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PRIMECLUSTER  RMS 導入運用手引書 4.6
FUJITSU Software

A.1.1 /etc/hosts

クラスタの一部としてすべてのホストシステムのIPアドレスとRMS名を指定する必要があります。

RMSはクラスタ内のノードを管理するために、ノード名を保持しています。 クラスタを構成する場合、標準のノード名ではなく、RMSノード名を使用します。 これらの名前は、DNSにアクセスできない場合の問題を避けるため、システムごとに/etc/hosts で指定する必要があります。 Cluster Adminを使用してRMSのCIPを設定した場合、/etc/hostsには、以下に説明する正しいRMSノード名がすでに設定されています。

デフォルトでは、以下の表のRMS命名規則に従います。

表A.1 /etc/hostsのRMS命名規則

エントリのタイプ

RMS名のパターン

プライマリノード名

<hostname>RMS

fuji2RMS
fuji3RMS

注意

RMSが使用するプライマリノード名は、そのマシンの RELIANT_HOSTNAMEに一致している必要があります。RELIANT_HOSTNAMEは、hvenv.local ファイルに記載されています。

以下の/etc/hostsのエントリは、ノードshasta1、shasta2で構成されたクラスタの設定です。インタフェース名は以下のように割当てられています。

  • パブリックネットワーク172.25.220上の標準ホスト名

  • プライベートネットワーク192.168.10上のRMSノード名

    172.25.220.83 shasta1
    172.25.220.84 shasta2
    # node names for RMS
    192.168.10.83 shasta1RMS
    192.168.10.84 shasta2RMS

A.1.1.1 /etc/hosts内のネットワークインタフェース名

Ip Addressサブアプリケーションとの切替えを行うためのネットワークインタフェースを構成設定するには、まず、インタフェースが設定可能なすべてのノードで、/etc/hostsファイルにインタフェース名を入力する必要があります。各エントリは、インタフェースのIPアドレスと名前を通常の形式で入力します。特別なコメントは必要ありません。

記述例を以下に示します。

  • IPv4 アドレス 172.25.222.223 を持つインタフェースshastavip を切り替える可能性がある場合

    172.25.222.223 shastavip
  • IPv6 アドレス fd00:1::219:99ff:fe18:1b4e を持つインタフェース shastavip6 を切り替える可能性がある場合

    fd00:1::219:99ff:fe18:1b4e shastavip6

注意

  • Ip Addressサブアプリケーションを構成する場合、指定が必要なものは/etc/hostsに記述されたインタフェース名であり、IPアドレスではありません。

  • IPv6 アドレスのリンクローカルアドレスは使用できません。

  • /etc/hosts ファイルにインタフェース名を定義する場合、IPv4 アドレスと IPv6 アドレスに同一のインタフェース名を割り当てないでください。