Interstage永続性プロバイダ
Java SE環境で使用する場合、クラスパスに追加するモジュールが異なります。
Java EE 5の場合、「C:\Interstage\F3FMisjee\lib\toplink-essentials.jar」
Java EE 7の場合、「C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\modules\org.eclipse.persistence.jpa.jar」
Java EE 5の場合、「/opt/FJSVisjee/lib/toplink-essentials.jar」
Java EE 7の場合、「/opt/FJSVisje7/glassfish/modules/org.eclipse.persistence.jpa.jar」
Java SE環境でのデータベース設定
Java SE環境でInterstage永続性プロバイダが使用する永続性ユニットプロパティ名が異なります。
Java EE 5プロパティ名 | Java EE 7プロパティ名 | 説明 |
---|---|---|
toplink.jdbc.driver | eclipselink.jdbc.driver | JDBCドライバクラス名(java.sql.Driverの実装クラス)です。 |
toplink.jdbc.url | eclipselink.jdbc.url | データベースへのアクセスでドライバが想定するJDBC URLです。 |
toplink.jdbc.user | eclipselink.jdbc.user | データベースへの認証アクセスで使用されるユーザ名です。 |
toplink.jdbc.password | eclipselink.jdbc.password | 選択しているデータベースへのアクセスに使用されるパスワードです。パスワードエイリアスは使用できません。 |
データベーステーブル自動生成機能
データベーステーブル自動生成機能が使用する永続性ユニットプロパティ名が異なります。
Java EE 5プロパティ名 | Java EE 7プロパティ名 | 説明 |
---|---|---|
toplink.ddl-generation | javax.persistence.schema-generation.database.action | テーブル生成のDDLをデータベースへ発行するかどうかと、テーブル生成と削除のDDLをファイルに書き込むかどうかの設定はこの2つのプロパティの組み合わせで設定します。 |
toplink.ddl-generation.output-mode | javax.persistence.schema-generation.scripts.action | |
toplink.application-location | なし | DDLファイルの格納先は以下のプロパティにフルパスで指定してください。 javax.persistence.schema-generation.scripts.create-target javax.persistence.schema-generation.scripts.drop-target |
toplink.create-ddl-jdbc-file-name | javax.persistence.schema-generation.scripts.create-target | テーブル生成のDDLのファイル名です。Java EE 7では格納先のディレクトリ名を含めて指定できます。 |
toplink.drop-ddl-jdbc-file-name | javax.persistence.schema-generation.scripts.drop-target | テーブル削除のDDLのファイル名です。Java EE 7では格納先のディレクトリ名を含めて指定できます。 |
Java EE 7ではテーブルの自動削除機能は使用できません。テーブルを削除する場合は、配備時にテーブル削除のDDLを作成するように設定し、その作成したテーブル削除のDDLを実行してください。
データベーステーブル自動生成機能の詳細については「2.11.6 データベーステーブル自動生成機能」を参照してください。
Pessimistic Locking機能の定義方法
行のロック機能のPessimistic Locking機能の定義方法が異なります。
Java EE 5の場合、Pessimistic Locking機能はJPQLクエリのヒントに定義します。
クエリヒントは、deployment descriptor (orm.xml)のquery-hintタグ、アノテーション(@QueryHint)、またはQuery.setHintメソッドで指定します。
クエリヒント名 | 値(太字:省略値) | 説明 |
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toplink.pessimistic-lock | Lock | クエリの実行にSELECT FOR UPDATE命令を使用します。 |
LockNoWait | クエリの実行にSELECT FOR UPDATE NOWAIT命令を使用します。 | |
NoLock | クエリの実行にSELECTを使用します。 |
Java EE 7の場合、Pessimistic Locking機能は、deployment descriptor (orm.xml)のlock-modeタグ、アノテーション(@NamedQueryのlockMode属性)、またはQuery.setLockModeメソッド、EntityManager.findメソッド、EntityManager.lockメソッドで指定します。
行のロック機能の詳細については「2.11.7 行のロック機能」を参照してください。
SQLログ機能
SQLログ機能が使用する永続性ユニットプロパティ名が異なります。
Java EE 5プロパティ名 | Java EE 7プロパティ名 | 説明 |
---|---|---|
toplink.logging.level.sql | eclipselink.logging.level.sql | SQLログ機能のログレベルを指定します。 |
SQLログ機能の詳細は「2.11.8 SQLログ機能」を参照してください。