本製品は、ETERNUS VS850 S3/VS850 S2に対して障害管理をサポートします。「5.2.7 手動組込み装置の登録方法」を参照して、装置を登録してください。
ネットワークへの設定
装置に、ネットワークに接続するための設定を実施し、ネットワークに接続してください。設定方法は、装置に付属のマニュアルを参照してください。
Cluster Name設定
運用管理サーバは、装置に設定されているCluster Nameを利用して装置を特定します。そのため、装置に設定するCluster Nameはリモートサイトも含めて一意になるように設定してください。運用管理サーバに装置を登録する際は、装置名にCluster Nameを入力してください。
SNMPトラップ設定
装置のSNMPトラップが運用管理サーバに送信されるように、装置のSNMPトラップ送信先設定を実施してください。運用管理サーバがクラスタ構成の場合は、クラスタの論理IPアドレスを設定する必要があります。
管理ソフトウェア連携(ETERNUS VS850 S3だけ)
ETERNUS VS850 S3の詳細な装置状態の確認や、ボリュームの仮想化を含んだ各種の設定は、付属の管理ソフトウェアで実施してください。管理ソフトウェアは、Webコンソールから直接呼び出せます。事前に、Webコンソールで管理ソフトウェアとして以下を設定してください。svcConsoleIp は、管理ソフトウェアが実行されているサーバのIPアドレスです。
http://svcConsoleIp:9080/ica
注意
ETERNUS VS850 S3/VS850 S2は、運用管理サーバ上ではサーバノードとして扱われます。アクセスパス操作を行う場合は、ETERNUS VS850 S3/VS850 S2のファイバーチャネルポートを、サーバノードのHBAポートとみなして操作してください。
ETERNUS VS850 S3/VS850 S2は、装置のノードから構成されるクラスタ単位で運用管理サーバに登録されます。運用管理サーバに登録するIPアドレスは、装置のノードから構成されるクラスタの論理IPアドレスを設定してください。
装置登録時にIPアドレスを登録することで、装置ポーリングによる障害監視を行えます。IPアドレスは必ず登録してください。
装置に設定したCluster Nameと運用管理サーバに登録した装置名が異なると、SNMPトラップによる障害監視を行えません。必ず、装置名とCluster Nameを一致させてください。
ETERNUS VS850 S2の場合、管理ソフトウェア連携はできません。付属の管理ソフトウェアを直接利用してください。