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Systemwalker Desktop Patrol 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

16.2 ロケーションマップ機能の導入設定を行う

ロケーションマップ機能では、マップファイル内の機器を、Microsoft Visioのシェイプで表現します。シェイプを使用する際、機器の分類/種別ごとにシェイプを割り当てます。例えば、[分類/種別]が[PC/サーバ]ならPCのシェイプを使用し、[プリンタ/レーザープリンタ]ならプリンタのシェイプを使用するなど、シェイプから機器の[分類/種別]が判別できるようにします。

※以降に示すロケーションマップ機能の導入設定は、複数の管理者で使用する場合、ロケーションマップ機能を導入したどれか一台のPCだけで行ってください。なお、本導入設定には、システム管理者のアカウントの権限が必要となります。

ロケーションマップ機能の導入方法として、本機能で使用するマップファイルの作成、および[分類/種別]とシェイプの関連付けなどの準備が必要となります。以下に、その手順を示します。

Microsoft Visioの用語について

シェイプ

マップファイルに配置するPCや、プリンタなどの図形のイメージを示したものです。

ステンシル

上記に示したシェイプの集合です。

利用用途や、シェイプの種類ごとにステンシルが作成でき、シェイプを分類できます。

分類/種別とシェイプの関連付け方法について

ロケーションマップ機能では、機器の分類/種別に関連付けるシェイプを、ひとつのステンシル(マップ用ステンシル)として登録しておきます。機器の分類/種別とシェイプを関連付ける際は、このマップ用ステンシルに登録されているシェイプと、分類/種別を関連付けます。

機器の自動配置について

マップファイル上の各座席にあらかじめユーザー名を設定しておくことで、新規に機器を配置する際に、該当する機器を自動で座席に配置します。これにより、導入時にかかる管理者の負担を軽減できます。

[自動配置での配置方法について]

※下記に自動配置例を示します。

以下に、ロケーションマップ機能の導入手順を示します。

1マップファイルの格納先の作成(必須)

マップファイルを格納するフォルダを準備します。

2マップファイルの作成と登録(必須)

Microsoft Visioを利用してレイアウト図の作成を行い、マップファイルを登録します。

3マップファイルの格納先の設定(必須)

AC機能を利用して、マップファイルの格納先を設定します。

4マップファイルの関連付け(必須)

AC機能を利用して、マップファイルと設置場所を関連付けます。

5マップ用ステンシルの作成(必須)

AC機能を利用して、シェイプの集合をマップ用ステンシルとして作成します。

6シェイプの関連付け(必須)

AC機能を利用して、機器の分類/種別にシェイプを関連付けます。

7機器の自動配置の設定(任意)

AC機能を利用して、機器の自動配置の有無と、自動配置に関連する情報を設定します。