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Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

8.7.2 印刷量監査レポートの内容

印刷量監査レポートの出力内容は以下のとおりです。

分類

シート名

説明

概要シート

概要

監査月に対し、印刷コストを印刷用紙代・CO2排出量の観点で出力します。

詳細シート

印刷上限値超過状況

監査月に対し、印刷上限超過状況を出力します。

超過端末一覧

監査当月の印刷上限値を超過する端末一覧を表示します。

グループ別一覧

監査月に対し、グループ別で印刷量を出力します。

端末別一覧

監査月に対し、端末別で印刷量を出力します。

対象グループシート

対象グループ

レポートの監査対象のグループの情報を出力します。

生成したレポートファイルや印刷結果のレイアウトは、使用しているMicrosoft Excelのバージョンやサービスパックによって異なる場合があります。
レポートに出力される各値については、特に断りがない限り表示桁数以下を四捨五入して表示します。またデータが存在しない場合は0と表示します。
レポートに出力される値のうち、年度の概念を含むものについては、監査月以降のデータは集計値に含まれません。またレポート上にも表示されません。

本レポートの説明にある、「年度(年度開始月)」「1ページあたりの印刷用紙代」「1ページあたりのCO2排出量」については、それぞれWebコンソールのログアナライザ動作設定[エコ監査設定]の「年度開始月設定」「1ページ(または1枚)あたりの用紙代」「1ページ(または1枚)あたりのCO2排出量」が使用されます。これらの値を変更する場合は、Webコンソールの設定を変更してください。詳細は“2.7.2.2.4 その他の条件を設定する”を参照してください。

概要シート:概要

(1) レポートタイトル

レポート出力ツールで指定したレポートタイトルが表示されます。

(2) 対象

管理の対象を表示します。常に「管理対象」と表示します。

(3) 対象PC台数

管理対象の全PC台数を表示します。

(4) 作成者名

レポート出力ツールで指定した作成者名が表示されます。

(5) 作成日

レポートを出力した日付が表示されます。

(6) 監査期間

レポート出力ツールで指定した監査期間が表示されます。

(7) 捺印欄

作成したファイルに捺印をするための領域です。必ず出力されます。

(8) 印刷用紙代の概算値と削減効果

当月・年度累計の印刷用紙代の概算値、前月・前年度と比較しての印刷用紙代、CO2排出量の増減分について表示します。

  • 当月の印刷用紙代の概算値の求め方
    印刷用紙代=印刷ページ数×1ページあたりの印刷用紙代

  • 当月のCO2排出量の概算値の求め方
    CO2排出量=印刷ページ数×1ページあたりのCO2排出量

  • 年度累計の印刷用紙代の概算値の求め方
    印刷用紙代=当年の年度開始月~監査月までの合計印刷ページ数×1ページあたりの印刷用紙代

  • 年度累計のCO2排出量の概算値の求め方
    CO2排出量=当年の年度開始月~監査月までの合計印刷ページ数×1ページあたりのCO2排出量

  • 「(※)累計期間」には、監査期間に対応した期間が表示されます。

  • 対前月比較は、以下のように算出しています。対前月比較は、値がマイナスの場合、改善傾向にあると判断します。

    印刷用紙代増減額=当月の印刷用紙代-前月の印刷用紙代

    CO2増減量=当月のCO2排出量-前月のCO2排出量

  • 対前年度比較は、以下のように算出しています。対前年度比較は、値がマイナスの場合、改善傾向にあると判断します。

    印刷用紙代増減額=当年の印刷用紙代年度累計(注)-前年の印刷用紙代年度累計(注)

    CO2増減量=当年のCO2排出量年度累計(注)-前年のCO2排出量年度累計(注)

