仮想ネットワークとは、VMwareホストマシン内の仮想スイッチと仮想マシンで構成されるネットワークのことです。Systemwalker Network Managerでは、仮想ネットワークはVMwareホストマシンとつながるドメインの中に表示されます。
ネットワークデータベースにVMwareホストマシンを登録後、ドメインを登録することで、VMwareホストマシン上に存在する仮想ノード(仮想スイッチおよび仮想マシン)の構成を自動的にトポロジマップ上に表示することができます。また、仮想ネットワークのVLANの経路表示や仮想マシンの電源状態を可視化することもできます。ネットワークデータベースへの仮想ネットワークの登録については、5.2.2.6.5 VMwareの仮想ネットワークを登録するを参照して下さい。
注意
VMwareホストマシンは、物理ポートの障害のみ監視することができます。また、通信ができなくなった場合は不明状態として表示します。
仮想ネットワークは、障害を監視することができません。
VMwareホストマシンと通信ができなくなった場合、仮想ネットワーク内の状態を更新することはできなくなります。この状態の時は、仮想ネットワーク内の電源状態や構成の変更が発生しても、トポロジマップ上に反映することはできません。
VMwareホストマシンと通信ができなくなった場合、仮想ネットワーク内の仮想ノードは全て緑色の正常状態として表示されます。VMwareホストマシンの状態を見て、仮想ネットワークへの影響有無を判断して下さい。
Virtual Distributed Switch構成については、構成を可視化することはできません。
サービスマップの経路表示により、仮想ネットワーク上のVLANの経路情報を表示することができます。
注意
サービスマップの登録については、「6.2.2.1.10 ビューサービスを登録する」を参照して下さい。
サービスマップの表示については、「7.2.2.9 サービスマップを表示する」を参照して下さい。
VLANの経路表示については、「7.2.2.12 経路表示マップを表示する」を参照して下さい。
仮想ネットワークのVLAN経路は自動的に更新されます。
監視ビューで、仮想マシンの電源状態を監視することができます。監視ビューの操作方法については、「7.2.2 ネットワーク障害監視で提供している機能」を参照して下さい。
仮想ノードは、正常時とホストマシン通信不能時は緑色の正常状態として表示します。仮想マシンの電源をオフにするかサスペンド状態にした場合は、青色で表示します。
監視ビューを作成して運用を行う場合、仮想ネットワークは自動登録されません。監視ビューに登録したい仮想ノードや仮想リンクを選択し、通常の物理ノードや物理リンクと同じ方法で登録して下さい。ビューの作成については、第6章 監視ビューをデザインするを参照して下さい。