情報入力画面で必要な情報
項目 | 要否 | 説明 |
---|---|---|
共有フォルダ名 | 必須 | 共有フォルダを識別するための名前です。最大76文字の半角英数字、および文字コードがUTF-8の全角文字を使用できます。
省略時は、“SF#nnn”という名前が設定されます。“nnn”には1から始まる3桁の数字が入ります。 |
データストア名 | 必須 | 共有フォルダを作成するデータストア名です。プルダウンリストから選択します。 |
所有者 | 任意 | 共有フォルダの所有者情報です。省略時は、“root”が設定されます。 |
グループ | 任意 | 共有フォルダが所属するグループ名です。省略時は、“root”が設定されます。 |
プロトコル | 任意 | プロトコルをNFS/SMBから選択します。デフォルトはNFSが選択された状態です。 |
有効化状態 | 任意 | 共有フォルダを有効な状態にするか否かを選択します。共有フォルダの定義だけを行い、アクセスできない状態にしておく場合は“Disable”を選択します。デフォルトは、“Enable”が選択された状態です。 |
詳細設定画面で必要な情報(プロトコルにNFSを選択した場合)
項目 | 要否 | 説明 |
---|---|---|
NFS許可ホスト | 任意 | NFSアクセスを許可するホスト情報です。
最大で10個まで指定できます。複数指定する場合は、コンマ(,)で区切ってください。 |
NFS rootアクセス許可ホスト | 任意 | NFS許可ホストで指定したホストの中で、rootアクセスを許可するホストです。
最大で10個まで指定できます。複数指定する場合は、コンマ(,)で区切ってください。
|
詳細設定画面で必要な情報(プロトコルにSMBを選択した場合)
項目 | 要否 | 説明 |
---|---|---|
SMB暗号化 | 任意 | 通信を暗号化するか否かを選択します。デフォルトは“Disable”が選択された状態です。 |
Oplocks | 任意 | Oplocks(ネットワークを効率化するWindows固有の機能)を有効にするか否かを定義します。デフォルトは、“Disable”が選択された状態です。 |
SMB許可ホスト | 任意 | SMBアクセスを許可するホスト情報です。
最大10個まで指定できます。複数指定する場合は、コンマ(,)で区切ってください。 |
SMB拒否ホスト | 任意 | SMBアクセスを許可しないホスト情報です。
最大で10個まで指定できます。複数指定する場合は、コンマ(,)で区切ってください。 |
注意
(*1) IPv4ネットワークは以下のどちらかの形式で指定します。
CIDR表記(プレフィックス表記)
例: 192.168.10.0/24
サブネット表記
例: 192.168.10.0/255.255.255.0
(*2) 「<リスト1> EXCEPT <リスト2>」の形式で指定します。<リスト1>、<リスト2>は以下の1つ以上の項目から構成される、空白区切りのリストです。
FQDN
IPv4アドレス
IPv4ネットワーク(*1)
「.」で始まるドメイン名
<リスト1>で指定した項目のうち、<リスト2>で指定した項目以外からのアクセスを許可または拒否します。本形式の指定文字数に関する上限はありません。
例 | SMB許可ホスト | SMB拒否ホスト | アクセス許可 |
---|---|---|---|
1 | 192.168.10.2 | 192.168.10.2 |
|
2 | 192.168.10.2 | 192.168.10.1/24 |
|
3 | 192.168.10.1/24 | 192.168.10.2 |
|
4 | 192.168.10.1/24 EXCEPT 192.168.10.2 | (なし) |
|
5 | (なし) | 192.168.10.1/24 EXCEPT 192.168.10.2 |
|
[例]
192.168.10.1/24 EXCEPT 192.168.10.2
192.168.0.0/16 EXCEPT 192.168.0.0/24
192.168.0.0/16 EXCEPT 192.168.0.0/24 192.168.1.1
.example1.com EXCEPT host1.example.com host2.example.com
.example1.com .example2.com EXCEPT host1.example.com host3.example.com
また、本製品では「a EXCEPT (b EXCEPT c)」のように入れ子構造の定義はサポートしません。
(*3) アクセス許可判定時の検索はSMB許可ホスト、SMB拒否ホストの順番で行われ、IPアドレスがマッチした時点で終了します。
ポイント
ETERNUS SF AdvancedCopy Managerのクラウドバックアップスクリプトと連携する場合、イメージファイルへの不用意なアクセスを避けるため、共有フォルダの有効化状態を“Disable”にすることを推奨します。クラウドバックアップスクリプトは、共有フォルダの有効化状態には依存せず動作します。