機能説明
本コマンドは、標準データベースの利用者を変更するコマンドです。
標準データベースの利用者は、以下の操作を行う際に必要となります。
運用環境保守ウィザードによる運用環境の拡張
SWDTP_backup.exeによる一括バックアップ
SWDTP_restore.exeによる一括リストア
SWDTP_dbbk.exeによる標準データベースのバックアップ
SWDTP_dbrs.exeによる標準データベースのリストア
dtplook.exeによるログ採取
[FJQSS(資料採取ツール)]の[資料採取(Desktop Patrol CS DBあり)]による資料採取
記述形式
dtpctlusr.exe | {/g|/r} ユーザーID |
オプション
指定されたユーザーIDを標準データベースの利用者として追加します。
指定されたユーザーIDを標準データベースの利用者から削除します。
標準データベースの利用者を変更したいユーザーIDを指定します。
ローカルコンピュータ上のAdministratorsグループ権限があるユーザーIDを指定してください。
ドメインユーザーは指定できません。
本項目は、18文字以内の先頭が英字で始まる英数字、または9文字以内の日本語文字列を指定します。
省略することはできません。また、追加ユーザーIDとして“admin”を指定することはできません。
復帰値
0:正常終了
0以外:異常終了
コマンド格納場所
CSの以下のフォルダ
CSのインストールディレクトリ\bnserv\bin |
実行に必要な権限/実行環境
運用環境保守ウィザードにより、運用環境の構築または運用環境の拡張を行ったWindowsログオンユーザーで実行する必要があります。
Administratorsグループの権限が必要です。
本コマンドはCSで実行する必要があります。
注意事項
運用環境保守ウィザードによる運用環境の拡張を行った場合、標準データベースの利用者は運用環境の拡張を行った際のユーザーIDのみとなり、他のユーザーIDはすべて削除されます。
運用環境の拡張を行った際のユーザーID以外の利用者が必要な場合は、再度本コマンドを使用して利用者の追加を行ってください。
使用例
ユーザーID「fujitsu」を利用者として追加します。
"C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\bnserv\bin\dtpctlusr.exe" /g fujitsu |