本製品に登録されているファイバーチャネルスイッチ装置(以降、“スイッチ”と略します)の交換に必要な手順を示します。
なお、交換前と交換後のスイッチの状態によって手順が異なります。
Brocade series、PRIMERGY BX600 ファイバーチャネルスイッチブレード、VDX series、PRIMERGY コンバージドスイッチブレードの場合
交換前と交換後のスイッチのモデルおよびIPアドレスが同一の場合
閾値監視の設定内容を記録します。(閾値監視を実施している場合)
装置交換後に、Webコンソールで[設定の再読み込み]を実施します。
手順1で記録した設定内容を基に、閾値監視を開始します。(閾値監視を実施している場合)
交換前と交換後のスイッチのモデルまたはIPアドレスが異なる場合
交換対象スイッチに対する性能監視の停止(監視対象装置でない場合は不要)
閾値監視設定も行っている場合は、閾値監視を停止したあとで性能監視を停止してください。
グローバルナビゲーションタブの[ネットワーク]をクリックします。
メインペインで、交換対象スイッチ名をクリックします。
カテゴリーペインで、[性能管理]をクリックします。
カテゴリーペインで、[設定]をクリックします。
アクションペインで、[性能管理]の下にある[停止]をクリックします。
交換対象スイッチの監視状態が"Stop"になっていることを確認してください。
交換対象スイッチを本製品から削除
グローバルナビゲーションタブの[ネットワーク]をクリックします。
メインペインで、交換対象スイッチのチェックボックスをチェックします。
アクションペインで、[スイッチ]の下にある[削除]をクリックします。
交換対象スイッチを削除します。
スイッチ一覧画面に交換対象スイッチが表示されないことを確認してください。
新旧スイッチの物理交換
装置の交換作業は、当社技術員(CE)に連絡し、装置の保守手順書に従って実施してください。
カスケード接続されていないスイッチを交換する場合で、そのスイッチの構成情報(configUploadファイル)が保存されていないときは、手動でゾーニングの再設定が必要です。新スイッチを本製品に登録したあと、手順6のスイッチゾーニングの設定を実施してください。
スイッチの構成情報(configUploadファイル)の詳細は、装置添付マニュアルを参照してください。
新スイッチを本製品へ登録
登録方法は、『Webコンソール説明書』の「FCスイッチの登録」を参照してください。
登録時に必要な情報の詳細は、「5.2.3 装置の登録」を参照してください。
アクセスパスの状態の更新
グローバルナビゲーションタブの[サーバ]をクリックします。
カテゴリーペインで、[アクセスパス]をクリックします。
アクションペインで、[アクセスパスの状態]の下にある[更新]をクリックします。
アクセスパス一覧画面で、アクセスパスの状態が更新されていることを確認してください。
スイッチゾーニングの設定
新スイッチには、本製品の管理対象であった交換対象スイッチに設定されていたゾーニング情報が存在しないため、交換後にはアクセスパスが定義矛盾(Changed)として表示されます。手動でゾーニングを再設定してください。
交換対象スイッチにゾーニングが設定されていない場合や、カスケード接続されているスイッチの場合、ゾーニングの再設定は不要です。
構成情報(configUploadファイル)がある場合は、装置の保守手順書に従ってください。
注意
スイッチのゾーニング情報が以下の場合、交換の前後に関係なく、ゾーニングのアクセスパスが表示されません。
本製品管理上のHBA-CA間アクセスパス経路以外のゾーニング(HBA-HBA間、CA-CA間、HBA-UnknownFC間、CA-UnknownFC間、UnknownFC-UnknownFC間)
これにより、スイッチ交換後も、HBA-CA間のようなアクセスパス定義矛盾のWarning表示がありません。
交換対象スイッチでHBA-CA間アクセスパス経路以外のゾーニングが設定されていた場合は、スイッチのWeb ToolsまたはスイッチのCLIを利用して、ゾーニングを設定してください。
新スイッチに対する性能監視開始設定(監視対象装置でない場合は不要)
グローバルナビゲーションタブの[ネットワーク]をクリックします。
メインペインで、スイッチ名をクリックします。
カテゴリーペインで、[性能管理]をクリックします。
カテゴリーペインで、[設定]をクリックします。
アクションペインで、[性能管理]の下にある[開始]をクリックします。
監視状態が"Monitoring"になっていることを確認してください。
閾値監視設定も行っていた場合は、再度、閾値監視設定を行ってください。
注意
構成情報をカスタマイズしている場合は、性能監視を開始する前に、構成情報設定ファイルの設定内容を確認してください。
詳細は、「A.9 構成情報設定ファイル説明」を参照してください。
CFX2000 series、PRIMERGY コンバージドファブリックスイッチブレード(10Gbps 18/8+2)の場合
交換前と交換後のコンバージドファブリックのファブリックIDおよびファブリック仮想代表IPが同一の場合
装置交換後に、Webコンソールで[設定の再読み込み]を実施します。
交換前と交換後のコンバージドファブリックのファブリックIDまたはファブリック仮想代表IPが異なる場合
交換対象コンバージドファブリックを本製品から削除します。
参照
削除方法は、『Webコンソール説明書』の「FCスイッチの削除」を参照してください。
コンバージドファブリックを再構築します。
新旧スイッチを交換します。
コンバージドファブリックを再構築します。
装置の交換作業は、当社技術員(CE)に連絡し、装置の保守手順書に従って実施してください。
アクセスパスを設定している場合、手動でゾーニングの再設定が必要です。新たに構築したコンバージドファブリックを本製品に登録したあと、手順5のスイッチゾーニングの設定を実施してください。
新コンバージドファブリックを本製品に登録します。
参照
登録方法は、『Webコンソール説明書』の「FCスイッチの登録」を参照してください。
アクセスパスの状態を更新します。
参照
更新方法は、『Webコンソール説明書』の「アクセスパスの表示」を参照してください。
スイッチゾーニングの設定
新コンバージドファブリックには、本製品の管理対象であった交換対象コンバージドファブリックに設定されていたゾーニング情報が存在しないので、交換後にはアクセスパスが定義矛盾(Changed)として表示されます。手動でゾーニングを再設定してください。
交換前にゾーニングが設定されていない場合、ゾーニングの再設定は不要です。
注意
スイッチのゾーニング情報が以下の場合、交換の前後に関係なく、ゾーニングのアクセスパスが表示されません。
本製品管理上のHBA-CA間アクセスパス経路以外のゾーニング(HBA-HBA間、CA-CA間、HBA-UnknownFC間、CA-UnknownFC間、UnknownFC-UnknownFC間)
これにより、スイッチ交換後も、HBA-CA間のようなアクセスパス定義矛盾のWarning表示がありません。
交換対象スイッチでHBA-CA間アクセスパス経路以外のゾーニングが設定されていた場合は、コンバージドファブリックのCLIを利用して、ゾーニングを設定してください。