Webコンテナは、以下のようにクライアントからリクエストを受け付けて処理します。以下の図はWebサーバを経由する運用の場合です。
Webサーバを経由する運用の場合、Webサーバがクライアントからリクエストを受け付け、Webサーバコネクタ経由でWebコンテナへ送信します。
Webコンテナが、クライアントまたはWebサーバコネクタからリクエストを受け付けます。
なお、受け付け前のリクエストは、HTTPリスナーのソケットのバックログで受け付け待ちをしています。
受け付けたリクエストを一時的にスレッドプールのキューに格納します。
スレッドプールに空きがある場合、リクエストが処理されます。
上記はWebコンテナのチューニングポイントとして以下の2つに分類できます。
6.4.2 同時処理数(最小プールサイズ、最大プールサイズ、アイドルタイムアウト)
Webコンテナの処理の流れの4.は、同時処理数に関係しています。
4.のスレッドプールのスレッド数は「最小プールサイズ」、「最大プールサイズ」で設定することが可能です。
6.4.3 接続数(WebサーバコネクタのWebコンテナへの最大接続数、最大接続数、キューサイズ)
Webコンテナの処理の流れの1.、2.、3.は、接続数に関係しています。
1.のWebコンテナへの接続数は「WebサーバコネクタのWebコンテナへの最大接続数」で設定することが可能です。
2.のバックログに格納できるリクエスト数は「最大接続数」で設定することが可能です。
3.のキューに格納できるリクエスト数は「キューサイズ」で設定することが可能です。