ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編
FUJITSU Software

7.36 アプリケーションの稼働状態が「非監視状態」(白色)である

対象バージョンレベル

対処1

確認ポイント

監視しているサーバでSystemwalker Centric Managerが停止中、または、再起動を行っていませんか。

原因

監視しているサーバが通信接続できていない、Systemwalkerが起動していない、または、再起動中である場合に「非監視状態」(白色)になります。

対処方法

起動直後の場合は、稼働状態が表示されるまでしばらくお待ちください。

しばらく待っても稼働状態が表示されない場合は、以下の手順でアプリケーションの最新稼働状態の表示を行ってください。

  1. Systemwalkerコンソール[監視]で、[ツリー選択]コンボボックスから[業務管理]を選択します。

  2. 業務管理ツリーの業務フォルダから、稼働状況を確認する業務のフォルダを選択します。

  3. 業務を選択した後、[表示]メニューから[最新の稼働状態を表示]を選択します。

上記の対処でも稼働状態が表示されない場合は、以下の対処を実施してください。

  1. 監視しているサーバで以下のプロセスが起動しているか確認お願いします。

    APA_CO.EXE (Windows)
    /opt/FJSVsapag/bin/APA_CO (UNIX系)

  2. 未起動の場合はSystemwalkerアプリケーション管理のデーモン(サービス)を起動してください。

    • Windowsの場合

      以下のサービスを開始します。

      Systemwalker Mpapagt

    • UNIXの場合

      以下のコマンドでアプリケーション管理のデーモンを起動します。

      /opt/FJSVsapag/opt/FJSVsapag.sh start

対処2

確認ポイント

動作設定ポリシーで稼働状況取得間隔を0分に設定し、ポリシー配付していませんか。

原因

動作設定ポリシーで稼働状況取得間隔を0分に設定し、ポリシー配付している場合、稼働状態は通知されませんので、アプリケーションの稼働状態の表示は更新されません。

対処方法

必要に応じて、Systemwalkerコンソール[監視]から、[最新稼働状態の表示]を操作し、稼働状態の表示を行ってください。また、稼働状態取得間隔を0分以外に再設定し、ポリシー配付することにより稼働状態が表示されます。

対処3

確認ポイント

アプリケーション登録時に、対象となる業務サーバのSystemwalker Centric Managerが停止していませんでしたか。

原因

運用管理サーバから業務サーバへの監視アプリケーション情報の送信が行われていないためです。

対処方法

以下の手順で、ポリシー配付を行ってください。

  1. Systemwalkerコンソールの[ポリシー]メニューから、[ポリシーの定義]-[アプリケーションの監視]を選択します。

    →[アプリケーション管理]ウィンドウが表示されます。

  2. [アプリケーション管理の設定]-[アプリケーション管理全体の設定]-[動作の設定]を選択します。

  3. [ポリシー]メニューの[作成]を選択します。

    →[動作の設定]ダイアログボックスが表示されます。

  4. [動作の設定]ダイアログボックスで、“アプリケーション情報送信種別”の項目を“エージェント起動時に毎回最新情報を送信する”、または、“次回エージェント起動時のみ最新情報を送信する”を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

  5. [ポリシー]メニューから[配付先の設定]を選択し、ポリシーの配付先を対象業務サーバに設定します。

  6. [ポリシー]メニューから[ポリシーの配付]を選択し、ポリシーを配付します。このとき“ポリシーを適用するタイミング”を、“すぐに適用する(配付先のサービスを再起動する)”にしてください。

対処4

確認ポイント

クラスタ構成で運用する運用管理サーバで待機系サーバのアプリケーションが「非監視状態」(白色)になっていませんか。(Linux版では運用管理サーバのクラスタ構成はV11.0L10以降でサポート可)

原因

運用管理サーバがクラスタ運用している場合、待機系では Systemwalkerアプリケーション監視デーモンが動作していないため、運用系から待機系のアプリケーションを監視することはできません。また、待機系のアプリケーションの稼働状況も正しく表示されません。

対処方法

運用管理サーバ自身のアプリケーションの監視は、運用系から運用系のアプリケーションのみ監視することができます。