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Systemwalker Desktop Patrol 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

16.3.1 マップファイルを作成する

ロケーションマップ機能では、マップファイルに対して、機器の配置や、配置済みの機器に対する配置の取消、他のマップファイルへの機器の移動できます。これらの機能を用いて、マップファイルを作成してください。

機器の配置

マップファイルを開き、機器の配置からマップファイルの保存までの操作手順を以下に示します。

  1. システム管理者または部門管理者のアカウントでACメニューにログオンします。

    →ACメニューが表示されます。

  2. [ロケーションマップ]をクリックします。

    →Microsoft Visioが起動されます。

  3. マップファイルの格納先フォルダを設定します。以下の設定は導入時、または格納先フォルダを変更した場合だけ行ってください。

    [アドイン]タブから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[環境構築]-[マップファイルの格納先の設定]を選択し、表示される[マップファイルの格納先の設定]画面に、マップファイルの格納先のパスを設定します。

    →[マップファイルの格納先の設定]画面が表示されます。

    ※マップファイルの格納先には、あらかじめネットワークドライブへの割り当てを行っておいてください。格納先フォルダには、ネットワークドライブのパスを設定してください。

  4. [アドイン]タブから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[マップファイルの操作]-[開く]を選択します。

    →[マップファイルを開く]画面が表示されます。

  5. [マップファイルを開く]画面から設置場所を選択後、[OK]ボタンをクリックします。

    →選択した設置場所のマップファイルが表示されます。

    注意

    他の管理者が編集中のマップファイルを選択した場合、エラーになります

    選択した設置場所を他のユーザーが編集中の場合は、以下のメッセージが表示されます。

    他のユーザーが編集終了後に、再度実行してください。

    ※マップファイル上に、すでに機器が配置されている場合は、機器のシェイプの下に資産管理番号が表示されます。

    ※以下の場合、機器は表示されません。

    • ロケーションマップ機能を利用しているユーザーが部門管理者の場合、他部門の機器は表示されません。

    • マップファイル上に複数の設置場所を関連付けしている場合、設置場所が異なる機器は表示されません。

  6. [アドイン]タブから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[資産台帳との差異確認と配置]を選択します。

    →[資産台帳との差異確認と配置]画面が表示されます。

  7. [資産台帳との差異確認と配置]画面の[機器選択]ボタンをクリックします。

    →表示されているマップファイルに配置されていない機器の一覧が表示されます。

    • すでにマップファイルへ配置済みの機器については、一覧に表示されません。

    • シェイプが関連付けされていない機器については、シェイプ名に[標準のシェイプ]が表示されます。

  8. 配置する機器のチェックボックスをチェックし、[OK]ボタンをクリックします。

  9. [資産台帳との差異確認と配置]画面の[OK]ボタンをクリックします、

    →選択した機器がマップファイル上に仮配置されます。

    自動配置の設定が行われている場合は、機器が自動配置されます。自動配置の設定が行われていない場合は、マップファイルの左上の位置に配置されます。

  10. 仮配置された機器を、マップファイル上を実在する機器に合わせて配置してください。

    ポイント

    機器の情報を確認して、配置できます

    配置された機器のシェイプをダブルクリックすることで、機器の情報を確認できます。正式な配置位置に移動する際の参考データとして、活用ください。

  11. 上記の“10.”を繰り返し、マップファイルの作成を行います。

  12. [アドイン]タブから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[マップファイルの操作]-[保存]を選択し、マップファイルを保存します。

    注意

    マップファイルの保存操作は、ロケーションマップの機能から行ってください

    Microsoft Visioメニュー内のファイル保存などでは、マップファイルに編集結果が反映されません。保存する際は、必ず上記の操作で保存してください。

    保存せずに、マップファイルの[×]ボタンなどをクリックし、マップファイルを閉じようとした場合は、保存する/しないの確認メッセージが表示されます。

    注意

    マップファイルに不整合が発生した場合は、保存できません

    複数の管理者でマップファイルを編集する場合、機器とマップファイルで不整合が生じる場合があります。

    例)

    1. 管理者Aが機器Aを設置場所Aのマップファイルへ配置

    2. 上記“a)”の操作を保存する前に、管理者Bが機器Aを設置場所Bのマップファイルへ配置

    本例の場合、機器Aが設置場所A,Bのどちらにも配置されてしまいます。

    上記の例のような不整合が発生した場合、保存時に以下のメッセージが表示され、マップファイルの保存はできません。

    本メッセージを閉じた後、該当の機器は、状況確認アイコンが表示されているため、他のマップファイルを確認するか、本マップファイルから該当機器の[配置の取消]操作後、保存を行ってください。

  13. [アドイン]タブから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[マップファイルの操作]-[閉じる]を選択し、マップファイルを閉じます。

配置の取消

マップファイルに配置済みの機器に対して、配置の取消をする(マップファイルから削除する)操作手順を以下に示します。

  1. 配置済みの機器を右クリックし、表示されたメニューから[配置の取消]をクリックします。

    複数機器の配置の取消を行う場合は、取消を行う機器をすべて選択してから、[配置の取消]をクリックします。

    →[配置の取消確認]画面が表示されます。

  2. [OK]をクリックして配置の取消を行います。

他のマップへ移動

配置済みの機器を、他のマップへ移動する操作手順を以下に示します。

  1. 配置済みの機器を右クリックし、表示されたメニューから[他のマップへ移動]をクリックします。

    複数機器を移動させる場合は、移動させる機器をすべて選択してから、[他のマップへ移動]をクリックします。

    →[他のマップへ移動]画面が表示されます。

  2. 移動したい設置場所を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

    →該当する機器に移動予約アイコンが表示されます。

    ポイント

    移動の取消を行うこともできます

    ここで移動予約した機器を右クリックし、表示されたメニューから[移動の取消]をクリックすることで、移動の取消を行うことができます。

  3. [アドイン]タブから、[Desktop Patrol]-[ロケーションマップ]-[マップファイルの操作]-[保存]を選択し、マップファイルを保存します。

    保存すると、移動予約された機器がマップファイルから削除されます。

    また、移動先のマップファイルへ移動した機器が仮配置されますので、移動先のマップファイルを開き、配置位置などを調整してください。

    他のマップへの移動処理は、マップファイルの保存時に行われます。マップファイルを保存しない場合は、移動も行われません。