください。
注5:

共用バッファの使用メモリ量は、保管データベースの構築でsetupLWDB.batに指定する「RDB_BUFFER8K」の値から、以下のように計算します。なお、最大で530MBです。

1.「RDB_BUFFER8K」に指定する値を計算します。

1フォルダあたりに保管する最大帳票数 ÷ 8 × 同時ログイン数

「RDB_BUFFER8K」に指定する値は、算出された値によって、以下のように異なります。

  • 算出された値 ≦ 4317の場合

    4317

  • 4317 < 算出された値 < 65535 の場合

    算出された値

  • 65535 ≦ 算出された値 の場合

    65535

2. 必要なメモリ量を計算します。

「RDB_BUFFER8K」に指定する値 × 8KB

Solaris版の場合

リスト管理サーバのメモリ量は、以下の式で算出できます。

なお、システム全体で使用するメモリ量は、リスト管理サーバで使用するメモリ量にオペレーティングシステムで推奨されているメモリ量を加算してください。

使用メモリ量 = Javaのヒープ域サイズ(注1) × リスト管理サーバのプロセス数(注2)
                  + 帳票仕分けの加算値 (注3)
                  + 256MB(Interstage Application Serverの使用量)
                  + 保管データベースの使用量 (注4)

保管データベースの使用量= 800MB +(70MB × リスト管理サーバのプロセス数(注2))+ 共用バッファ(注5)

注1:
サーバ動作環境ファイルの「JAVA-HEAP-SIZE」キーワードに指定した値により異なります。
  0(512MB)を指定した場合:768MB
  1(900MB)を指定した場合:1.2GB

注2:
リスト管理サーバの運用形態により異なります。
  ・マルチプロセス運用を利用しない場合
    1
  ・マルチプロセス運用を利用する場合(List Works EEのみ)
    サーバ動作環境ファイルの「LWSV-PROCESS」キーワードで指定した値

注3:
帳票仕分けを行う場合の加算値です(List Works EEのみ)。
仕分けする帳票の種類によって値が異なります。

帳票の種類

加算値

富士通ホスト帳票

((n1 × 128B)+(n2 × 256B)+(n3 × 260B)+(n4 × 64B)
  +(n5 × 64B)+ 24MB)× 同時受信数

n1:CMレコードの定義数
n2:CCレコードの定義数
n3:KFレコードの定義数
n4:KPレコードの定義数
n5:RSレコードの定義数

NetCOBOL/MeFt帳票
List Creator帳票

(注)

(24MB + ((n1 + n2)× 2KB + 3KB) × 仕分け後の帳票数) × プロセス多重度

n1:共通情報のKF/KCレコードの定義数
n2:個別情報のKF/KCレコードの定義数(最大)

注:加算値の最大値は 2GBです。

注4:
List Worksサーバとは別にデータベースサーバを構築する場合は、不要です。
保管データベースの使用量は、List Worksに同梱しているSymfowareの使用量です。
製品版のSymfoware、Oracleを使用している場合は、各製品のマニュアルを参照してください。

注5:
rdbbufファイルのBUFFER8Kに4317を設定した場合:30MB
rdbbufファイルのBUFFER8Kに43170を設定した場合:300MB


Web連携

Web連携は、以下のメモリ量が必要です。

参考

安定した運用を行うためには、コンテナ数を1~6としてください。コンテナ数が6を超える運用を行う場合、Webゲートウェイサーバを増設することをおすすめします。

使用メモリ量  = 256 MB + 256 MB ×起動コンテナ数 (注)

1コンテナあたり、Webゲートウェイサーバ経由で、リスト管理サーバに同時にログインできる利用者数は、最大500人です。

1コンテナあたり、Webゲートウェイサーバ経由で、リスト管理サーバに帳票一覧を表示、帳票の表示/印刷などの処理を、同時に依頼できる利用者数は、最大50人です。


注:

コンテナは、最大10コンテナまで起動できますが、他のアプリケーションがコンテナを利用している場合は、その数を引いた値が最大の数となります。


リストファイリングサーバ

ハードディスク、MO、CD-Rへのファイリングの場合は、以下の目安になります。

推奨実メモリ  :  256 MB

使用メモリ    :  2 MB


List Worksクライアント

List Worksクライアントのメモリ量は、以下の目安になります。

推奨実メモリ (注)

1GB以上

リストナビの使用メモリ

8 MB

リストビューアの使用メモリ

8 MB

注:Windowsのメモリスワップおよびオペレーティングシステムの動作メモリを考慮して、推奨する実メモリです。1つの帳票で外字やオーバレイを多数使用している場合や、大量にヒットする検索などを実行した場合は、より多くのメモリを消費します。


Webクライアント

Webクライアントのメモリ量は、以下の目安になります。

推奨実メモリ (注)

1GB以上

使用メモリ

18 MB

注:Windowsのメモリスワップおよびオペレーティングシステムの動作メモリを考慮して、推奨する実メモリです。