本製品は、NFS/SMBインターフェイスによるクラウドストレージへのアクセスを可能にします。
NFS/SMBプロトコルでアクセス可能な“共有フォルダ”を提供し、この共有フォルダに書き込まれたデータを重複排除および圧縮してローカルストレージ(キャッシュ)に格納したあとに、バックグラウンド処理でクラウドストレージに転送します。
図1.1 本製品を導入した場合のシステム概要(オンプレミス環境に構築した例)
図1.2 本製品を導入した場合のシステム概要(IaaS環境に構築した例)
本製品を利用するメリットは、以下のとおりです。
データのバックアップ先を従来のテープからクラウドストレージに変更することによって、テープの運用およびメンテナンスコストを削減できる
クラウドストレージへのデータ保管を簡易的な災害対策と位置付けることで、テープにバックアップデータを格納して遠隔地へ運送する従来の運用よりもトータルコストを削減できる
主な特長
利用しているバックアップソフトウェアのデータ格納先を本製品が提供する共有フォルダに変更するだけで、クラウドストレージへのバックアップが可能です。クラウドストレージへバックアップするためにバックアップソフトウェアの追加オプション購入や設定変更は不要です。今までのバックアップ運用を大幅に変更することなく、クラウドストレージへのバックアップ運用を実現できます。
部門ごとに異なるバックアップソフトウェアを利用している企業でも、それぞれの部門が利用中のバックアップソフトウェアを継続して利用できます。クラウドストレージへのバックアップに運用を変更しても、バックアップソフトウェアを変更したり統合したりという作業が不要です。
多くの重複データを排除できるように、可変長分割方式による重複排除を採用しています。
初期コストを抑え、必要に応じて容量を追加できる容量追加ライセンスを提供します。