【Windows】
定義ファイルが「C:\tmp」に退避されている場合を例にして、リストア手順を説明します。
リストアはAdministratorsグループに所属しているユーザで実行してください。
swopnstopコマンドを実行してOpen監視を停止してください。
swopnstopコマンドの詳細については、“swopnstop(Open監視停止コマンド)”を参照してください。
定義ファイルをリストアします。
バックアップを実施した環境において、「C:\tmp」ディレクトリ配下の定義ファイルの設定値を導入時から変更している場合は、変更内容を確認し、「Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.ZM\fjzbx\etc」ディレクトリの定義ファイルを編集します。
導入時の設定値の変更については、“導入時の設定を変更する”を参照してください。
「C:\tmp」ディレクトリ配下を「Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.ZM\fjzbx\etc」ディレクトリにコピーします。
xcopy C:\tmp Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.ZM\fjzbx\etc /e /y
swopnstartコマンドを実行してOpen監視を再起動します。
swopnstartコマンドの詳細については、“swopnstart(Open監視起動コマンド)”を参照してください。
【Solaris/Linux】
以下のように資産が退避されている場合を例にして、リストア手順を説明します。
リストアはrootユーザで実行してください。
バックアップする資産 | 退避先ディレクトリ |
---|---|
データベースのデータ | /tmp/backup/data |
定義ファイル | /tmp/backup/etc /tmp/backup/etc2 |
swopnstopコマンドを実行してOpen監視を停止します。
swopnstopコマンドの詳細については、“swopnstop(Open監視停止コマンド)”を参照してください。
Zabbix設定ファイルをリストアします。
バックアップを実施した環境において、「/tmp/backup/etc」ディレクトリ配下の定義ファイルの設定値を導入時から変更している場合は、変更内容を確認し、「/etc/opt/FJSVfjzbx」ディレクトリの定義ファイルを編集します。
導入時の設定値の変更については、“導入時の設定を変更する”を参照してください。
/bin/cp -pRf /tmp/backup/etc/* /etc/opt/FJSVfjzbx
Open監視サーバ/Open監視プロキシの場合は、以下のコマンドを実行してデータベースを初期化します。
/opt/FJSVswopn/bin/swopndbsetup -r
Open監視サーバ/Open監視プロキシの場合は、以下の手順でデータベースのデータをリストアします。
swopnstartコマンドを実行してOpen監視を起動します。
データベースの生成のみ行いスキーマやデータがリストアされていないためOpen監視の起動に失敗しますが、「component started normally: /opt/FJSVfjzbx/bin/mppgsctl」が表示されてPostgreSQLが正常に起動したことを確認してください。
swopnstartコマンドの詳細については、“swopnstart(Open監視起動コマンド)”を参照してください。
データベースのスキーマやデータをリストアします。
以下を実行してデータベースのスキーマやデータをリストアしてください。
指定する「9811」はPostgreSQLのデフォルト通信ポート番号です。変更している場合には変更後の通信ポート番号を指定してください。
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVftlz/mppgs/FJSVpgs/lib export LD_LIBRARY_PATH /opt/FJSVftlz/mppgs/FJSVpgs/bin/psql -p 9811 -U データベース設定のユーザ zabbix < /tmp/backup/data/db.sql
swopnstopコマンドを実行してOpen監視を停止します。
swopnstopコマンドの詳細については、“swopnstop(Open監視停止コマンド)”を参照してください。
定義ファイルをリストアします。
Apacheの設定ファイルをリストアする(Open監視サーバの場合)
/bin/cp -pRf /tmp/backup/etc2/httpd.conf /opt/FJSVftlz/mpahs/conf
データベースの設定ファイルをリストアする(Open監視サーバ/Open監視プロキシの場合)
バックアップを実施した環境において、「/tmp/backup/etc2/postgresql.conf」の設定値を導入時から変更している場合は、変更内容を確認し、[データベースの設定]のデータ格納ディレクトリ/data/postgresql.confを編集します。
導入時の設定値の変更については、“導入時の設定を変更する”を参照してください。
/bin/cp -pRf /tmp/backup/etc2/postgresql.conf [データベースの設定]のデータ格納ディレクトリ/data
swopnstartコマンドを実行してOpen監視を再起動します。
swopnstartコマンドの詳細については、“swopnstart(Open監視起動コマンド)”を参照してください。
ポイント
別の環境にリストア(移行)する場合
バックアップを行った環境とは別の環境にリストアする場合は、“導入時の設定を変更する”を参照して、導入環境の設定を確認し必要に応じて設定変更を行ってください。