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LinkexpressTransactional Replication optionV5.0L72 説明書
FUJITSU Software

17.1.3 TRM利用者グループの作成

Windowsサーバにおける運用の場合、TRM利用者グループの作成は不要です。

TRM利用者グループとは、TRMを運用するユーザのグループアカウントのことです。
TRM利用者グループは、スーパユーザが作成します。作成したTRM利用者グループには、TRMを運用するユーザのユーザアカウントを登録します。
このTRM利用者グループは、後述のTRMのシステム環境を作成するときに指定します。これにより、許可されていないユーザによる不当なアクセスから以下の資源を保護します。

以下のユーザだけで運用する場合、TRM利用者グループを作成する必要はありません。

SolarisサーバおよびLinuxサーバにおける運用

TRM利用者グループとコマンドの実行権限の関係は、以下のとおりです。

コマンド

"sys"グループ
による運用

TRM利用者グループ
による運用

trmqdsetup

スーパユーザ
(-gオプションを指定しない)

スーパユーザ
(-gオプションを指定する)

trmqdunsetup
trmqdstr
trmqdstp

スーパユーザ

スーパユーザ

trmqdcrtq
trmqddltq
trmqdchgq
trmqdprtq
trmqdprgmsg
trmqdgetmsg

スーパユーザまたは"sys"グループに所属するユーザ

TRM利用者グループに所属するユーザ
※1

※1:スーパユーザまたは"sys"グループに所属するユーザによる運用もできます。

スーパユーザとは、以下のいずれかを示します。

Windowsサーバにおける運用

すべてAdministratorによる運用となります。TRM利用者グループの作成は不要です。
管理者としてコマンドを実行してください。("管理者: コマンド プロンプト"からコマンドを実行してください。)
コマンドの実行権限は、以下のとおりです。

コマンド

Administratorによる運用

trmqdsetup
trmqdunsetup
trmqdstp
trmqdcrtq
trmqddltq
trmqdchgq
trmqdprtq
trmqdprgmsg
trmqdgetmsg

Administrator