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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

14.2.7 JPAについて

Interstage永続性プロバイダ

Java SE環境で使用する場合、クラスパスに追加するモジュールが異なります。

Java EE 5の場合、「C:\Interstage\F3FMisjee\lib\toplink-essentials.jar」

Java EE 7の場合、「C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\modules\org.eclipse.persistence.jpa.jar」

Java EE 5の場合、「/opt/FJSVisjee/lib/toplink-essentials.jar」

Java EE 7の場合、「/opt/FJSVisje7/glassfish/modules/org.eclipse.persistence.jpa.jar」

Java SE環境でのデータベース設定

Java SE環境でInterstage永続性プロバイダが使用する永続性ユニットプロパティ名が異なります。

Java EE 5プロパティ名

Java EE 7プロパティ名

説明

toplink.jdbc.driver

eclipselink.jdbc.driver

JDBCドライバクラス名(java.sql.Driverの実装クラス)です。

toplink.jdbc.url

eclipselink.jdbc.url

データベースへのアクセスでドライバが想定するJDBC URLです。

toplink.jdbc.user

eclipselink.jdbc.user

データベースへの認証アクセスで使用されるユーザ名です。

toplink.jdbc.password

eclipselink.jdbc.password

選択しているデータベースへのアクセスに使用されるパスワードです。パスワードエイリアスは使用できません。

データベーステーブル自動生成機能

データベーステーブル自動生成機能が使用する永続性ユニットプロパティ名が異なります。

Java EE 5プロパティ名

Java EE 7プロパティ名

説明

toplink.ddl-generation

javax.persistence.schema-generation.database.action

テーブル生成のDDLをデータベースへ発行するかどうかと、テーブル生成と削除のDDLをファイルに書き込むかどうかの設定はこの2つのプロパティの組み合わせで設定します。

toplink.ddl-generation.output-mode

javax.persistence.schema-generation.scripts.action

toplink.application-location

なし

DDLファイルの格納先は以下のプロパティにフルパスで指定してください。

javax.persistence.schema-generation.scripts.create-target

javax.persistence.schema-generation.scripts.drop-target

toplink.create-ddl-jdbc-file-name

javax.persistence.schema-generation.scripts.create-target

テーブル生成のDDLのファイル名です。Java EE 7では格納先のディレクトリ名を含めて指定できます。

toplink.drop-ddl-jdbc-file-name

javax.persistence.schema-generation.scripts.drop-target

テーブル削除のDDLのファイル名です。Java EE 7では格納先のディレクトリ名を含めて指定できます。

Java EE 7ではテーブルの自動削除機能は使用できません。テーブルを削除する場合は、配備時にテーブル削除のDDLを作成するように設定し、その作成したテーブル削除のDDLを実行してください。

データベーステーブル自動生成機能の詳細については「2.11.6 データベーステーブル自動生成機能」を参照してください。

Pessimistic Locking機能の定義方法

行のロック機能のPessimistic Locking機能の定義方法が異なります。

Java EE 5の場合、Pessimistic Locking機能はJPQLクエリのヒントに定義します。

クエリヒントは、deployment descriptor (orm.xml)のquery-hintタグ、アノテーション(@QueryHint)、またはQuery.setHintメソッドで指定します。

クエリヒント名

値(太字:省略値)

説明

toplink.pessimistic-lock

Lock

クエリの実行にSELECT FOR UPDATE命令を使用します。

LockNoWait

クエリの実行にSELECT FOR UPDATE NOWAIT命令を使用します。

NoLock

クエリの実行にSELECTを使用します。

Java EE 7の場合、Pessimistic Locking機能は、deployment descriptor (orm.xml)のlock-modeタグ、アノテーション(@NamedQueryのlockMode属性)、またはQuery.setLockModeメソッド、EntityManager.findメソッド、EntityManager.lockメソッドで指定します。

行のロック機能の詳細については「2.11.7 行のロック機能」を参照してください。

SQLログ機能

SQLログ機能が使用する永続性ユニットプロパティ名が異なります。

Java EE 5プロパティ名

Java EE 7プロパティ名

説明

toplink.logging.level.sql

eclipselink.logging.level.sql

SQLログ機能のログレベルを指定します。

SQLログ機能の詳細は「2.11.8 SQLログ機能」を参照してください。