NETSTAGE/FIC セション振分けオプションが、サーバ負荷分散装置を介して富士通メインフレームと接続する方法について説明します。
NETSTAGE/FICは、富士通メインフレームとEONFonTCP/IP手順で接続します。NETSTAGE/FICは、サーバ負荷分散装置のIPアドレスに対してTCPコネクションの接続を依頼します。サーバ負荷分散装置では、EONFonTCP/IP手順を対象に、TCPコネクションの富士通メインフレームに対する振分けを行います。
任意のIPアドレスを使用して通信することができます。
NETSTAGE/FICと富士通メインフレームを同一ネットワークアドレスで接続する場合
NETSTAGE/FICおよび富士通メインフレームの実IPアドレス、サーバ負荷分散装置の仮想IPアドレスは、すべて同一ネットワーク内のIPアドレスを使用します。
NETSTAGE/FICおよび富士通メインフレームにおいて仮想IPアドレスを使用する場合、実IPアドレスはすべて同一ネットワーク内のIPアドレスを使用し、仮想IPアドレスは任意のネットワークのIPアドレスを使用します。
この場合、サーバ負荷分散装置のレイヤ2中継機能を使用して接続します。
NETSTAGE/FICと富士通メインフレームを異なるネットワークアドレスで接続する場合
NETSTAGE/FIC、富士通メインフレームおよびサーバ負荷分散装置では、任意のIPアドレスを使用できます。
なお、サーバ負荷分散装置の仮想IPアドレスは、NETSTAGE/FIC側のネットワーク内のIPアドレスを割り当てます。
この場合、サーバ負荷分散装置のレイヤ3中継機能を使用して接続します。
EONFonTCP/IP手順では、以下のポート番号を使用します。サーバ負荷分散装置では、以下のポート番号を対象に振分けの設定を行います。
ポート番号:102
FNAセションの確立
FNAセションは、富士通メインフレーム側およびNETSTAGE/FIC側のどちらからでも確立できます。