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Data Analytics Smarter Hub V1.1.0 操作ガイド
FUJITSU Software

3.6 分析ノードの指定 【Amazon EKS連携】

分析ノードの指定とは

Amazon EC2環境を利用する場合、分析ノードとして以下のどちらかを指定できます。

マネージャーノード
本製品の仮想アプライアンスが動作するノードです。
ワーカーノード

Kubernetesのワーカーマシンをワーカーノードと呼びます。

ワーカーノードを同じインスタンスタイプで束ねたものをノードグループと呼びます。

マルチノード構成の場合、分析実行環境としてワーカーノードを利用できます。

コンテナ、およびフローを作成する際に実行環境を選択できます。

デフォルトの実行環境は、マネージャーノード(分離なし)です。

ポイント

「機能説明書」の「第3章 システム構成」を参照してください。

構成

本製品は、以下の構成をサポートします。

シングルノード構成
本製品の仮想アプライアンスと分析処理の実行環境を同一のインスタンスに配置する構成です。
マルチノード構成
分析処理の実行環境を本製品の仮想アプライアンスから別ノードに分離する構成です。

コンテナおよびフロー作成時の設定値

表 3.30 実行環境の選択項目
指定項目 説明 デフォルト "上限"選択時の設定値 備考
ノードグループ

フローの実行環境を選択します。

  • マネージャーノード
  • ワーカーノード
マネージャーノード

事前に作成済のノードグループが名前順に表示されます。

対象のノードグループに含まれるすべてのノードが停止している場合、ノードグループ名の後ろに"(停止中)"と表示され、選択できません。

CPU CPUコア数を指定します。(上限なし・上限) 上限なし 0.1~ノードグループに設定した最大値
GPU GPUを使用する場合、チェックボックスにチェックを入れます。 使用しない

選択したノードグループにGPUがない場合、メニューが活性化されません。

注意

GPUは、GPU単位で割り当てるため、1つのGPUを同時に複数のコンテナに割り当てることはできません。

メモリー容量 メモリー容量を指定します。(上限なし・上限) 上限なし 0.1GB~選択したノードグループに設定した最大値

ポイント

コンテナ/フロー実行時
  • 実行環境に設定したリソースを使用して動作します。
  • メモリーは、上限を指定しない場合は最低で100MB使用されます。
  • メモリーは、実行環境に搭載されたメモリー量から使用されるため、作成・実行のタイミングの空きメモリー量が不足している場合には、作成・実行がエラーになります。不要なコンテナを停止するか、新しいノードグループを登録して使用してください。
フローの編集時
  • CPU 0.1 / メモリー 100MBを固定で割り当てます。上限値を指定することで、使用量の上限を設定できます。
  • 編集で使用するコンテナは、再編集の応答性を高めるため、操作を中断してから90分間はリソースを保持した状態になります。

ノードグループの電源操作

  1. グローバルナビゲーションの[システム設定] - [ノードグループ]をクリックします。
  2. [ノードグループ]画面が表示されます。

表 3.31 アイコン
アイコン アイコン名 説明
ノードの電源管理 ノードの電源管理

ノードグループの電源をON/OFFします。

電源を操作するノードグループのチェックボックスにチェックを入れて、本アイコンをクリックすると電源を操作できます。