ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバ二重化ガイド(独立型)
FUJITSU Software

2.1 システム構成

同じ機能を持つ複数の運用管理サーバを設置し、それぞれで運用管理作業を行います。それぞれの運用管理サーバで使用できる機能に制限はありませんが、ポリシー運用など双方から行うと不整合(あとから配付した方が適用される)を起こすこともあり、運用上の注意が必要です。また、構成情報や定義情報は、それぞれのサーバで保存し、片方がダウンした場合でも切り替え作業などは発生しません。イベントの通知と対処情報の同期が可能です。

ソフトウェア条件

インストール種別に応じて、それぞれ必要なソフトウェアをインストールしてください。ソフトウェアのバージョンレベルについては、“Systemwalker Centric Manager 解説書”を参照してください。

運用管理サーバ(二重化)

OS

ソフトウェア条件

インストール種別

Windows

Systemwalker Centric Manager EE

運用管理サーバ

Solaris

Systemwalker Centric Manager EE/GEE

Linux

Systemwalker Centric Manager EE/GEE

部門管理サーバ

OS

ソフトウェア条件

インストール種別

Windows

Systemwalker Centric Manager SE/EE

部門管理サーバ

Solaris

Systemwalker Centric Manager SE/EE

Linux

Systemwalker Centric Manager SE/EE

運用管理クライアント

OS

ソフトウェア条件

インストール種別

Windows

Systemwalker Centric Manager EE/GEE

運用管理クライアント

業務サーバ

OS

ソフトウェア条件

インストール種別

Windows

Systemwalker Centric Manager SE/EE

業務サーバ

Solaris

Systemwalker Centric Manager SE/EE

Linux

Systemwalker Centric Manager SE/EE

HP-UX

Systemwalker Centric Manager SE/EE

注意

  • 運用管理サーバ二重化を構成する各主系サーバは、同じ環境で構築します。バージョンレベルおよびOSが異なるものでは構築できません。

  • 配下になるサーバ(部門管理サーバ/業務サーバ)は、運用管理サーバと同じバージョンレベルか、それ以下のバージョンレベルで、構成してください。
    なお、配下になるサーバ(部門管理サーバ/業務サーバ)およびクライアントのバージョンレベルが運用管理サーバと異なる場合、一部の機能が使用できないことがあります。詳細については“Systemwalker Centric Manager 解説書”の“バージョンの組み合わせ”を参照してください。

  • 部門管理サーバの接続構成について

    1台の部門管理サーバから複数の運用管理サーバに接続しての監視は推奨しません。

    この構成を取った場合、以下の機能が利用できません。

    • ノード検出

    • ノード状態の監視

    • ノード状態の表示

    • 稼働状態の監視

    • MIB監視

    1台の部門管理サーバから複数の運用管理サーバに接続して監視する場合は、運用管理サーバ二重化(連携型)を導入してください。

  • 返答要求メッセージに対して「返答」を行った場合、監視イベントの状態(対処状況、対応者、メモ)は連携されません。

  • VM運用の場合、同一物理サーバ内のゲストOS、ホストOSで運用管理サーバの二重化環境を構築できません。

  • 運用管理サーバが3台以上ある環境で、自動アクションの実行の抑止・解除を利用する場合

    自動アクションの実行の抑止・解除を手動で実行する設定をしてください。