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Data Analytics Smarter Hub V1.1.0 導入・運用・保守ガイド
FUJITSU Software

4.4.1 データ領域枯渇

ユーザーデータ領域の枯渇が発生すると、本製品が起動しなくなるなど、問題が発生する可能性があります。

これを回避するため、以下のコマンドで本製品を自動的に停止する機能を有効化します。

# dashadm system watchdog -on

ユーザーデータ領域が残り10GBを切ったタイミングで、マネージャーノードの本製品のサービスを自動的に停止します。サービスが自動停止した場合、本事象が発生していないか確認してください。

領域枯渇による停止は、本製品のコンソールに管理者権限(administrator)でログインする際に下記メッセージで確認できます

dshva20021: Insufficient disk space. Please refer to the manual for assistance.

対処方法

以下の手順1.、または手順2.のどちらかの手順で対処してください。

手順1.ユーザーデータ領域の追加・拡張
  1. dashadm datapool コマンドを使用し、ディスクの追加、または拡張を実施します。
  2. 本製品を再起動します。

    # dashadm power restart
手順2.不要なリソースの削除
  1. ユーザーデータ領域が残り10GB以下の場合に本製品を自動的に停止する機能を無効化します。

    # dashadm system watchdog -off

    注意

    本機能を無効化したままで運用を続けると領域枯渇時に製品が起動しなくなる問題が発生する可能性があります。以下の対処後必ず有効化してください。

  2. すべてのユーザーに対して、一時的に本製品の使用を停止するように連絡します。
  3. システムを再起動します。再起動を行うと本製品に接続できます。以下のコマンドを実行します。

    # dashadm power restart
  4. 不要なリソースを削除します。
  5. ユーザーデータ領域が残り10GB以下の場合に本製品を自動的に停止する機能を有効化します。運用再開前に必ず実施してください。

    # dashadm system watchdog -on
  6. 運用を再開します。