    注) 対象年度の開始月~監査月までを対象

    「1ページあたりの印刷用紙代」「1ページあたりのCO2排出量」「年度開始月」について“2.7.2.2.4 その他の条件を設定する”を確認してください。

(9) 今年度の印刷量推移

今年度の印刷量(ページ)とPC台数(全体数、印刷上限値超過数)の推移をグラフ出力します。

  • 印刷量については前年度の印刷量データがあれば、あわせて表示します。

  • 横軸は年度固定(年度開始月~年度終了月)です。

(10) 印刷量の参考情報

以下のデータについて、前月と今月の情報を表示します。

  • 印刷量

  • 1台あたりの平均印刷量

  • 対象PC台数

  • 印刷上限値超過PC台数
    印刷上限値超過PCとは、“当月の印刷ページ数の合計が当月の印刷上限値を超過したPC”です。
    印刷上限値は「印刷監視動作設定」の設定によって求め方が異なります。求め方は以下の通りです。
    (印刷上限値は小数点以下を切り捨てます。)

    • 「印刷ページ数を集計する単位」が「日ごと」の端末

    • 印刷上限値= (端末の基準値) × 当月の日数(日)

    • 「印刷ページ数を集計する単位」が「週ごと」の端末

    • 印刷上限値= (端末の基準値 ÷ 7) × 当月の日数(日)

    • 「印刷ページ数を集計する単位」が「月ごと」の端末

    • 印刷上限値= (端末の基準値)

    端末の基準値の求め方:

    • [設定した印刷ページ数に達した時の動作]として「警告する」だけにチェックが入っている端末

      端末の基準値 = 「警告する」の設定ページ数

    • [設定した印刷ページ数に達した時の動作]として「警告する」と「印刷を禁止する」の両方にチェックが入っている端末

      端末の基準値 = 「印刷を禁止する」の設定ページ数

  • 前月からの印刷量の増減率(値がマイナスの場合、改善傾向にあると判断します。)

  • 前月からの印刷量の増減率とは、月内の実績が前月に対してどれだけ削減できたかを示す値です。以下の式で算出しています。

    増減率= (当月印刷量-前月印刷量)÷(前月印刷量)×100

  • 前月からの印刷量の増減率は、前月印刷量が0ページの場合は算出を行わずハイフン(-)が表示されます。

(11) 昨年との比較

印刷量について、前年度と今年度の実績、予測をグラフ表示します。

  • 予測値については、今年度の実績を月平均し、その月平均を残りの月数で掛けた値となります。

(12) ランキング

印刷量について、当月の1台あたりの平均印刷量が大きいグループからランキング表示します。またグラフ表示もします。

  • 前月のデータもある場合は、前月のデータもあわせて表示します。

  • 最大5グループまで表示されます。同一順位の場合でも6件以上は表示されません。

  • 対象グループが5グループより少ない場合は、空欄に対しハイフン(-)を表示します。

詳細シート:印刷上限値超過状況

(1) レポートタイトル

「印刷上限値超過状況」と表示されます。

(2) 対象PC台数(基準値設定PC)

本シートの対象となる、印刷監視動作設定がONのPC台数を表示します。

(3) 作成日

レポートを出力した日付が表示されます。

(4) 監査期間

レポート出力ツールで指定した監査期間が表示されます。

(5) 印刷上限値超過の参考情報

当月の印刷量、当月の印刷上限値、超過量が表示されます。

  • 当月の印刷量が印刷上限値を超過していない場合は、超過量には0と表示されます。

  • 超過量が1以上の場合は、赤太字で表示されます。

  • 印刷監視動作設定において、[警告する]または[印刷を禁止する]にチェックが入っているPCだけが集計対象となります。
    印刷監視動作設定については、“2.4.1.11 エコ監視”を参照してください。

