本書の目的
本書は、Systemwalker Network Managerの導入方法について説明します。
Systemwalker Network Manager 13.4.1
なお、本書は、Windows版を対象としています。
Systemwalker Network ManagerはWindows Server 2012(以降, Windowsと表記します)、Windows Server 2012 R2(以降, Windowsと表記します)、Windows Server 2016(以降, Windowsと表記します)、Windows Server 2019(以降, Windowsと表記します)、および、同operating system上のネットワーク管理プラットフォームの1つであるSystemwalker Centric Managerと連携して動作し、物理トポロジマップをベースとしたネットワークの構成管理、障害管理、稼動情報の収集などの機能を提供するソフトウェア製品です。
本書の読者
本書は、Systemwalker Network Managerの導入およびSystemwalker Network Managerを使用してネットワークの運用管理および各種の操作を行う利用者を対象としています。本書を利用するにあたって、以下の知識が必要です。
ネットワークに関する基本的な知識
Windowsのシステム管理に関する基本的な知識
監視対象機器のハード仕様やSNMP通信に関する基本的な知識
本書の構成
本書は、1章~10章、付録A~Fおよび用語集からなり、以下の構成となっています。
第1章 概要
概要および機能、運用形態について説明します。
第2章 導入
動作環境、必要な資源、関連プログラムのインストールおよびアンインストールについて説明します。
第3章 起動と終了
Systemwalker Network Managerの運用管理サーバと運用管理クライアントの起動/停止方法や運用管理クライアントへのログイン方法について説明します。
第4章 ユーザを登録・管理する
Systemwalker Network Managerを使用するユーザ管理方法について説明します。
第5章 ネットワークの監視設定を行う
Systemwalker Network Managerで監視を行うための設定方法について説明します。
第6章 監視ビューをデザインする
Systemwalker Network Managerで管理するネットワーク構成マップを作成する方法について説明します。
第7章 ネットワークの運用を行う
Systemwalker Network Managerを使用したネットワーク監視の運用について説明します。
第8章 コマンドリファレンス
Systemwalker Network Managerが提供するコマンドの操作について説明します。
第9章 Systemwalker製品との連携
他のSystemwalker製品と連携して運用する場合の設定方法について説明します。
第10章 保守について
Systemwalker Network Managerを運用するにあたり、バックアップ/リストアやログの収集方法など保守に関する操作方法について説明します。
付録A ネットワークデータベースのimport/export用CSVファイル
ネットワークデータベースのimport/export用CSVファイルの構成について説明します。
付録B エラーメッセージ一覧
Systemwalker Network Managerのエラーメッセージの意味と対処方法について説明します。
付録C 運用時における注意事項
Systemwalker Network Managerの運用時における注意事項について説明します。
付録D ネットワーク接続構成図例
ネットワーク接続構成図について説明します。
付録E トポロジ収集の注意事項
トポロジ収集機能の注意事項について説明します。
付録F SNMPトラップ転送プログラム
SNMPトラップ転送プログラムについて説明します。
付録G アップグレード手順
Systemwalker Network Manager 13.4.1へアップグレードするための手順について説明します。
用語集
本書で使用されているSystemwalker Network Managerの用語について説明します。
参考
Systemwalker Network Managerでは共通的な操作として、F10キーがファイルメニューを開くキーとして割り当てられています。ただし、Internet Explorerを使用している機能(障害履歴表示や操作履歴表示など)については、F10キーの割り当てはされておりません。
本書の位置づけ
マニュアル体系および位置づけを以下に示します。
Systemwalker Network Manager 13.4.1 使用手引書
導入方法、各機能の概要および運用方法について説明しています。
ソフトウェア説明書
導入方法や各機能の概要や動作環境について説明しています。
高度な安全性が要求される用途への使用について
本製品は、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業等の一般的用途を想定して開発・設計・製造されているものであり、原子力施設における核反応制御、航空機自動飛行制御、航空交通管制、大量輸送システムにおける運行制御、生命維持のための医療用機器、兵器システムにおけるミサイル発射制御など、極めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保されない場合、直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途(以下「ハイセイフティ用途」という)に使用されるよう開発・設計・製造されたものではありません。
お客さまは本製品を必要な安全性を確保する措置を施すことなくハイセイフティ用途に使用しないで下さい。また、お客さまがハイセイフティ用途に本製品を使用したことにより発生する、お客様または第三者からのいかなる請求または損害賠償に対しても富士通株式会社およびその関連会社は一切責任を負いかねます。
略語表記について
Windows(R) 8.1 Pro、Windows(R) 8.1 Enterpriseを“Windows 8.1”と略しています。
Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Standard、Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Datacenterを“Windows Server 2012”と略しています。
Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 Standard、Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 Datacenterを“Windows Server 2012 R2”と略しています。
Microsoft(R) Windows Server(R) 2016 Standard、Microsoft(R) Windows Server(R) 2016 Datacenterを“Windows Server 2016”と略しています。
Microsoft(R) Windows Server(R) 2019 Standard、Microsoft(R) Windows Server(R) 2019 Datacenterを“Windows Server 2019”と略しています。
Windows上で動作するSystemwalker Network Managerを“Windows版Systemwalker Network Manager”または“Windows版”と略しています。
Windows版Systemwalker Network Manager 13.4.1を、“Systemwalker Network Manager 13.4.1”と略しています。
商標について
Microsoftは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国での登録商標です。
MS、MS-DOS、Windows、Windows Serverは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国での登録商標です。
UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。
Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
OracleとJavaは、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
ActivePerlは、ActiveState Corporationの商標です。
その他の製品名は、各社の商標または登録商標です。
製品名等の固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
その他、本マニュアルに記載されているシステム名、製品名等には、必ずしも商標表示(TM、(R))を付記しておりません。
変更履歴
変更内容 | 変更箇所 | 版数 |
運用管理サーバの動作環境を更新しました。 | 2.2.1.1 動作環境 | 第1.2版 |
IISの設定手順を更新しました。 | 2.2.2.3.2 IISの設定 | 第1.2版 |
運用管理クライアントの動作環境を更新しました。 | 2.3.1.1 動作環境 | 第1.2版 |
アンインストール手順を更新しました。 | 2.5.1 運用管理クライアントのアンインストール | 第1.2版 |
システム停止コマンド(stopnm.bat)によるシステム停止後に強制終了コマンド(killnm.bat)を実行が必要なケースを追記しました。 また、強制終了コマンドの実行に関する説明を「注意」として記載しました。 | 3.1.2 運用管理サーバの終了 | 第1.2版 |
「参考」に、システムが停止している場合の表示内容を追記しました。 | 3.1.3 起動状態の確認 | 第1.2版 |
「注意」にコマンドの実行条件を追記しました。 | 8.1.6 nmexport.bat(バックアップ) 8.1.7 nmimport.bat(リストア) | 第1.2版 |
「参考」に、表示される内容の参照箇所を追記しました。 | 8.1.10 showproc.bat(プロセス動作状況の表示) | 第1.2版 |
「ドメイン」のOSバージョンを更新しました。 | 用語集 | 第1.2版 |
Systemwalkerのホームページ
Systemwalker製品に関する情報は以下のURLを参照して下さい。
http://systemwalker.fujitsu.com/jp/
2021年 3月 第1.2版 |
お願い
・本書を無断で他に転載しないようお願いします。 |
All Rights Reserved,Copyright (C) 株式会社PFU 2012-2021
All Rights Reserved,Copyright (C) 富士通株式会社 2012-2021