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ETERNUS SF Storage Cruiser 16.8 運用ガイド
FUJITSU Storage

7.2.7 性能管理使用例

サーバノードからETERNUS ディスクアレイに対するI/O遅延が発生した際、以下の方法で、ETERNUS ディスクアレイに要因がないかを調査できます。なお、この方法は例であり、I/O遅延を決定する要素を100%断定できるわけではありません。

  1. I/O処理遅延が発生した時間とアクセスパスを特定します。

  2. 本製品で対象アクセスパスに定義されているアフィニティグループ番号、論理ボリューム番号を確認します。

  3. 性能管理で対象論理ボリュームの性能を表示、確認します。

  4. 論理ボリュームのレスポンスタイムが悪い場合は、それが属しているRAIDグループの性能を確認します。そのRAIDグループのレスポンスタイムも悪い場合は、RAIDグループに属しているほかの論理ボリュームを、論理ボリューム一覧からRAIDグループ名で検索します。これらの論理ボリュームのI/O状況を確認し、RAIDグループに対して高い負荷を与えていないかを確認します。もし、高い負荷を与えていると判断した場合は、当該論理ボリュームをほかのRAIDグループに移動させるなどの処置を行います。