(6) 印刷上限値超過端末の比率

端末について、「超過なし」、「超過あり」の2パターンで台数表示、および比率をグラフ表示します。

  • 印刷監視動作設定がONのPCだけ集計対象となります。

(7) 超過量別端末の比率

超過端末について、「1~基準1-1」、「基準1~基準2-1」、「基準2以上」の3パターンで台数表示、および比率をグラフ表示します。

  • 「基準1」、「基準2」は、ログアナライザの[動作設定]画面で設定する「監査の判定基準1」「監査の判定基準2」の値がそれぞれ対応します。

  • 印刷監視動作設定がONのPCだけ集計対象となります。

詳細シート:超過端末一覧

(1) レポートタイトル

「印刷量の監査レポート【印刷上限値超過端末一覧】」と表示されます。

(2) [▲]または[△]

端末の超過状態を示します。

▲:「基準2」ページ以上超過した端末を示します。

△:「基準1」~「基準2」-1ページ以上超過した端末を示します。

(3) No.

通し番号です。

(4) グループ名

グループ名です。

(5) コンピュータ名

コンピュータ名が表示されます。
コンピュータ名と名称が異なっていた場合、コンピュータ名(名称)の形式で表示されます。

(6) 当月の印刷量

当月の印刷量です。

(7) 当月の印刷上限値

当月の印刷上限値です。

(8) 超過量

超過量です。この値をキーに一覧を降順ソートします。赤太字で表示されます。

(9) 当月以降の印刷量目安

該当端末が当月の印刷上限値を年度単位で守る場合に、来月以降遵守する必要のある印刷量です。月ごと、週ごと、日ごとの3パターンで表示されます。
年度末となる月のレポートなど、年度の残日数や年度の残月数が0となる場合は算出を行わずハイフン(-)が表示されます。

  • それぞれの値は以下の計算式で算出しています。

    日ごと=(当月の印刷上限値×(年度の残月数+1)-当月の印刷量)÷(年度の残日数)

    週ごと=(当月の印刷上限値×(年度の残月数+1)-当月の印刷量)÷(年度の残日数)×7

    月ごと=(当月の印刷上限値×(年度の残月数+1)-当月の印刷量)÷(年度の残月数)

    少数点以下は切り捨てます。

当月の印刷量が当月の印刷上限値を大きく超過し、印刷上限値を年度単位で守れない端末については、値がマイナスで表示されます。

詳細シート:グループ別一覧

(1) レポートタイトル

「印刷量の監査レポート【グループ別一覧】」と表示されます。

(2) No.

通し番号です。

(3) グループ名

グループ名です。本項目をキーにソートし表示します。

(4) 当月の端末台数

当月の印刷台数を表示します。

(5) 当月の印刷量

当月の印刷量を表示します。

(6) 当月の1台あたりの平均印刷量

当月の1台あたりの平均印刷量を表示します。

(7) 当月の基準値設定端末台数

当月の端末台数のうち、印刷監視動作設定がONの端末台数を表示します。

(8) 当月の基準値設定端末の印刷量

当月の印刷量のうち、印刷監視動作設定がONの端末の印刷量を表示します。

(9) 当月の印刷上限値

当月の印刷監視動作設定がONの端末の印刷上限値です。

  • 所属端末の印刷監視動作設定が全てOFFのグループはハイフン(-)が表示されます。

詳細シート:端末別一覧

(1) レポートタイトル

「印刷量の監査レポート【端末別一覧】」と表示されます。

(2) No.

通し番号です。

(3) グループ名

グループ名です。本項目を第1優先キーとしてソートし表示します。

(4) コンピュータ名

コンピュータ名とユーザー名が表示されます。一覧は本項目を第2優先キーとしてソートし表示します。

(5) 当月の印刷量

当月の印刷量を表示します。

(6) 当月の印刷上限値

当月の印刷上限値

印刷監視動作設定がOFFの端末はハイフン(-)が表示されます。

対象グループシート:対象グループ

(1) レポートタイトル

「印刷量の監査レポート【対象グループ】」と表示されます。

(2) No.

通し番号です。

(3) グループ名

レポートの対象となるグループ名です。本項目をキーにソートし表示します。