ダイレクトアクセスキー定義ファイルは、XML文書中に存在する一意性が保証された要素ノードをテキスト式または属性式で指定し、ダイレクトアクセスキー名と対応づけるファイルです。
ダイレクトアクセスキー定義ファイルの内容は、以下の形式で記述してください。
図6.2 ダイレクトアクセスキー定義ファイルの定義
参照
テキスト式の詳細な書式は、“B.2.2 テキスト式”を参照してください。
属性式の詳細な書式は、“B.2.3 属性式”を参照してください。
定義時の定量値については、“C.4 ダイレクトアクセスにおける定量値”を参照してください。
ダイレクトアクセスキー定義ファイルを変更した場合は、Shunsakuシステムを再起動してください。
以下に、ダイレクトアクセスキー定義ファイルの指定方法について、説明します。
1行に1つのダイレクトアクセスキー名を定義してください。
ダイレクトアクセスキー名は、32バイト以内の半角英数字で指定します。
1行の最大長は4095バイトです。(改行は含みません。)
ダイレクトアクセスキーは、XML文書中で一意性が保証される必要があります。なお、Shunsaku Fileを使用している場合は、1File内で一意となる必要があります。
Symfoware Serverと連携する場合は、ダイレクトアクセスキーにSymfoware Serverの一意性制約(PRIMARY KEY)を指定してください。
1つのダイレクトアクセスキー名の定義に、最大64個のテキスト式または属性式が記述できます。
テキスト式または属性式には、“//”や“*”を指定することはできません。
同一名のダイレクトアクセスキー名を複数回定義することはできません。
行の先頭が“#”の場合、その行はコメントとして扱われます。
行の途中に“#”を指定してコメントを記述することはできません。
ダイレクトアクセスキー定義ファイルには、1つ以上のダイレクトアクセスキー名の定義を記述してください。
ダイレクトアクセスキーに指定するテキストノードまたは属性ノードがマルチバイト文字の場合、システム用動作環境ファイルに指定されたキャラクタ識別コード“CharacterCode”と同じ文字コードで記述してください。
注意
ダイレクトアクセスキー定義ファイルは、director用動作環境ファイルと同時にバックアップする必要があります。
ダイレクトアクセス機能を使用する場合には、directorがダイレクトアクセスキー情報をメモリ上に展開するため、ディレクタサーバにおける使用メモリ量が増加します。
このため、directorのメモリ使用量を見積もり、Shunsakuシステムの構成を設計する必要があります。
directorのメモリ使用量の見積りの詳細については、“導入・運用ガイド”の“資源の見積り”を参照してください。
Shunsakuでは、ダイレクトアクセスキーの一意性チェックは行いません。ダイレクトアクセスキーの一意性が保証されていない場合、同じダイレクトアクセスキーを要素ノードに持つすべてのXML文書が操作対象になるので、注意してください。
以下にダイレクトアクセスキー定義ファイルの例を記述します。
# ダイレクトアクセスキー定義ファイル key1 /doc/news/day/text(),/doc/news/number/text()
注意
テキスト式で指定したテキストノードまたは属性式で指定した属性ノードが同一文書中に複数存在する場合は、先頭のテキストノードの値または属性ノードの値を利用します。以下の場合、先頭のデータだけがアクセスの対象になり、それ以降のデータはアクセス対象外です。